チャンピオンズリーグ準決勝のレアル・マドリード戦ではチーム全体のトップパフォーマンスが求められると語るジェイムズだが、一方でブルーズは何も恐れることなくイスタンブールで行われる決勝への進出を目指すとも言う。

レアル・マドリードは準々決勝でリヴァプールと対戦し、ホームでの第1戦は3-1で先勝、そして昨日行われたアンフィールドでの第2戦もスコアレスドローに終わり準決勝進出を果たした。チェルシーとの対戦は1998年のスーパーカップ以来となる。過去3戦すべてが中立地での決勝戦だったこともあり、チェルシーにとってはマドリードでの試合はこれが初めてとなる。1971年のカップウィナーズカップの決勝戦、そして再試合が最も記憶に残る。

スーパーカップが行われた時僅か1歳だったジェイムズは、スペイン首都マドリードで行われる第1戦が自身のキャリアにとって重要なステップとなることを期待するジェイムズ。

「怖がっていては試合に出られない。相手の強さを認識することも大事だが、不安を前面に出すことは許されない。チェルシーも非常に良いチームで多くの強さがあるし、ここ数週間それを証明してきている。このままの調子でチームとして成長していきたい。」

彼を含め何人かの若手にとってチャンピオンズリーグのノックアウトステージでこの段階まで進むことは初めてであるが、アトレティコ・マドリードやポルト相手を破ったチェルシーはチームとしてこのような大舞台に立つための十分な戦力を持つと考える。

「トーナメントを進むにあたって、もちろん対戦相手はより強くなるし得るものも大きくなる。自分は準決勝でプレーしたことはないし他の若手選手もそうだから、多くを学べると思う。それがヨーロッパ、そしてチャンピオンズリーグでプレーすることの意味だ。このような試合の経験が豊富にある外国のチームと対戦する時、対抗できるように努力しなければならない。」

ジェイムズは2012年のチェルシーとの類似点についても認識している。新監督が就任し準々決勝でポルトガルのチームを破り、決勝の前にスペインの強敵が立ちはだかる。

厳しいトレーニング、団結力、信じること、そして少しの幸運によりロベルト・ディ・マッテオ監督率いる当時のチェルシーは成功を収めたが、ジェイムズは今シーズンも同じような特徴があるという。

「シーズン序盤は少し変だった。当時はチームが今このような状態にあるとは考えることすらできなかっただろう。だけど厳しいトレーニングによりそれが可能となった。トーナメントの後半は強敵との試合ばかりとなる。しっかりと準備をして試合開始からベストパフォーマンスを発揮できるようにしたい。」