特別インタビューのパート1で自身の好調の秘訣、改善するべきところについて話したマテオ・コヴァチッチがパート2では、自身が若い頃、フランク・ランパードがこのチームにフィットする理由を話してくれた…
クラブアカデミー卒業の若手選手が多く出場する今季、マテオ・コヴァチッチはそれよりも若い時からのその才能を発揮。
デビュー戦となったディナモ・ザグレブ戦でゴールを決めたコヴァチッチだが、16歳と198日という記録はクロアチアリーグの中で最年少得点記録となっている。17歳の誕生日を迎えてから3ヶ月後、初めてキャプテンを務めると、2ヶ月後にはチャンピオンズリーグのレアル・マドリッド戦(1-0で敗戦)でスタメン出場を果たしている。2011年の12月にリヨン相手に決めたゴールは主要大会での史上2番目の若さで決めたものとなった。
欧州の舞台でのコヴァチッチのパフォーマンスが認められ、18歳の時にはインテルに移籍。クロアチア代表としてはW杯予選のセルビア代表戦でデビュー。ルカ・モドリッチとともにCMFでプレーした。20歳となったコヴァチッチは開幕戦を含めブラジルW杯では3試合に出場。
記事:マテオ・コヴァチッチのインタビュー、パート1
21歳ではレアル・マドリッドからオファーを受け、その3年後にチェルシーに加入。レアル・マドリッドではチャンピオンズリーグを3度制覇し、リーグも1度優勝すると、2018年のW杯では準優勝を果たしている。
「手助けすることはできるけれど、若手選手は素晴らしいメンタルを持っている。だからそれほどサポートする必要はないね」と話したコヴァチッチ。
「若手選手はよくやってくれているよ。チェルシーでプレーすることでプレッシャーもあると思うが、アカデミーから考えるとこのクラブに10年間はいる」
今季見事な活躍を見せるコヴァチッチはプレミアリーグでのプレーを楽しんでいるようだ。
「デビュー戦のホームでのボーンマス戦を最初から覚えているよ。手強いチームだったしレフェリーもそれほどファールを取らない。でも今となって慣れてきたよ!タフなゲームだったね。周りの選手が素晴らしいと楽しむことができる」
今シーズンのチームでの役割をしっかりと果たしているコヴァチッチ。新たな力とともに躍進するチェルシーだが、コヴァチッチはベストを尽くしているという。
「もちろん素晴らしいよ」とランパードの下でプレーすることについて話したコヴァチッチ。
「なぜ彼が偉大な選手だったのか見ているんだ。メンタリティが素晴らしい。これが自分たちにもたらしたいものだと思う。ランパードはいつも多くのタイトルを奪ってきた」
「全選手といい関係を築けている。最高の人だよ。ジョークも好きだし、よく笑うんだ。自分にとって最高の先生だね。彼からもっと学ばないといけないし、今は彼も下でのプレーを楽しんでいるよ。いい関係性を築けている」
「今はいい感じで来ているけれど。これからタフな瞬間が来た時に試練となるね。でも自分たちはトレーニングを続けていくだけだよ。ハードに頑張っているし、ランパードが来てから4ヶ月、チェルシーというビッグクラブの一員で入れることが大切なんだ」
コヴァチッチが強調したのはトロフィーを獲得するということだった。コヴァチッチはこれまでいくつものタイトルを獲得してきたが、チェルシーではヨーロッパリーグのタイトルを獲得。バクーでの決勝では素晴らしいプレーを見せたが、現在もプレーを楽しんでいる。
「これまで達成してきたこと、達成しないといけないことについてはあまり考えないんだ。チームが何をしないといけないのかを考えているよ。これがトロフィーを獲得することなんだ」
「チェルシーは今まで多くのタイトルを獲得してきた。トロフィーを勝ち取ることが必要なんだ。そして今年は全てのタイトルを狙っていきたいね」
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