ホーム4連戦の3試合目、今回はカラバオ杯3回戦でリーグ2のグリムズビー・タウンを迎え撃つ。フランク・ランパードがこの一戦を控え、コメントした…

チャンピオンズリーグ、プレミアリーグと戦い、国内カップ戦も始まる今回。日曜日のリヴァプール戦は黒星に終わったが、内容的にはポジティブな部分も多く、ランパードは改めて次のように振り返っている。

「本当にいい内容だったと思う」と話すランパード。「後半は特に良かった。リヴァプール相手に要所要所で個人技も光り、脅威になっていたはずだ」

「チームの個性がよく出ていた。後半、終盤に向けての戦いぶりはまさに準備してきたことだった。新たな監督、新たなアイデアなわけだから、時間のかかる部分もある。だがそれでもスイッチングや速いボール回しの部分は随所に出ていた。ファンも見ていて楽しかったと思う。ボールを速く回してスイッチして、クロスを上げる。ボックス内でのチャンスを作る。リヴァプール相手でもちゃんとそういう動きができていた」

「チェルシーサポーターのフットボールを見る目は肥えているんだ」と続けるランパード。「昔ながらのファンは様々な監督のもとでの様々なスタイルを見てきたはずだ。だが今のチェルシーはそうした時代を経て、進化していると思う」

「補強禁止処分もあったし、エデンもいない。アルヴァロ・モラタにゴンサロ・イグアインと2人のストライカーもクラブを離れた。その結果、今は若手主体。ファンには辛抱強く待ってほしい。だからと言って甘んじるわけではなく、クラブのための気持ちと戦う姿勢は忘れて欲しくない。その姿勢を貫くことができれば、ファンは結果にかかわらず支えてくれるはずだ」

「だからこそ今回は内容を支持する声が多かったし、負けた時こそそういう声は大きくあってほしい。一体感が増すし、選手も継続して気持ちを見せることができる。気持ち、情熱、そして常に改善して前へ進み続けるだけだ」

「もちろん安定感は必要だ」と話すランパード。「若手主体だからこそ改善点は常にあるものだが、ファンはいいフットボールを望むものだし、一方で結果に繋がらない時期もある。運やVAR、他のチームの状態も影響するものだ」

「しかしチームに責任は伴う。リヴァプール戦の黒星はしっかり受け止めるべきだし、責任を持って勝利を目指さないとね」

クリステンセンとエメルソンの状態について

日曜日の試合では、アンドレアス・クリステンセンが膝を負傷、エメルソン・パルミエリは太腿を痛めてそれぞれ途中退場。ランパードは両選手の状態について次のようにコメントしている。

「アンドレアスの状態はそこまで深刻なものじゃない。長く離脱することはないが、具体的な期間はまだ分からない。エメルソンは次の代表戦ウィーク(10月半ば)明けまでは厳しいだろう。再発だから、数週間かけて慎重に経過を見たい」

一方でカラム・ハドソン=オドイ、リース・ジェイムズの2名が復帰予定。昨シーズン、ローン先のウィガンで年間最優秀選手賞を受賞したジェイムズにはチェルシーデビューの期待がかかる。

「(ジェイムズは)色んなポジションをこなすことができる」と話すランパード。「右サイドバックや右ウィンドバックが主戦場で、ユースレベルではそのポジションで成功してきた。だがウィガン時代同様、中盤の底も任せられる。強さもあるし、ボールも持てる。パスも得意だ。タックルもいいものがあるね。ウィガンに行く前から注目していた若手だよ。もちろんウィガンでもしっかり結果を残していた。今後このチームで存在感を残せるかは彼次第だ」

カラバオ杯について

続いて、現役時代の経験から、カップ戦の重要性を語るランパード。チェルシーでの自身初タイトルとなったこの大会を皮切りに、クラブも黄金期を迎えた。

「若手には励んでほしい。優勝を狙いたい大会だ」と話すランパード。「勢いになるからね。昨年は準決勝でトッテナムを下して決勝進出も果たしている。スタンフォードブリッジは大盛り上がりだった。決勝ではシティに惜しくも負けちゃったけどね。今年も優勝を目指しつつ、若手も積極的に起用したい。チェルシーならタイトルを狙うのは当然だからね」

「個人的には2回の優勝といい思い出がある。難しい大会だけど、全力を尽くすよ」

チームの姿勢について

グリムズビーのサポーターももちろん、スタンフォードブリッジはファンでいっぱいになる予定のこの一戦。ランパードの現役時代は、下部リーグとの相性が良かったチェルシー。大切なのは姿勢だとコメントした。

「チケットが完売になったのは嬉しいことだね。だからこそしっかり全力で戦う必要がある。応援に駆けつけてくれたファンが満足できるようなフットボールを見せたいね。若手とベテランで構成するつもりだが、レギュラーを脅かすようなパフォーマンスに期待したい。ファンも気持ちの込もったプレーが見られるはずだ」

「こうした試合で肝心なのは気持ちの部分だ。プロとして、勝利を目指す姿勢は崩してはならない。相手に敬意を払わないとね。グリムズビーのファンも多く来るだろう。決死の覚悟で挑んでくるだろうから、こちらもその姿勢に敬意を持ちつつ、結果にはこだわりたい。その姿勢をしっかりと植えつけて臨むつもりだ」