ヴァレンシア戦に向けて"負けられない一戦"と話したランパードはスリリングな展開となったメスタージャでの試合をドローで終えたことに比較的満足したようだ。
先制を許したチェルシーだったがマテオ・コヴァチッチのチェルシー初ゴール、直近出場した7試合で6点目となるプリシッチのゴールで逆転。その後同点に追いつかれたものの、ランパードは難しい敵地で勝ち点1を獲得できたことを喜んだを示した。それでもまだまだ改善の余地があるとコメント。多くのチャンスを作られた一方でチームはチャンスを生かすことができなかった。
「勝ち点1を取れて嬉しいよ」と試合後の記者会見で話したランパード。「勝利を目指してここに来たが、ヴァレンシアもこのスタジアムもチャンピオンズリーグもリスペクトしている」
「本当にタフな試合だったが、引き分けたことで、自力突破の可能性を残せた。細かいところを見ればネガティブな部分もポジティブな部分もあったけれど、全体的にはポジティブだったと言えるね」
両チーム共にチャンスがあったことで、もう少し得点が多くなった可能性もあると感じたランパード
「両チーム共に非常に多くのチャンスがあった。5-5で終わってもおかしくはなかったね。開始数分には1つチャンスを作ったし、前半を通してみればいくつもチャンスがあった。それはヴァレンシアにも言える。相手の方が多かったね」
「こういう試合は好きではない。相手に助けられる試合はシーズンでもあまり多くはないんだ。でも今回はそんな試合だった。ヴァレンシアがビッグチャンスを逃してくれたからね。最後まで個性を出さないといけなかったが、それができなかった。それでもこちらもより得点を奪えたはずだ」
「両チームに多くのチャンスが訪れる試合は珍しい。こういう試合で引き分けは評価に値する。タフな試合でもあったしね」
およそ3年でチェルシー初ゴールを決めたコヴァチッチについてランパードは笑みを浮かべた
「彼と自分の間でジョークを言っていたんだ。高いクオリティを兼ね備えた選手だからエリア内で勝負してもっと得点を決めて欲しい」
「コヴァチッチがもっとゴールを決めるのは大切な事だ。今日の試合で言えば2点は取れたね。今日は得点を決めてくれて本当に嬉しい。これからもっとゴールを決めてもらいたいね」
ランパードはハーフタイムに交代したタミー・エイブラハムについてもコメント
「今はドレッシングルームにいるよ。ハーフタイムの時点では大きな怪我のように見えたが、試合後の感じを見ると思っていたよりは軽傷のようだ。これが知っている全てだね」
VARの判定の結果チームの2点目が決まった事についてプレミアリーグもこれから学ぶべきだと話した
「遅れることが問題ではないと思っている。プレミアリーグでは時間を取っても間違った判定が下される。改善すべき点だね。正しい判定をしてくれればそれほど多くの不満は生まれないと思う」
最後にクロスがそのまま入ったヴァレンシアの同点弾について
「ゴールを狙っていたようには見えなかったし、たまたまだと思う。GKにとっても難しかったね。クロスが高すぎると思って手が届かないと感じたのだと思うが定かではない」
「ケパに聞けば分かることだ。彼はとても正直だからね。そしてPKをセーブしたのは見逃せない。普通のことではないよ。トップクオリティのセーブだった」