メイソン・マウントが初スタメン、タミー・エイブラハムは公式戦初出場となったイングランド代表だが、チェコに2-1で敗戦。一方、オリヴィエ・ジルーはアイスランド戦で決勝点を挙げ、フランス代表を勝利へ導いた。
先月、ホームで行われたブルガリア戦とコソヴォ戦で途中出場し、イングランド代表デビューを果たしたマウント。チェコ戦では初めてスタメン入りし、ハリー・ケインの後方で10番の役割を担った。後半にはロス・バークリーと交代し、ピッチを後にしている。
フィカヨ・トモリには出番がなく、試合終盤にはタミー・エイブラハムが投入された。10年間にわたってEUROやW杯の予選では無敗を維持していたイングランドだが、この記録は43試合でストップした。
開始早々の5分にケインのPKで先制したイングランドだが、チェコもすぐさまコーナーキックから同点に。ギャレス・サウスゲイト率いるイングランドは攻撃のリズムを生み出せないまま前半を終えた。前半終盤にはマウントがゴール前でパスを受けたものの、シュートまでは持ち込むことができず。
後半にはチャンスを作ったイングランドだが、一方でチェコもイングランドのGKジョーダン・ピックフォードを2度脅かすシュートを放った。
試合も残り20分というところでマウントに代わりバークリーが投入される。ケインへの絶妙なパスを送り、自身のシュートは相手GKに阻まれるなど、バークリーも随所に存在感を見せた。
しかし、最後に勝利を手にしたのはチェコ。試合終盤の85分、この試合で代表デビューを果たしたズデネク・オンドラセクが決勝ゴールを決めた。同点弾を狙うイングランドはエイブラハムを投入したものの、試合は2-1でチェコの勝利。イングランドは月曜日のブルガリア戦で勝利すれば、EURO2020本戦出場が決定する。
アウェイでアイスランドと対戦したフランスではジルーがスタメン入り。後半途中にはジルーがPKでネットを揺らした。
タイトな展開となったレイキャビクでの一戦。アントワーヌ・グリーズマンが倒されて得たPKは、ジルーが冷静にゴール右下へと決めてみせた。
残り12分というところで交代したジルー。フランスはこのリードを守りきり、3位アイスランドと勝ち点6差の2位につけた。月曜日には勝ち点で並び1位のトルコとの対戦が控えており、フランスはこの試合に勝利すればEURO本戦出場が決定する。
イングランドU21代表ではカラム・ハドソン=オドイとコナー・ギャラガーが出場し、スロヴェニアとドロー。マーク・グエヒは守備の要としてフル出場した。
ハドソン=オドイは前半45分間をプレーし、ギャラガーは後半途中から出場。チャールトンへローン加入中のギャラガーはU21代表に追加招集されていた。
エディ・ヌケティアとサム・サリッジのゴールで2点を先制したイングランドだが、終盤に2失点を喫し、試合は2-2のドロー。火曜日にはEURO2021予選でオーストリアと対戦。会場は自国、ミルトン・キーンズだ。
オーストリアU19代表ではティエルノ・バロが後半から途中出場。ウェールズとの親善試合は3-1で逆転勝利をおさめている。
オランダU18代表ではイアン・マートセンが45分間出場。ベルギーとの一戦はオランダが3-2で勝利した。