エンゴロ・カンテとウィリアンはHeads UP FAカップ決勝戦でチームに復帰することが決まった。一方、ロフタス=チークは怪我のためメンバー入りしない。

カンテは今月初旬、ワトフォード戦でハムストリングの怪我によって途中退場してからメンバー入りしていなかった。一方、ウィリアンはチャンピオンズリーグ出場権がかかったリーグ最終節のウルブス戦を欠場していた。

「エンゴロ・カンテとウィリアンはメンバーに入る。スタメンに入るかどうかはまだわからない。」そう伝えるランパード。

しかし、悪いニュースもある。

「ロフタス=チークは昨日少し問題を抱えていたからメンバー入りしない。」とランパードが断言する。

2週間前に行われた準決勝でチェルシーがマンチェスター・ユナイテッドを破ったのに対し、ガナーズはマンチェスター・シティに驚きの勝利を収めて決勝進出を決めた。しかし、ランパード自身はアーセナルが勝ったことにさほど驚いていない。

「アーセナルが勝ったことには驚かなかった。殆どの人がマンCが勝つことを予想しただろうけどね。アーセナルの集団として、そして個人の能力を知っていれば、ああいった試合でも勝てるということはわかっていた。」

「しっかりと対策を考えているけど、毎試合が新たなチャレンジなんだ。アーセナルは最近波があるし、布陣も変えてきている。だからしっかりと準備をするけど、相手にとってもチェルシーとの試合はタフになる。」

ランパードは、彼より若いミケル・アルテタは短期間でアーセナルを改善したと感じている。

「彼はよくやっていると思う。選手と話し関係を築いてチームとして前進しようとする。外から見ると、彼は素晴らしい仕事をしていると思う。」

ヨーロッパリーグの決勝で対戦した昨シーズンのように、この試合の報酬はただのトロフィーだけではない。シーズンを8位で終えたアーセナルは、優勝すれば来シーズンのヨーロッパリーグに参加できる。

ランパードは、そのことがアーセナルにとってどのような影響を与えるかわからないと言い、勝利するために自身のチームのモチベーションを高めることだけに専念する。

「アーセナルにとってそれがプレッシャーになるか、良いことなのか悪いことなのかわからない。それは彼らの問題だ。個人的には勝てばヨーロッパリーグに行けるのだから良いことだと思うけどね。」

「先週チャンピオンズリーグ出場権を獲得したことがネガティブな影響を与えないようにしないといけない。この試合はチェルシーにとって重要なものだし、全力を注がなくてはならない。

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