ミッドウィークの一戦を控え、フランク・ランパードはどの試合でも学ぶことはあるとし、またある若手について、コーチングスタッフからの指導を受ける様子を"スポンジ"と評価した。

土曜日のニューカッスル戦はマルコス・アロンソの終盤のゴールで白星としたチェルシー。続く舞台はアムステルダム。アヤックスと、チャンピオンズリーグのグループステージ大一番を迎える。

昨シーズンは準決勝まで進出したアヤックス。6連勝がかかる一戦を控え、ランパードは試合それぞれから学ぶことはあるとコメントした。

フットボールを学ぶことについて「フットボールではすべてが勉強」と答えたランパード。「ニューカッスル戦では10人で引いて守る相手に対し、どう崩すかを学んだ。リール戦はチャンピオンズリーグデビュー組にとって大きな学びだったはずだ。そして今回はアヤックス。自分たちのスタイルがあって、準決勝まで駒を進めた実力者が率いるチームだ。相手の動きに対し、オフザボールでも常に集中しないとね」

チャンピオンズリーググループHは熾烈な争い。ブルーズはヴァレンシアと並んで勝ち点3で、首位アヤックスとは3ポイント差。最下位のリールにも突破のチャンスは十分残されている。ここからアヤックスとは連戦になるが、それだけに首位に立つチャンスも十分だ。

「リール戦では結果を手にできた。だがここから続く強豪アヤックスとの2試合はかなり重要だ。現在勝ち点6で、あのスタジアムでの試合はかなり雰囲気も相手を後押しするだろう。ああいうプレーをするチーム相手にどこまでやれるかは、大きな試練だね。しっかり自信を持って臨まないとならない」

そんなブルーズの前線を率いるのは、現在ここまで9ゴールでクラブ得点王のタミー・エイブラハムになるだろう。リール戦では同大会自身初ゴールで、22歳の誕生日を祝っている。

土曜日のニューカッスル戦ではゴールこそなかったものの、ランパードはその成長ぶりに感銘を受けているようだ。

「タミーについては見ての通りだよ。フィジカル面でも、動きやあの諦めない姿勢はディフェンダーにとって脅威になっている」と話すランパード。「前線については頭が痛いところだよ。ジルーにバチュアイと信頼できる選手がいる。プロの鑑だし、練習でも素晴らしい。シーズンは長いから、いずれチャンスは回ってくるはずだ。だが現状ではゴールが続くタミーが抜けている印象だね」

「まるでスポンジだよ。なんでも聞いて、成長につなげて、ゴールを生む。試合での動き、チームメイトへの働きかけも良くなっている。教えがいがあるね。このレベルでも十分やれることを証明したし、この先どんどんレベルは上がっていくはずだ」

しかしその一方で、ワールドカップ優勝のオリヴィエ・ジルーはベンチの時間が続いている。先日の代表戦ウィーク、ユーロ2020予選ではフランス代表としてゴールも記録。33歳のジルーは1月での移籍を示唆しながらも、今はブルーズでのプレーに集中するとコメントしていた。

ランパードはこの発言について、何か衝突があったわけではないとしている。

「オリーとは代表戦前に話をしたんだ。自分は選手ひとりひとりに敬意を払っている。特にあの年齢になると、自分にも同じような経験はあるしね。だがそれでもプロ意識は感じている。自分と話した時と、フランス代表での発言は、理解しているつもりだ」

「もちろんプレーできない現状で満足して欲しくない。だからこそいい選手でいられるんだ。オリーにも言ったが、いずれ出番は回ってくるし、十分に影響力のある選手なんだ。今はタミーの番だけどね。1月になったらまた向き合うさ。だがまだそれまで時間はある。様子を見ようじゃないか」