エマ・ヘイズは、全員がそれぞれの役割を果たした過酷なキャンペーンの最後に、チェルシーを3年連続の女子スーパーリーグ優勝に導いたことを、これほど誇りに思ったことはないという。

ブルーズは、シーズン最終日にキングスメドウでマンチェスター・ユナイテッドを4-2で下し、WSL3連覇を達成した。

この劇的な最終日は、ヘイズのチームが再び逆境を乗り越えてチャンピオンになったことで、チャレンジングなシーズンを完璧に要約している。2021年から22年にかけて、怪我に悩まされたチームがタイトルを獲得するために立ち直ったのを見て、ヘイズ監督は僅差であったとしてもタイトル獲得を達成したことに特別な満足感を得たと語る。

「シーズン開幕の日に、優勝できればいいと思っていたが、最終戦だけでリーグを制することはできない」と述べるヘイズ。「試合に勝ち続ける必要があるし、このリーグでは2試合以上負けたり4試合も引き分けることはできない。」

「私たちはこの場所にいるために数々の試合に勝った。難しいシーズンだったが、それを成し遂げた。1月には8試合ほど、13人か14人でプレーすることを余儀なくされた。その8試合の間にタイトルを勝ち取ったと思っている。」

「リーグのレベルも上がってきているし、アーセナルという強敵とタイトルを争った。アーセナルは、今季怪我人が非常に少なかったし、チェルシーは今年ほど怪我人が出たことはなかった。」

「時期によってはチームが骨抜きにされたけど、勝ち続けることができた。そういう意味では、このタイトルは一番誇れるものだと思う。」

ヘイズは、前半のパフォーマンスには満足できなかったとしながらも、この立ち直りの速さがチームの強さのひとつであると説明し、その後、2人の選手交代が試合を完全に変えたと語った。

「起用する選手や戦術がどうであれ、チームは何かがうまくいかなかったときに、それを克服する力を持っていると思う。」

「前半はゲームプランをまったく実行できなかった。パスが通らないのはもちろん、ファーストボール、セカンドボールを奪うことができなかった。30分過ぎに若干改善が見られたが、現状で解決できるかどうか試してみようと思った。私は、性格上パニックになることはない。」

「チとベスがゲームに参加し、エリンが少し引いて、チが少し高い位置でプレーして、誰かがサムと並んでプレーすることが必要だと強く感じていた。ハンナ・ブランデルがサイドの選手にプレスをかけていたとき、後ろにスペースがあると思ったから、フォワードを2人にすることで、そのスペースを突くようにした。」

「その方がうまくいったと思うし、相手の布陣を少し引き伸ばすことができた。ドレッシングルームからの反応もよかった。前半にやりすぎて、疲れて消耗しているように見えてしまう)負けることを恐れていたチームを、勝てばリーグ優勝だと奮起させることが必要だった。」

ヘイズとチェルシーがWSLでの新たなタイトルを獲得した後半戦の逆転劇には、サム・カーの貢献も欠かせなかった。特に2点目は、ゴールデンブーツの受賞者に相応しいものだった。

「彼女は一番重要な局面でその実力を発揮してくれた。彼女を一言で表すなら、世界一のベビーシッターだ。彼女は、ああいった状況にも対応でき、本当に重要な場面で力を発揮できる。」

「後半、彼女は楽しんでいた。2-2で拮抗した試合で、選手が駆けつけて『今日の試合は運命だ』と言ったような状況は、私のキャリアでは初めてだ。『まだ勝っていない』と思ったが、それが自信になる。」

「彼女の2点目はワールドクラスのプレーだった。素晴らしい、大胆なゴールだった。彼女がベストである理由は、このサッカークラブのためにもう一度ステップアップしてくれたことだ。チェルシーでプレーするようになれば、トロフィーを獲得できると話していた。私たち2人は正しい決断をし、2人ともチェルシーのために全力を尽くした。今日のような日が大好きなのだと、自信を持ってここに座っていられる。」