グリムズビー相手に記録した7-1の快勝は、実に59年ぶりとなるリーグ杯での7得点となった。過去にこれに並ぶ、あるいはこれ以上の結果を残したのは数える程だ。

とはいえリーグ杯で最後に7ゴールを記録したのは、第1回大会が開催された1960/61シーズンにまで遡る。

実は初戦3試合のうち、2回も7ゴールを記録しているチェルシー。まずはミルウォール相手に7-1とすると、3回戦ではドンキャスター・ローヴァーズを7-0で下したのだった。

そこからおよそ60年間、リーグ杯では7得点がなかったチェルシーだが、リーグ戦となれば7年前、2012年12月に記録している。

日本で行われたFIFAクラブワールドカップからわずか1週間足らず、クリスマス前の試合でアストンヴィラを8-0で粉砕。

この時はラミレスが2ゴール、フェルナンド・トーレス、ダヴィド・ルイス、ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ、フランク・ランパード、オスカー、エデン・アザールが得点するゴールラッシュ。トップディヴィジョンでのクラブ最多得点差勝利記録に並んだ。この日ルーカス・ピアゾンがPKさえ防がれなければ、新記録樹立も夢じゃなかったはずだ。

その前の8ゴールといえば、2009/10シーズン最終節、リーグ優勝を決めたウィガン戦のことだ。

ブルーズは勝ち点わずか1差でマンチェスター・ユナイテッドに追われての首位。勝てば優勝が決まる展開の中、ディディエ・ドログバがハットトリック、ニコラス・アネルカが2ゴール、そしてランパード、サロモン・カルー、アシュレイ・コールがそれぞれネットを揺らして豪快なお祝いをしている。

カルロ・アンチェロッティ政権ではゴールラッシュの多かったチェルシー。7ゴールを決めたリーグ戦はサンダランド戦(7-2)、アストンヴィラ戦(7-1)、ストーク・シティ戦(7-0)と実に3度を数え、シーズン総計100得点以上を記録した初めてのプレミアリーグのクラブとなった。

このシーズン、チェルシーはリーグに加えFA杯も制し、クラブ初となるダブルを達成。2010/11シーズンのFA杯3回戦ではイプスウィッチ・タウン相手にまたも7ゴールを記録している。

この日はダニエル・スタリッジとランパードがそれぞれ2ゴール、カルー、アネルカも決めてカルロス・エドワーズのOGもありイプスウィッチにとっては散々な結果となった。

チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグではまだそこまでの大差をつけた例はないが、1997/98シーズンのカップウィナーズカップでは一例存在する。

ノルウェイのクラブ、トロムソ相手に3-2で敗れたチェルシーは、第2戦で強烈なリベンジを果たす。

ロンドンでのリターンマッチではジャンルカ・ヴィアッリがハットトリック、ダン・ペトレスクが2ゴール、ジャンフランコ・ゾラ、フランク・ルブーフも続き7-1とし、2試合合計で9-4で勝ち抜けを決めたのだった。