8日間で3試合を戦うチェルシーはアムステルダムからランカシャーへと移動し、土曜日に公式戦7連勝をかけてターフ・ムーアでの一戦を迎える。

2年半ぶりの連勝記録を伸ばしつつあるチェルシーは、ミッドウィークのチャンピオンズリーグでアヤックスも下し自信を深め好調ぶりをアピールしている。

しかしながらフランク・ランパードはプレミアリーグ4位以内のポジションを固めるために油断はできないと念を押した。

とは言え選手の気を引き締めるのには怒りよりも、別の手法でパフォーマンスのレベルを高めたいと語っている。

「現役時代の経験から、こうした連勝中は練習でもどこかリラックスしたムードが漂いがちなんだ」と話すランパード。「でも歳を取るにつれて、こうした雰囲気を危険視するようになった。だからこそこのタイミングで、自分もスタッフも改めて気を引き締めるようにしていきたい」

「声がけに気を払ってはいるが、声を荒げるようなことはしたくない。タイミングを見て明確なメッセージを伝えたいし、道が逸れた時はしっかり正してあげるのも自分の役割だ」

ランパードにとってこの数ヶ月はスタッフや選手にとって最高の環境を整えるため、自身のやり方を根付かせる時間にもなっている。オランダでの勝利を経て、タミー・エイブラハムはチームの一体感を称賛。ランパードも常に選手のベストを引き出せるような状況を目指しているとコメントした。

「練習や試合で手を抜いていると感じていたら、声を荒げることもあっただろう。しかしこういう状況自体が望ましくない」と話すランパード。「そういった環境は芳しくない。ギリギリを攻めるのは良いかもしれないが、日々そういう状態で仕事はしたくないだろう」

「ハリー(・レドナップ)は自分が若手だったウェストハム時代、声を出す方の監督だった。サンドイッチなんかを投げつけたりもしてた。だが時代が変わるにつれて、ハリーも変わっていった。徐々にそういうやり方は減っていったし、今の選手は昔とは違う。だからこちらも順応していかないとね」

今のチームで最年少になるのがカラム・ハドソン=オドイ。故障明けから存在感を示し、確実にチームの力になっている。ランパードは才能ある若手であることは認めつつも、そのポテンシャルを最大限に引き出す必要性も言及。そこにはアメとムチの考え方もあるようだ。

「アヤックス戦はいい試金石になった。あのチーム相手に十分やれることを証明できたけど、次は決定力だね。これは大きな挑戦だ」と続けるランパード。

「基本的には近くにいるし、時にはあえて外部に向けてコメントすることもある。そうやって奮起するタイプだと知っているからね。ラヒーム・スターリングについて触れたことがあったが、イングランドの若手にとってはいいロールモデルだからだ。あらゆる面でね」

「カラムにも同じような成長を求めているし、それは日々の練習の中から生まれるものだ。全力を尽くして、自分やスタッフ、チームメイトの声にもしっかり耳を傾けることで成長してほしい。この調子でどんどん伸びてくれることを期待しているよ」

アシスタントを務めるジョディ・モリス、ジョー・エドワーズはいずれもアカデミー時代からハドソン=オドイを指導している。ハドソン=オドイは現在リーグ戦ここ2試合でアシストを記録しているが、ランパードやサポーターもさらなる活躍を期待しているはずだ。

「ジョディやジョーが自分以上に(ハドソン=オドイを)理解していることはありがたいことだ」と話すランパード。「才能は間違いない。もっと出来ることも分かっている。若手に対しては一貫して同じように考えているよ」

「怪我から復帰して以降、どうすればいいかを考えている。ボールを持った時、オフザボールの動き、決定力など、真のトッププレイヤーにするためにどうすべきかをね。その兆候が出始めているのはいいことだ。ここまでは順調だが、もっと期待しているよ」