土曜日に行われたブレントフォードでのチェルシーの辛勝は、ブルーズのプレミアリーグタイトル獲得のために極めて重要な役割を果たした過去のアウェーでの厳しい勝利を彷彿とさせるものだった。

ブレントフォード・コミュニティ・スタジアムでは、ハーフタイム直前のベン・チルウェルの先制点を守るために、ブルーズは厳しい戦いを強いられたが、終盤にはエドゥアール・メンディが一連のファインセーブを見せ、なんとか西ロンドン・ダービーを制した。

しかし、過去においてもアウェーでの厳しい戦いの中、粘り強い相手に勝ち点3を獲得したことは、困難な状況でも結果を出そうとするブルーズの執念を浮き彫りにし、リーグ優勝の成功の礎となった。ここでは、チェルシーのリーグ優勝のカギとなったアウェーでの接戦を振り返ってみよう。

2005年2月ブラックバーン

アリエン・ロッベンがイーウッド・パークで試合開始5分に先制点を挙げ、チェルシーはリーグ戦8連勝と11ポイント差をつけることに成功したが、その直後にオランダ人ウインガーが負傷退場すると、試合は大混乱に陥った。

ブラックバーンはハイテンポなプレスと気迫のこもったプレーでブルーズを苛立たせ、その結果、両チームの間で激しいやりとりが行われ、試合は荒れそうになる。しかし、ペトル・チェフがローバーズの扇動者であるポール・ディコフのPKを見事に阻止し、ホームチームの攻撃をすべて跳ね返して1-0の勝利を収めた。

試合終了のホイッスルが吹かれた後、何人かのブルーズが肌寒い中、裸でピッチを歩き、アウェー側のチェルシーファンにユニフォームを投げる姿は、チームの闘争心を象徴していた。その後、ブルーズは10連続クリーンシートを果たし、50年ぶりにタイトルを勝ち取った。

2005年8月ウィガン

2005/06シーズンの開幕日に行われたウィガン対チェルシーは、一見ミスマッチのように思えたが、昇格したばかりのウィガンは、トップリーグで初めての試合を行い、王者に真の戦いを挑んだ。

チェフはアンリ・カマラのシュートを止めたが、ダミアン・フランシスのヘディングシュートはクロスバーをかすめ、ロスタイムにはアンドレアス・ヨハンソンがボレーシュートを放ったが、これもゴールの上を超えた。

この試合では、エルナン・クレスポが試合終了間際に、25メートルの距離から左足でゴールに蹴り込み、クラブ記録となる開幕9連勝を達成し、このシーズン、ブルーズは見事にタイトルを保持した。

2015年4月QPR

2014/15シーズンの終わりにロフタス・ロードで対戦したとき、チェルシーは首位、QPRは降格圏にいたが、チャーリー・オースティンとマット・フィリップスがチャンスをつくり、88分間、西ロンドンのライバルのほうが勝ち点3を獲得する可能性が高かった。

この時点までチェルシーはシュートを放っていなかったが、ロブ・グリーンが蹴ったクリアボールをエデン・ハザールが拾い、左サイドでオスカルとパス交換した後、セスク・ファブレガスにボールを送ると、ファブレガスはエリア内からこの試合唯一のゴールを決めた。

チェルシーは3試合を残してリーグタイトルを獲得、QPRは最下位に終わり、いまだにトップリーグに復帰していない。

2016年12月サンダーランド

2016/17シーズンの半ばにスタジアム・オブ・ライトを訪れたとき、最下位のサンダーランドにファブレガスがハーフタイム直前にエリア外からボールを操りゴールを決め、チェルシーにアドバンテージをもたらした。

しかし、2点目を奪うことができず、危うくロスタイムに元ブルーのパトリック・ファン・アーンホルトのシュートから失点しそうになったが、これはクルトワがファインセーブで何とか防ぎ、ブルーズが勝ち点3を手に入れた。

このシーズン、サンダーランドが上位と16ポイント差で最下位に終わったのに対し、ブルーズはリーグ戦10連勝でクラブ記録の13連勝を達成し、新たなタイトルを獲得した。