イングランド代表ではチェルシーの選手が2人先発し、カタール・ワールドカップの出場権獲得に向けて大きな一歩を踏み出した。一方、ビリー・ギルモア率いるスコットランドは、グループ2位でプレーオフを勝ち抜けば来年の大会に出場できることになる。

また、アンドレアス・クリステンセン率いるデンマークも勝利したが、イタリア代表のジョルジーニョは90分にPKを失敗し、首位突破するための課題を残した。

イングランドはウェンブリーでアルバニアに5-0で圧勝した。チェルシーのファンにとっては、ガレス・サウスゲート監督が、好調なウイングバックであるリース・ジェイムズとベン・チルウェルを選出したことは驚きではなかっただろう。メイソン・マウントは歯の手術のため欠場した。

現在、サウサンプトンにレンタルされているアルマンド・ブロジャは、筋肉を痛めて攻撃メンバーから外れ、イングランドが序盤で大きくリードする中、アルバニアは苦戦を強いられた。

10分には、ジェイムズがフリーキックから見事なカーブを描くクロスをあげ、ハリー・マグワイアが至近距離から先制点を決めた。その直後、ジェイムズは2点目のゴールにも関与し、今度はハリー・ケインがヘディングシュートを決めた。

このゴールの前には、カイル・ウォーカーのミスでGKが1対1になるピンチを迎えたが、これをジョーダン・ピックフォードがセーブし、その後アルバニアが再びゴールに迫ることはなかった。

30分が経過する前に、イングランドがアルバニアのディフェンスの中央を切り裂き、ジョーダン・ヘンダーソンが3-0とした。その後、ケインのゴールで4-0とすることはできなかったが、イングランド代表のキャプテンは、さらに数分後、ゴール前から左足でゴールを決めた。

ハーフタイム前には、ジェイムズのクロスからケインが代表2度目となるハットトリックを狙い、ホイッスルが鳴る直前に、ボレーシュートを決めて5-0とした。

後半の途中、ジェイムズとジョン・ストーンズが頭をぶつけピッチに倒れたが、2人ともプレーを続行、ジェイムズは次のプレーでシュートを放ったが、そのすぐ後に交代した。

チルウェルはフル出場し、クラブの同僚に比べて攻撃面では目立たなかったものの、整然としたプレーを見せ、守備面ではほとんどピンチに陥ることはなかった。

イングランドが月曜日のサンマリノ戦で敗北を免れれば、ワールドカップへの出場が約束される。イングランドが敗れた場合でも、2位のポーランドはホームでハンガリーに勝利し、得失点差6を埋めなくてはならない。

ギルモアのスコットランドが目標を達成

この日、スコットランドは2-0で勝利し、プレーオフへの出場権を獲得した。また、ビリー・ギルモアが前回の国際試合以来、初めて試合に出場した。スティーブ・クラーク監督は、モルドバ戦でこの20歳の選手を先発起用した。

前半はスコットランドが主導権を握り、相手も抵抗したが、ハーフタイム直前のゴールによりスコットランドが1-0で折り返した。このゴールは、レンジャーズのフルバックであるネイサン・パターソンが、右サイドから斜めに走り込んで決めたものだった。

スコットランドは前半3分にゴールを決めたが、そのシュートはオフサイドと判定された。その後、ギルモアがエリアの端から振り向きざまにシュートを放ったが、これは枠を外れる。さらにスコットランドは、スチュアート・アームストロングとアンディ・ロバートソンがシュートを放つが、相手GKにセーブされた。

守備では、クレイグ・ゴードンがモルドバのヘディングシュートを防ぎ、その後スコットランドが先制点を決め、試合を優位に進めた。

ハーフタイム後には、チェ・アダムスが追加点を挙げたが、その後、オフサイドの判定でゴールが無効になった。ギルモアは、特にポゼッション時にどんどん存在感を増していき、スコットランドの2点目の直前には、ゴール前のブロックで相手の得点を阻止した。

それは、後半の半ば、パターソンの低いクロスからアダムスがゴールしたときだった。

ギルモアは、タータン・アーミーの歌でチームへの貢献を讃えられていたが、彼のコーナーからのリアム・クーパーのヘディングシュートは、ライン上でクリアされた。

その後、パターソンのハンドよりモルドバにPKが与えられたが、ゴードンがこれをセーブし、緊張感の張り詰める中で試合は終了した。

デンマークがまたもや勝利

デンマークはスコットランドが所属するグループの首位がすでに確定しており、ホームでフェロー諸島に3-1で勝利して9勝目を挙げ、完璧なキャンペーンを続けている。アンドレアス・クリステンセンもいつも通りスタメン出場した。

デンマークはハーフタイムに、ボローニャのアンドレアス・スコフ・オルセンがファーポストからのシュートを決めて1-0とリードしたが、これはファロー諸島のGKがコンディションの悪いピッチで足を踏み外したためだった。

後半、クリステンセンのシュートは防がれたが、カウンターアタックからヤコブ・ブルン・ラーセンが至近距離からゴールを決めて2-0とした。デンマークの無失点記録は、89分にフェロー諸島に得点されて途絶えたが、ロスタイムにヨアキム・メーレが得点し、3-1で試合を終えた。

スコットランドとデンマークは、月曜日にグラスゴーで対戦し、予選リーグを終了する。

イタリアはホームで苦戦

グループリーダーであるイタリアは、ホームでスイスと対戦したが、開始11分後にマインツのシルヴァン・ヴィドマーの鋭いゴールで失点するという、衝撃的なスタートを切った。

ジョルジーニョとエメルソン・パルミエリが先発出場したイタリア代表だったが、攻撃面で大きな脅威となったのは、現在リヨンにレンタル中の左サイドバックだった。彼のあげたクロスからのジョルジーニョのシュートは、相手の好セーブによりブロックされた。

イタリアはハーフタイム前に、フリーキックをジョバンニ・ディ・ロレンツォが果敢にヘッドで決めて同点に追いついたが、このゴールはプレミアリーグのアンソニー・テイラー主審がVARでオフサイドを確認した後に与えたものだった。

ローマでの試合は引き分けに向かっていたが、試合終了間際にイタリアに勝機が訪れた。スイスのDFがドメニコ・ベラルディの背中を押し、テイラー主審の指示によりスクリーン上で確認され、PKと判断された。しかし、ジョルジーニョが蹴ったスポットキックはバーの上を越えた。

イタリアとスイスは勝ち点で並んでいるが、得失点差ではアズーリが+2上回っている。イタリアは月曜日にアウェーで北アイルランドと対戦し、スイスはブルガリアを迎え撃つ。

ジュニアレベルでは、アカデミーGKのルーカス・バーグストロームはベンチに留まり、フィンランドU-21チームはノルウェーに3-1で敗れ、ユーロ選手権予選グループで4位となった。