クリスチャン・プリシッチがプレーするアメリカ代表はアステカ・スタジアムでメキシコと引き分け、ワールドカップ出場に向けて大きく前進した。一方、チアゴ・シウバは今回もブラジル代表として圧倒的な強さを見せつけた。
アメリカは、カタールへの出場権を獲得するために、今週行われる予選3試合で勝ち点5ポイントを獲得する必要があることを承知で、メキシコに乗り込んだ。キックオフ前に4強のライバルであるパナマがホンジュラスと引き分けたというニュースがあり、盛り上がりを見せた。
前半、プリシッチはティモシー・ウィアの右サイドからのクロスに完璧に反応し序盤最大のチャンスをつくったが、このシュートはギジェルモ・オチョアにあまりにも近く、ポストをかすめた。
その後、プリシッチは後半序盤に左足でシュートを放ったが、これはクロスバーを越え、残り20分には、アメリカFWジョルダン・シエバチュが先制する絶好のチャンスを逃し、至近距離からのシュートを外してしまう。
マン・シティのザック・ステフェンが終盤にファインセーブを見せ、アメリカのクリーンシートは守られた。この夜、アメリカはメキシコよりも決定機を作ったが、それでも勝ち点1を獲得したと感じているだろう。プリシッチは、試合終盤にピッチを去った。
アメリカは日曜日にオーランドでパナマと対戦する。アメリカが勝ち、コスタリカがエルサルバドルを倒せなければ、ワールドカップ出場が決まる。そうでない場合でも、水曜日にコスタリカで出場権を獲得するチャンスはある。
一方、11月に南米で初めてワールドカップの出場権を獲得したブラジルは、予選通過決定後もその勢いを止めないようだ。
ワールドカップ前の最後のホームゲームでは、マラカナでチリを4-0で圧倒した。チアゴ・シウバはキャプテンを務め、ディフェンスの中央でフル出場を果たした。
ネイマールとフィリペ・コウチーニョがPKを決め、ヴィニシウス・ジュニオールが代表初ゴールを決めた。
ブラジルは予選で13勝3分け、36得点5失点と無敗をキープしている。ブラジルはワールドカップ予選のホーム戦で一度も負けたことがなく、火曜日にはアウェーでボリビアと対戦する。