カイ・ハフェルツがウェストハムとのロンドン・ダービーで決めた今シーズン初ゴールは、この若きドイツ人選手にとって重要なゴールだった。
ホームのウェストハム戦で同点に追いついてから間もない88分、ベン・チルウェルのクロスに反応し逆転ゴールを決めたハフェルツ。さらにその後、エドゥアール・メンディに対するチャージがピッチサイドのモニターに映し出され、レフェリーの判断でウェストハムの同点弾が取り消され、これが決勝点となった。
この2つの劇的な瞬間は、ロンドンの強敵の抵抗を打ち破り、真逆のスコアとなった前節のサウサンプトン戦から立ち上がる必要があったチェルシーにとって弾みになるものだった。
「ウェストハムが守備に長けたチームであることは分かっていた」とハフェルツは試合後に振り返る。72分の投入前にベンチから試合を見ながら、難しい試合になりそうだと感じていたことを明かす。
「たぶん、多くのチャンスを得られないことは試合前からわかっていた。チェルシーは多くのチャンスを作ろうとしたけど、無理だった。でも、よく守れたと思うし、最終的には勝ち点3が必要だったし、その目標を達成できた。」
「得点できない時間が続くのはいつも難しい」と、最近のゴール前の様子について語り、「でも信じ続けたし、このゴールは最後の数分間で決まったから嬉しい。」
ハフェルツは、彼のゴールをアシストし、その直前に自身も同点弾を決めていたチルウェルにも賛辞を送った。
「素晴らしい走りだった。こういうチーム相手には、運動量と激しさ勝たなければならない。チルウェルはそれを非常にうまくやってのけた。」
「彼が負った怪我はとてもひどいもので、どんなサッカー選手でもああいう怪我を望む人はいない。チームとして、彼が戻ってきたことを喜んでいる。彼はいつも前向きで、素晴らしい姿勢で、今日はとても良いゴールを決めてくれた。」