今回の代表選でこれまでの3キャップという数字を伸ばしたいコナー・ギャラガー。キャンプでイングランド代表でのチェルシーの選手たちの存在感と自身のクラブでの将来について語った。

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セルハースト・パークでのシーズンを過ごしたこの22歳の選手は、ゴール前での粘り強さ、ハードワーク、効率の良さでイーグルスのサポーターを魅了し、レギュラーとしてFAカップ準決勝に進出し、プレミアリーグで12位を確保した。リーグ・カップ戦合わせて8得点、5アシストを記録。パレスの選手でより多くのゴールに関わったのはウィルフレッド・ザハのみだった。

ガレス・サウスゲートはすぐに彼の能力に注目したが、一方でトーマス・トゥヘルも、プレシーズンをこのコブハム出身の選手と共に過ごし、今シーズンの彼の活躍を間近で見ていたのだ。しかし、ギャラガーは、チェルシーのシニアデビューに加え、スリーライオンズでのデビューを果たすには、まだまだ課題が山積みであることを十分承知している。

「自分の得意なこと、改善すべきことは分かっているので、それに集中する」と、土曜日に行われるUEFAネーションズリーグのハンガリーとの対戦を前に語った。

「エリア内に入っていくプレーは得意だし、ボールを奪い返すことも、プレスをかけることもできる。ゴールを決めるのは好きだし、もっと決めたい。」

「もっと深いところでボールを受けて、もっといい視野でプレーできる。まだまだたくさんあるけど、一生懸命トレーニングをして、サッカー選手として向上していきたいと思っているんだ。」

ギャラガーは、今回のイングランド代表キャンプに参加したチェルシーのアカデミー出身選手7人のうちの1人で、この割合はサウスゲイト監督の現在の代表の25パーセントを超えている。

セント・ジョージズ・パークには多くの顔なじみがおり、コブハムがいかに優れた環境であるかを当然意識するだろうし、彼は特に、長年にわたるクラブの努力を賞賛している。

「そのデータは聞いたことがあるし、ニール・バースとジム・フレイザー(ユース育成の責任者とアシスタント)のコーチ陣によるアカデミーの運営方法と彼らの哲学が評価されているのだろう。彼らが輩出した選手たちは素晴らしい。」

「パレスのある選手が、チェルシー出身の選手たちは皆、常に謙虚で勤勉だと言っていたが、それはチェルシーの功績だよ。」

「今シーズンパレスで共にプレーしたマルク・グエーイもここにいるし、彼もチェルシーのアカデミーで一緒に育ったから、本当に仲がいいんだ。パレスでは普段から一緒にいるんだけど、みんないいヤツで、とても付き合いやすい。とても入りやすいチームだし、いいことだと思うよ。」

ギャラガーは、11月にウェンブリーで行われたサンマリノ戦での10-0の大勝利でのデビューを「自分にとっての夢だったし、1分1秒を噛みしめた」と言うが、この冬のワールドカップに向けて競争が激しくなっていることは承知している。

カタール行きの飛行機を予約することと同じくらい、サリー出身の若者はスタンフォードブリッジでトゥヘル監督のチームの一員になることを望んでいるが、その機会を得るための時間は夏の後半にたくさんあると信じており、最近ソーシャルメディアに投稿したパレスでの時間を過去形で振り返ることをあまり深読みしないでほしいと語っている。

「自分の英語は大したことないから、なんで言葉の意味を深読みするのかわからないよ!」と笑い、こう付け加えた。「今シーズンのパレスは自分にとって信じられないほど素晴らしいものだったし、その1分1分を本当に楽しんだ。ファン、選手、スタッフ、パトリック(・ヴィエイラ監督)が一緒にいてくれて、本当に感謝している。」

「でも、シーズンが終わったばかりで、そのままイングランド代表に来たから、(答えとして)つまらないのはわかるけど、将来のことは考えてない。ただ、ここでのイングランドとの4試合に集中しているんだ。」