先制点でチームを勝利に導いたオリヴィエ・ジルーが、ロンドンダービーを振り返った。
11月以来のスタメン出場、リーグ戦も今シーズンわずか3試合目という中、ブランクを感じさせない見事なシュートで先制点を記録している。
「ジョルジョがいい動きをしてくれた。あそこにボールが来ることは感じ取れたんだ」と振り返るジルー。
「左に持っていくことができなかったから、まずは右足で狙った。ロスがフォローしてくれて、ポストに当たったボールは運良く戻ってきたんだ。最高の瞬間だったし、チームの勝利に貢献できて嬉しいよ」
「大きな意味を持つ試合だった。チームの気持ちもそうだ。チェルシーらしさを見せられたね。ホームで負けが続いていたから、ここが正念場だと覚悟していた。ライバル相手に勝利を手にできて嬉しいよ。3ヶ月ぶりのスタメンで結果を出せたのも個人的に大きい。チームにとっても特別なことだ。ハッピーだよ!」
またこの日も相手のチャンスを潰す安定したプレーを見せたのがセサル・アスピリクエタ。2016年から2018年にかけて馴染みだった3バックの右サイドに入り、トッテナムの攻撃を封じた。
「うまくいったね」と振り返るアスピリクエタ。
「シーズンを通じて、色々なシステムを試してきた。試合ごとに内容は違うから、戦術も当然異なる。だが何よりもこの試合の重要性を意識していたからね。ホームでの成績が芳しくないのは分かっていたし、向こうは向こうで2-0で負けたリベンジを果たしたかっただろう。その中で、チェルシーらしさを出すことができた」
「全員でひとつのチームだ」と、ジルーやマルコス・アロンソについてコメントするアスピリクエタ。
「どんな試合にも準備は怠らない。プレー機会が少ないのは辛いことだけど、みんながチームのために頑張っている。ハードな練習をして、競争しているんだ。チーム内の競争が、チームの力を底上げするんだよ」
また後半、議論の的となったジョヴァンニ・ロ・チェルソのファウルについてもコメント。試合後、PGMOLはレッドカードを提示すべきだったことを認めている。
「ディフェンダーとして簡単に倒れるようなプレーはしてないつもりだし、自分もファウルを犯すことはある。だがあれは明らかに意図的なものだった。すぐに分かったよ」
「退場にならなかったのは驚きだし、イエローカードすら出なかったのもビックリだね。ミスはあることだけど、映像があったんだから簡単だったと思うけどね」