ジョルジーニョがプレーするイタリアが、来夏のUEFAネーションズリーグ決勝トーナメント進出を決め、グループA3のもう一つの試合ではメイソン・マウントとカイ・ハフェルツが6得点中3得点を挙げた。

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ジョルジーニョは、ユーロ2020での優勝時と同じように、3人の中盤の中央で出場し、イタリアは無事ファイナル進出を果たした。1933年にワールドカップダブル優勝を果たした伝説のチーム以来、ブダペストでの初勝利に貢献し、チェルシーの選手にとってまさにミッションコンプリートだった。

前半、ジャコモ・ラスパドーリがハンガリーのディフェンスの混乱に乗じて先制し、後半はフェデリコ・ディ・マルコがクロスからのタップインで2-0とした。しかし、GKジャンルイジ・ドンナルンマが何度も決定的なセーブを見せ、両チームとも多くのチャンスをつくった試合だった。

ジョルジーニョは残り20分で交代したが、その時点で勝利はほぼ確定していた。これで、マテオ・コヴァチッチ率いるクロアチア、オランダ、その他1カ国とともに、来夏のファイナル4に臨むことになる。

グループA3のもう一試合では、金曜日にイタリアに敗れて降格したイングランドが、すでに決勝トーナメント進出が決定しているドイツをウェンブリーで迎え撃つ、得るものも失うものもない、いわゆる消化試合だった。しかし、両チームともこの冬のワールドカップ前の最後の試合で良い結果を残したいという気持ちが強かっただろう。

イングランドはリース・ジェイムズを右ウイングバックに起用し、ラヒーム・スターリングは3トップで先発、ドイツはカイ・ハフェルツが攻撃の先陣を切った。そして、この試合最も大きなインパクトを残したのは、代表初の一試合2得点を達成した後者の方だった。

前半は両チームとも控えめで無得点のままで終わり、後半に何が起こるかわからない展開となった。スターリングはドイツ代表GKマルク・テア・シュテーゲンに何度も阻まれ、ドイツがイルカイ・ギュンドアンのPKで先制する。そして、エリア外のやや右側でボールを受け取ったハフェルツが左足でミドルシュートをファーポストの内側に決め、2-0とする。

しかし、ホームチームが反撃に転じ、3分間で2ゴールを決め、スコアを並べる。最初のゴールは、ルーク・ショーがジェイムズのクロスに反応して、2人のウイングバックのコンビネーションから生まれた。2点目は、ベンチから入ったばかりのメイソン・マウントが、ジェイムズのパスを受けたブカヨ・サカからのアシストに反応して、ファーストタッチでボールをネットに突き刺したものだった。

さらに、VARの判定でイングランドがPKを獲得し、残り7分、ハリー・ケインがこれを決めてリードを奪った。しかし、イングランド代表GKニック・ポープがセルジュ・ニャブリのシュートを抑えきれず、こぼれ球にハフェルツが素早く反応し、87分に同点ゴールを決め、ウェンブリーでの熱戦の末、最終スコアは3-3となった。

この日、U-18イングランド代表は、スペインで開催されたコスタ・カリダ・スーパーカップの最終戦でベルギー代表と対戦し、2-1で逆転勝利し、トーナメント3試合を全勝で終えた。

チェルシーのMFレオ・カスルディンは、イングランドが71分に同点ゴールを決めた直後にベンチから投入され、その後、ヤングライオンズは後半に勝ち越し点を挙げ、同じブルーのサミュエル・ラク=サキも終盤にリードを守るために投入された。