練習場で行われる予定だった地元チームとの練習試合が中止になったため、チーム内での試合を行い、プレシーズンの準備を進めた。

暖かい木曜日の夜に行われたこの試合は、日頃から一緒に練習している選手同士の対戦ということもあり、緊迫した互角の試合となり、1-1の引き分けに終わった。

ゴールが生まれたのは後半だった。前半はほぼ五分五分の戦い。序盤からプレッシャーをかけられたのは、ビブスを着用していない側だった。ジェイミー・カミングがクリスティアン・プリシッチのシュートをセーブし、さらにハキム・ツィエクがふわりと浮かせたが、シュートは枠の外。続いて、ビブスをつけた側も勢いをつけた。ダヴィデ・ザッパコスタがライン際を力強く駆け上がり、ゴール前に危険なクロスを放ったが、両チームの誰もボールに触れることができなかった。

ビブスチームもカラム・ハドソン=オドイからのクロスボールを使って攻め込んだ。彼のクロスからツィエクがシュートを放ったが、ケパが守るネットを揺らす力強さはなかった。後半に入ってもまだゴールは生まれなかったが、その時は近付いていた。先制点の前には、守備的なポジションにいたルイス・ベイカーが遠目から貪欲にゴールを狙い、枠に入っていたが、シュートはセーブされた。一方、ハドソン=オドイは、相手陣地の中盤でデュジョン・スターリングのパスを受け、ボールを持って前線へ。ウインガーの鋭い一撃がネットを揺らした。

この状況の中で、ツィエクは一時的にプレーの中心となった。まず、マルコス・アロンソからボールを受け放ったシュートがセーブされ、その後、パスをつないで走った後に放った強烈なシュートもセーブされた。同点弾は、先制点からから10分後、アロンソがツィエクにボールを出し、ツィエクからパスを受けたアルマンド・ブロジャが至近距離からゴールを決めた。

同点弾を許した後、ハドソン=オドイがバックポストに向かって巧みなクロスを入れ、ビブスチームも反撃に出た。しかし、アロンソがゴールラインスレスレでクリアした。ブロジャは、ディフェンスが引き伸ばされている中で力強く前進したが、ダニー・ドリンクウォーターがこの攻撃をうまく処理し、この後ゴールに向かったシュートは、ショートコーナーからハドソン=オドイが放った1本だけであった。