今シーズンからプレミアリーグに導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に対し、フランク・ランパードは歓迎の意向を見せている。
コブハムで行われた記者会見に姿を見せたフランク・ランパード。今週にはレフェリーの統括組織の代表であるマイク・ライリーが、4つの場面でVARが適切に使用されなかったと明らかにしている。
「リーグ戦4試合において非常に良いVARの適用方法が見られた」ライリーはコメント。
「VARがレフェリーに助言を与えたのは6回で、いずれも良い適用であった。4つの場面でVARが適用されなかった。これはVAR側の判断であって、プロセスには問題がなかった」
ライリーによれば、この判断で影響を受けたのはワトフォード、ボーンマス、マンチェスター・シティ、ウェストハムの4チームだ。
「正しく適用されなかったのが4回という数字には同意できないね。少なくとも5回はあったはずだ」ランパードは話す。
「ノリッチ戦では(セサル・)アスピリクエタが倒されたシーンがPKだったはずだが、レビューされることはなかった。これは自分の意見であって、それぞれの監督がそれぞれの意見を持つだろう。でもあれは明らかなPKだったよ」
「今は移行の時期であって、問題も発生するだろう。様々な意見が必要になるよ」
「彼ら(レフェリー)は状況を良くしようとしているし、上手くいかないことがあるのも当然だ」
「グループとしてこの問題に取り組まないとね。皆がともに動いて、自分たちのできる限りを尽くす。簡単ではないよ。映像のリプレイを導入してすぐに皆が満足するというような、期待していた通りにはいかない。こうした問題を改善することが大切なんだ」