プレミアリーグのトップ4争いは、7ポイントに7チームがひしめく熾烈な展開に。フランク・ランパードはチェルシーがまだ優位な立場にいるとコメントした。
バイエルン・ミュンヘン戦の大敗を受けながら、チームからはいい反応が見られたとしたランパード監督。シーズン終了までまだ長く険しい戦いが残されているチェルシー、次の相手はボーンマスだ。
試合前記者会見では、VARの改善やGKの選択などについてコメント。まずはトップ4争いについて次のように話している。
「他のチームについて言えば、マンチェスター・ユナイテッドは補強もあって、調子も上げてきている」と話すランパード。「1億5000万ポンドをかけて3人のいい補強をしたね。1月の移籍市場でも戦力を加えて、いいチームになっている」
「トッテナムもそうだ。お金を使っていい補強をした。トップ4争いに絡んでくるべきチームだが、いろいろな理由で厳しい戦いを強いられる場合もある」
ユナイテッドとスパーズが直接のライバルとなる中、他のライバルについても可能性を言及した。
「アーセナルもそうだ。あのチーム力を考えれば、もっと差は縮まっていくだろう。シェフィールド・ユナイテッドやウルヴズも自分たちの実力で存在感を放っている。まだまだライバルは多い。だからこそ自分たちのパフォーマンスに集中すべきだ」
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ゴールキーパーの選択について…
「関係性は良好だ」とケパ・アリサバラガについての質問に回答したランパード。「20人以上の選手がいて、全員が同じようにハッピーかと言われれば難しいかもしれない。選手に求めるのはプロとしての姿勢、ケパはそれを見せている」
「どんな姿勢で練習しているか、選手の運命は選手が握っている。ケパはよくやっているし、ウィリー・カバジェロもそうだ。バイエルン戦ではいいセーブも見せていた。競争があるのは確か。決断はしていかないとね」
VARシステムについて…
「主審はユナイテッド戦のマグワイアのプレーを見るべきだったし、あれもレッドカードが出るはずのプレーだった。トッテナム戦ではVARを見るまでもないプレーだったのに、動かなかった」
「モニターがあるなら使うべきだ。VARはまだ改善が必要なシステムだ。誰も満足していないだろうからね。初年度だから問題もあるだろうが、改善できる部分はすぐに動いてほしい」
「少なくともここ最近で2回、結果に直結するような判定で損をしているからね」
バイエルン戦の大敗を受けて…
「どう立て直せるかは明日次第。選手たちは練習でもよくやっているし、集中できている。フットボールなら起こりうることだ。厳しいときこそ、どう立て直せるかが肝心なんだよ」
「どんなプレーを見せてくれるか楽しみだね。問題ないとは思う。プレミアリーグで言えば、前節はいい内容だったからね」