ポルトとの試合で闘志を見せチャンピオンズリーグ準決勝進出を決めたチームを称賛するアスピリクエタ。
セビーリャで行われた第2戦ではディフェンス陣が落ち着いたプレーを見せ、アディショナルタイムにポルトが1点を決め勝利したものの、チェルシーが第1戦のリードを守り切り2戦合計2-1でこの対決を制した。
立て続けにゴール前にクロスを放つポルトの攻撃に対し守備陣は対応に追われたが、チェルシーはそつのないプレーで準決勝進出を決めた。
「ポルトが難しい相手であることはわかっていた。彼らは高い運動量でユヴェントスを破ったし、チェルシーも第1戦は良い結果となったが苦戦することはわかっていた。」
「結果的に敗戦となったが試合をうまくコントロールできていたし、最後の数メートルではもっとチャンスを作れたと思うし、運もなかった。ポルトには非常に優れた攻撃的プレーヤーが多くいて、国内リーグでは試合を試合することに慣れている。様々な攻撃からチャンスを作れるし、ベンチの層も厚い。だから彼らは非常に良いチームだと思う。ポルトはどの試合でも相手を苦しめている。自由にプレーさせないしアグレッシブに来るから闘う必要がある。チェルシーはどんなかたちでも準決勝に進むという闘志を見せた。もちろんもっとうまくできたはずだとは思うが、チーム全員がこの2試合共に闘った。」
アスピリクエタは攻撃陣の高い位置からのプレッシャーによりディフェンス陣の負担が軽減されたとも語る。チェルシーのカウンターをポルトはファールで止め、プリシッチは90分間ずっと削られていた。
「チームスピリットが素晴らしかった。全力で闘ったし攻撃陣の運動量も多かった。チーム全員でしっかりと守った。攻撃陣はボールを取り返し、ポゼッションでも貢献した。ポルトは毎回ファールでチェルシーのカウンター攻撃を止めに来たから、攻守の切り替えがうまくいかなかった。だからチームとして非常にうまくいったと思うし、全員が見せた闘志に非常に満足している。」
この試合の結果、準決勝でリヴァプールとレアル・マドリードの勝者と対戦することが決まったチェルシー。レアル・マドリードはホームにて3-1で先勝しており、今夜アンフィールドにて2戦目に臨む。アスピリクエタはチェルシーがどのチームと対戦することになっても決勝進出の可能性があると自信を見せるが、今はウェンブリーで行われるマンCとのビッグマッチに集中すべきだと言う。
「どの相手と対戦するかわからないが、ヨーロッパのトップクラブと対戦するのは常に難しいことだ。チャンスはあるはずだから2試合全力で臨みたい。今は土曜日のFAカップ準決勝に集中すべきだ。チームは良くなっているし有能な選手がたくさんいる。選手層も厚いしみんながメンバー入りするために努力している。」