次のチーム紹介はブルーズの2選手を含む若手中心のチームで再び栄光をつかむことを狙うイタリア代表だ。

イタリア – グループA

元マンチェスター・シティ監督のロベルト・マンチーニは2018年に代表監督に就任してから、チームの再建に着手してきた。Euro 2020ではそれなりの期待が寄せられている。

2006年のワールドカップを制し、欧州選手権では4回中2回決勝に進出したイタリアだったが、前回のワールドカップで本戦出場を果たせず一つの時代の終わりを告げることになった。

マンチーニはチームの核となるベテラン勢に加え経験の少ない若手を多く召集し、新旧世代のちょうどいいバランスを見つけるために3年間で70人を代表に呼んだ。

その努力が実を結び、これまで27試合無敗記録を樹立しており、グループステージ無敗となると80年間続いた国内記録に並ぶことになる。この記録には予選での10連勝も含まれており、アズーリは現在8連勝中で、親善試合2試合では11得点無失点となっている。

マンチーニ監督の下でのこうした実績に加え、グループリーグの3試合がすべてホームのローマで行われることから、イタリアは自信を持ってユーロに臨むことができる。ただし、国際大会で1試合以上先発したことのあるメンバーが3人しかいないという経験の少なさから、それほど期待は高くないのが現状だ。

対戦相手

イタリアはグループAの最有力候補だが、2016年の前大会でサプライズとなったウェールズはチェルシーのイーサン・アンパドゥなどの若手が加わっており、グループステージの行方がどうなるか予測は難しい。

しかしイタリアにとって最も強敵となるのは、長年一緒にプレーしてきたメンバーにより確立されたチームであり、得点力のあるトルコであろう。予選ではフランスと終始互角に渡り合い、ホームで勝利した後にパリでは引き分け、最近ではドイツとクロアチアに親善試合で引き分け、さらに3月のワールドカップ予選ではオランダに4-2で圧勝するなど、好調を維持している。

グループAのその他のチームも戦力を測るのが難しいところだ。スイスは予選で印象的な成績を残し、2019年にはネーションズリーグの準決勝に進出したが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる中断の後、2020年には7試合中1試合も勝てなかった。そのうち4敗を喫したが、3つの引き分けはドイツ(2回)とスペインという強力な相手との対戦であり、その後、2021年には5戦全勝で本大会に臨む。

ブルーズ

ジョルジーニョとエメルソンは、アタランタのDFラファエル・トロイとともにイタリア代表に選出された3人のブラジル出身選手のうちの2人であり、1930年代にワールドカップで優勝して以来、南米から帰化した選手(現地では「オリウンディ」と呼ばれる)の伝統を引き継いでいる。

ジョルジーニョは、パリ・サン=ジェルマンのマルコ・ヴェッラッティのコンディションが芳しくないこともあり、予選ではニコロ・バレッラとともに安定した中盤のレギュラーとして活躍し、ギリシャ戦では本大会出場を決定づけるゴールを決めた。

マンチーニ監督は何度もエメルソンへの信頼を明言しているが、ローマのレオナルド・スピナッツォーラとの激しいポジション争い中で、エメルソンが先発メンバーとしての地位を確立しているとは言い難い。

試合日程(イギリス時間)

イタリアvsトルコ 6月11日(金)午後8時 スタディオ・オリンピコ

イタリアvsスイス 6月16日(水)午後8時 スタディオ・オリンピコ

イタリアvsウェールズ 6月20日(日)午後5時 スタディオ・オリンピコ

イタリアがグループリーグを1位通過した場合、決勝トーナメント第1戦はグループC(オーストリア、オランダ、北マケドニア、ウクライナ)の2位と対戦する。

イタリアがグループリーグを2位通過した場合、決勝トーナメント第1戦はグループB(ベルギー、デンマーク、フィンランド、ロシア)の2位と対戦する。

メンバー

GK:ジャンルイジ・ドンナルンマ(ACミラン)、アレックス・メレット(ナポリ)、サルヴァトーレ・シリグ(トリノ)

DF:フランチェスコ・アチェルビ(ラツィオ)、アレッサンドロ・バストーニ(インテル・ミラノ)、レオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス)、ジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス)、ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ)、エメルソン(チェルシー)、アレッサンドロ・フロレンツィ(パリ・サン=ジェルマン)、レオナルド・スピナッツォーラ(ローマ)、ラファエル・トロイ(アタランタ)

MF:ニコロ・バレッラ(インテル・ミラノ)、フェデリコ・ベルナルデスキ(ユヴェントス)、フェデリコ・キエーザ(ユベユヴェントスントス)、ブライアン・クリスタンテ(ローマ)、ジョルジーニョ(チェルシー)、マヌエル・ロカテッリ(サッスオーロ)、ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)、マッテオ・ペッシーナ(アタランタ)、マルコ・ヴェッラッティ(パリ・サン=ジェルマン)

FW:アンドレア・ベロッティ(トリノ)、ドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)、チーロ・インモービレ(ラツィオ)、ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)、ジャコモ・ラスパドリ(サッスオーロ)