今夏は4度の年間最優秀選手賞受賞選手を失っての引き継ぎとなったフランク・ランパード監督だが、相手ゴール前での脅威は十分と自信をのぞかせている。

土曜日のバーンリー戦ではクリスティアン・プリシッチが大活躍。クラブのリーグ戦ハットトリック達成最年少記録を更新し、勝利に貢献した。

過去7年に渡って攻撃を牽引したアザールが今年6月にレアル・マドリッドに移籍したことで、その攻撃力が疑問視されていたチェルシーだったが、いわゆる人手が多ければ仕事は楽になるという状況になっているようだ。

今シーズンここまでのリーグ戦ゴールのうち9点が攻撃的ミッドフィルダーから生まれたもので、ここからアシストも8生まれている。多くの選手が確実に数字を残している証拠だ。

「昨年のゴール数のおよそ半分に貢献していたエデンのような選手が去ったのだから、変化の時期だと囁かれるのも当然だろうね」と話すランパード。

「この事実はしっかり受け止め、その上であの決定力を補うためのチーム作りをしないといけない。そしてそれだけの選手はここに揃っている。ゴールを狙う攻撃的な選手がいて、ボールを早く動かし、ワイドへボールを回したりもする。クロスしたりボールをチームの中で動かすことで、チーム全体でのゴールを狙っているんだ。このやり方を続けていかないといけない」

「どこだってエデン・アザールのような選手は欲しいだろうさ。だが任されたチームはそうじゃない。今いる優れた選手たちで、どう攻撃を仕掛けるかが重要だ。バーンリーまで来てくれたチェルシーサポーターは、攻撃的なプレーが見たかったはずだ。それは自分も望んでいるスタイルなんだよ」

「もちろん守備の課題はある。だがまずはとにかく早いボール回しでチャンスにつなげること。それが今のプレーだ。毎日の練習で意識しているが、そう簡単に具現化できるものでもない」

自身の理想がまだ先にあるとしつつも、現在7連勝で突き進むチームには、リーグにチャンピオンズリーグと期待はかかっている。

とはいえ何より嬉しいことは、日々の練習での選手たちが見せる姿勢のようだ。

「立ち上がりは厳しかったが、チームを日々信じていた。だから今の結果には満足だ」と話すランパード。「とにかくハードワークを続けているが、常に改善点はある。自信過剰になってはいけない。過度な期待を自分たちに向けてはいけないんだ。まずは目の前の試合、日々の練習から。余韻に浸る時間もあるだろうけど、しっかり働きかけるのが自分の仕事だ」

記事:ハットトリックを振り返るプリシッチ