土曜日の夜、チェルシーはダブリンで行われたセント・パトリックス・アスレティックとのトレーニングマッチを制し、チームの進歩に喜びをあらわしたランパード。
チェルシーに新しく就任したランパードはメイソン・マウント、エメルソン、ジルーらの4ゴールを挙げての勝利をベンチから見届けた。
「自分たちはもっとゴールを奪うべきだったが、素晴らしいパフォーマンスを見れたから満足はしているよ。特に前半は良かったね」と話し、「中盤でのビルドアップとコンビネーション、相手陣地でのボックス付近での動きはファンタスティックだった」と続けたランパード。
「ゲームに勝ったことは大事だか、若手の選手たちにとってもまた重要なゲームになったに違いない。自分たちは着実にステップアップしている。プレシーズンは多くのプレーする機会があるが、その一方でフィジカル面にも気を使う必要がある」
トップチームデビューを果たしゴールを奪ったマウント。ランパードは若手選手の活躍を嬉しく思っており、特に18歳のビリー・ギルモアは頭のキレとクオリティをこの9日間で示した。
「プレシーズンで若手選手が成長することは大切なことだ。彼らはトップチームでプレーするのに十分な実力を備えている」とランパードは話した。「タミー(エイブラハム)とミシー(バチュアイ)は前線で自分が望んだ仕事を果たしてくれた。メイソンはロスのそばで昨年所属していたダービー・カウンティでのプレーを披露していたね。だから多く素晴らしいパフォーマンスを目にすることができたんだ」
「ビリー・ギルモアは素晴らしい時間を過ごしたね。彼は若手だが、彼が見せたパーソナリティと試合でのプレーは素晴らしいものであった。今シーズン、このまま順調に成長していくことを願うばかりだよ」
またランパードは彼のチーム目標である柔軟性についても語った。前半は4-4-2のダイヤモンド、後半は4-2-3-1という陣形をとった。移籍市場で新しい選手を獲得することができないが、ランパードは今の人材で成功を掴み取ることができると信じているようだ。
「自分たちはもっと柔軟性を高めたいと思っている。試合ごとに何か変化させなければならないんだ。このまま順調にトレーニングを続けて、選手たちには柔軟性を手に入れてもらいたいね。チェルシーが新しく選手を買うことができないのは心得ている。だから自分たちはプレシーズンでその打開策を見つけ、チームにとって厳しい環境の中で成功を収めたいんだ」
「前半は本当に上手くいっていた。自分たちは中盤に人数をかけて、試合を支配した。このようなゲームではそれをすべきなんだ。みんなフィットし始めている。よりトレーニングを重ねればコンビネーションも良くなる」
週の初めからダブリンで過ごしたエンゴロ・カンテだが、ボヘミアンズ戦とセント・パトリックス戦には出場していない。ランパードはカンテのコンディションについてコメントした。
「今週、彼はフィジカルトレーニングを行っていた。昨シーズンの終盤からの怪我の影響を未だに感じているようだからね。彼が良くなることを願っているよ」とコメントしたランパード。「あまり大きな問題ではないんだ。自分たちは彼が素晴らしい姿勢でトレーニングに臨んでいるのを知っている。だから彼には一刻も早くプレーしてもらいたいと思っているよ。来週の日本での試合は、彼を試合メンバーとして数えることができることを願うばかりだ」