フランク・ランパードはレスター戦での敗北を認め、敗因を分析した。

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試合後失点、最近の不調、そして自身の将来について語ったランパード。

「相手が優れていた。全体的にチェルシーのパフォーマンスは低調で自信も失っていて、走る気力もあまりなかった。これは自信の問題だ。1ヶ月前は自信を持っていて、今のレスターのようだった。相手の方がプレーも鋭く走っていたし、質が高かった。好調のチーム相手に、チェルシーは不調のままだった。失点はどちらも残念だ。強敵相手には試合開始早々に失点するのは許されない。調子のいい時はレスターと競い合うことができるが、2-0となって更に状態が良くなければ大きく試合に影響する。最初のセットプレーはもっとしっかりと対応すべきだった。2点目は右サイドの守備が酷かった。両方とも明らかに個人のミスによるものだった。」

選手たちの責任について言及するランパード

「期待通りにプレーしていない選手が何人かいる。今日はそれが明らかだった。これを変えられるのは彼ら自身しかいない。自分は20年間プレーしたが、コンディションの悪い時、様々な理由で自信がなくなることがある。トレーニングや試合への準備、失点への対応などにどう取り組むかが選手たちにとって大事だ。」

ベストの布陣をまだ把握できていないのではという質問に対して

「選手たちは出来上がった商品ではない。いいプレーをしている選手もいれば、チームに残るために奮闘する選手もいる。ベストチームなどはなく、選手たち自身がそれを証明しなくてはならない。理想的には選手を入れ替えながら試合に臨むのがベストだ。16試合連続負けなしだった頃は選手を入れ替えるのが難しかった。コンディション調整、そして選手それぞれの成長を考えると、毎回同じ布陣で試合に臨むことができないのは当然だ。」

自信の今後、そして連敗が続く中でのプレッシャーについて訊かれたランパード

「周囲の反響を気にしてはいられない。この仕事を受けた時、難しい時期があることを想定していた。補強禁止処分、若手中心のチーム、新規加入選手、コンディション調整、そしてチームへの順応など様々な問題があった。今はただ闘うことを考えるべきだ。11月中旬はすべてがうまくいっていたが、今はそうではない。苦しんでいるのはチェルシーだけではないし、プレッシャーがかかる監督は自分だけではない。ラッキーなのは、自分がプレッシャーに慣れていることだ。試合に勝てないのは好ましくないし、1ヶ月前のようにリーグ上位でみんなの話題になることを望んでいる。今はこの難しい時期をどう乗り越えるかだけを考えている。」