チェルシーにとってはボクシング・デーの試合はいつものことである。しかし、最近のボクシング・デーと異なるのは、12月28日にもリーグ戦があることだ。26日の試合から2日間でもう一試合を行うのは2015年以来のことで、その時は初戦が昼、そして2戦目は夕方に行われた。

今回ブルーズは、アーセナル戦から48時間後にアストンヴィラと対戦する。フランク・ランパードは、このような過密スケジュールはサッカーの質を下げ、プレミアリーグの魅力を損なうものだと言い、次のようにその理由を述べた。

「プレミアリーグの質を考えると非生産的で、選手たちにとってもリスクが高くなる。トップレベルのスポーツでは当然のことだ。アストンヴィラ戦は他の試合同様に生放送され、アーセナル戦はボクシング・デーに行われる。だが、マンCとの試合は日曜日となった。ヴィラ戦は火曜日でもよかったはずだ。彼らは1日の延長を求めたが、プレミアリーグとTV放送の関係でそうとはならなかった。他の上位チームは1日余分に休むことができるが、チェルシーは48時間で2試合を行わなくてはならない。フェアだとは思えないし、間違っている。選手たちも最高のプレーを見せることができないだろう。」

「誤解してほしくないが、これはアストンヴィラにとっても問題だ。だが、チェルシーが他のチームのように休むことができないのは事実だ。」

過密スケジュールにより、これら2試合で起用する選手を分けることになり、途中交代はできないだろうと言うランパード。

「ハイペースでハイレベルなプレーは期待できないだろう。プレミアリーグのクラブにはスポーツ科学者がいて、2日しか休みがない場合、90分間プレーした選手たちにトレーニングさせることは良くないことだから、リカバリーしかできない。どのクラブもプレミアリーグもそのことをわかっているはずで、TV局側に通達する必要がある。彼らにとっても最高の試合を放送する方がいいのだから。アーセナル戦後にコンディションを見て選手を入れ替えなくてはならない。各自状況は異なるから、最適なメンバーを選ぶ必要がある。」

ランパードは通常より試合間隔の短い時期が過去にもあったことを振り返るが、それは20年前にウェストハムでプレーしていた頃のことで、クリスマスとボクシング・デーに試合を行っていた1950年代までのようなではないものの、今季の過密スケジュールは過去を彷彿させるものであると言う。

「今世界最高のリーグと称賛され、ピッチ上で最高のプレーを見せているプレミアリーグだが、それに逆行しようとする人たちがいる。」

選手の入れ替えが必須となることから、今まで出場機会の少なかった選手たちにもチャンスが訪れることになる。

「出場機会が少なく苛立っている選手もいるが、彼らは高いレベルのトレーニングをこなしている。これは彼らにとってより頻繁に起用されるためのチャンスになる。チームの質が劇的に下がると言っているわけではない。チームの戦力について言っているわけではなく、競争としてフェアかどうか疑問を投じているのだ。」