ウェンブリーで行われた女子FAカップでは、マンチェスター・シティに2度追いつかれるも、サム・カーが延長戦で決勝ゴールを決めチェルシーが見事優勝を果たした。チームは終始非常に厳しい戦いを強いられたが、エマ・ヘイズ監督は、自分が優勝監督になることを終始確信していたという。

ゲームプランがうまくいったこと、選手たちがそれを忠実にやり抜いたこと、そしてピッチ上で見せたリーダーシップが、その自信の理由の一部であり、またクオリティの高さもあった。カーが2得点、そしてエリン・カスバートの素晴らしい一撃も3-2の勝利に貢献した。

ヘイズは、ダブルを達成したこの勝利の喜びを、何度も何度も強調した。

「ガッツを見せて勝ち越しゴールを決めた」とチームを賞賛するヘイズ。「ゲームプランもよかった。攻撃的な戦術だったけど、粘り強く戦わなければならなかった。マン・シティの勢いを止めるためにプレスをかけたが、苦しい時間があったし、けいれんや股関節の痛みなど、あらゆることがあったが、選手たちがそれを克服したことは驚きではなかった。」

「正直言って、この選手たちは歴史に残るだろう。10年後に振り返ったとき、このチームは本当に素晴らしかったと思うだろう。私がこれまで指導してきた中で最高のチームだ。サッカーの世界では、完璧さを求める傾向がある。私自身、勝利する側に立つことが多かったけど、これはみんなの努力の賜物だと思う。そして、このチームは、言ったとおりのことをやってくれる。負け組になるつもりはないし、彼女たちはこれからも道を切り開いていくだろう。」

チェルシーのボスは、90分終了時にチームから少し離れ、選手たちが自分たちで話し合う姿に感銘を受けたと明かした。このようなリーダーシップは簡単に手に入れられるものではない。

「これだけははっきりさせておきたい。マン・シティはトップチームだと思うが、今日はチェルシーのことを甘く見ていたようだ。そして、コンチネンタルカップ決勝で敗れてから、自分たちの実力を証明したいと思っていただろうし、そういった意味で本当によくやってくれた。」

「チームは1週間前(リーグ優勝時)よりも、今週の方が落ち着いていた。先週はもっと緊張していただろうと誰もが感じていたし、その結果、今週はよりボールをキープすることができた。」

「サム(カー)は1回のチャンスで結果を出してくれると思ってた。」

「試合中、彼女が疲労困憊していると思った瞬間もあったけど、彼女はただひたすらプレーし続けた。チェルシーには素晴らしいセンターフォワードがいる。」

ヘイズはさらに、カップ戦のもう一人の得点者であるカスバートについて語り、クラブがこの23歳の選手のような選手を20人育てることができればと願った。彼女は、ウェンブリーでの応援が示すように、チェルシー・ウィメンの成長は、去るチ・ソユン、ドリュー・スペンス、ヨナ・アンデションが誇りに思うことのできるレガシーであると語った。彼女はまた、アシスタント・コーチのブルース・バックとマリーナ・グラノフスカイアに賛辞を贈った。

「マリーナとブルースにとって大きな勝利だ。私だけではなく、チームのために長い間働いてくれたことを強調したい。彼女たちは、チェルシーのすべてを体現してくれた。」

「今日の試合はとても素晴らしかった。マン・シティと対戦するのが好きだし、マン・シティも同じ理由でチェルシーと対戦するのが好きだと思う。戦術的にはどちらのチームにも強みがある。私たちは十分な結果を出したと思う。チェルシーは本当に大胆で、だからこそ勝利チームになれたのだと思う。」

この勝利で、ヘイズはチェルシーでのトロフィー獲得数を13に伸ばした。彼女は、そのモチベーションを保ち続ける理由をこう語った。

「負けるのは耐えられない。そして、そのことを考えると、やる気が出てくる。他のチームが迫ってくるのを感じると、もっと良くなりたいと思う。安定ばかりを望んでもうまくいかない。」。