レアル・マドリードでチャンピオンズリーグを3度制覇しながら、決勝戦での出場のないマテオ・コヴァチッチは、現在怪我から復調し、土曜日の試合で自分の役割を果たすことを楽しみにしているという。

先週のレスター戦ではベンチ入りし、最終節のアストンヴィラ戦ではチェルシーの先発メンバーに復帰したコヴァチッチは、今週末ポルトで行われるマンチェスター・シティとの対戦で欧州タイトルをかけて最高の状態で臨みたいと語る。

「1か月以上ピッチを離れていたから簡単ではないが、コンディションは良い。トレーニングでもレスター戦でも調子は良かった。ヴィラ戦では疲れが出て少し精彩を欠いたけど、よくあることだと思う。」

「長く厳しいシーズンで疲れもあるけど、しっかりと休息をとってビッグマッチに備えたい。ヨーロッパのサッカーにおいて一番重要な試合だし、しっかりと準備を進めたい。」

このマンチェスター・シティとのビッグマッチは、出場できればコヴァチッチにとって特別な意味を持つ。彼は2016年から2018年まで3年連続でチャンピオンズリーグを制覇したレアル・マドリードの一員ではあったが、そのいずれの決勝戦でもピッチに立つことはなかった。

「決勝でプレーすることは自分にとって重要なことだ。もちろんマドリードで3年間プレーしたが、決勝では試合に出場できなかった。簡単ではないが、チームの一員ではあった。怪我などで試合に出られず、常にチームに貢献することが叶わなかった。しかしそれはマドリードでのことで、チェルシーでは状況は異なる。マドリードを退団した時、ベストを尽くして決勝でプレーしたいと思っていた。ありがたいことに土曜日にその決勝が待っている。最も重要なのはチームが勝つことで、誰が主役になるかは問題ではない。これまで示してきたようにチェルシーは家族のようで、チームが一番大事だ。マドリードでは自分の役割を果たした。チェルシーでのように主力としてではなかったけど、今は状況が異なる。チェルシーの一員としてチャンピオンズの決勝に進出できたことは良かったし、チェルシーのような常勝チームではトロフィーを獲得することが一番の目標だ。」

「だから決勝に進出できたことに達成感はあるがまだ何も勝ち取っていない。土曜日のビッグマッチで勝つためにベストを尽くしたい。」

しかし、過去の決勝戦で自分の役割を果たせなかったからといって、マドリードで優勝したことに対して誇りを持っていないわけではないと語るコヴァチッチ。

「チャンピオンズリーグで優勝したのだからすべてのメダルは特別なものだ。簡単に勝てるものではないし、マドリードで決勝ではプレーできなかったけど3回優勝したし、常にチームとして勝ち取ったものだった。土曜日の試合に出場できない選手がいたとしても、サッカーはチームのスポーツで勝つのも負けるのもチームだ。最終的には誰がプレーしても構わないんだ。」

「もちろん試合に出られなくて落胆するのは当然だけど、決勝ではチームとして26人全員が自分の役割を果たす必要がある。貢献度の大小はあるだろうけど、チームとして、家族として土曜日の試合ではベストを尽くしたい。」

現在のチェルシーの中で、チャンピオンズリーグ決勝に進出したことがあるのはチアゴ・シルバとコヴァチッチだけとなる。この2シーズンで大きく躍進したチェルシーは経験のなさから苦しむことはないと考える。

「何年か前は自分がチーム最年少だったけど、今は多くの若手がチームにいる。彼らがチャンピオンズリーグ決勝でプレーできることは素晴らしい。彼らは高いモチベーションを持っているし、勝ちたいだろうし、既に経験も豊富だから特にサポートする必要はないだろう。FAカップ決勝も経験しているし、チェルシーでプレーしていて2シーズン連続でトップ4入りしている。彼らには経験があるし、土曜日は一緒にベストを尽くして試合に勝ちたい。」