クラスノダール相手に4-0と大勝した今夜の試合、ひと際目を引いたのはハキム・ツィエクだった。フランク・ランパードはツィエクをスタメン起用できること、そしてチェルシーの大きな戦力となることを喜んだ。

4-0

ランパードが試合後にツィエクのプレーを高く評価したのも当然で、さらにカラム・ハドソン=オドイ、トニ・リュディガー、そしてスタジアムで観戦したローマン・アブラモヴィッチについてもコメントした。

「ハキム・ツィエクはコンディションを戻すためにトレーニングを続けた。彼の本領を見れて非常に満足している。彼は質の高いプレー、そして冷静さをもたらし、さらにゴールも決めた。オランダリーグが閉幕した3月からまともに試合に出ていなかったことも考慮すると、彼のパフォーマンスは本当に素晴らしかった。」

「試合に出れなくて辛かっただろうし、負傷により開幕に間に合わなかった。だけど彼と契約した時、素晴らしい能力でアシストとゴールを供給してくれることを確信していた。今日いいプレーを沢山見せてくれたし、これからもっと良くなるだろう。彼の入団が決まったのは1月だったし、開幕から試合に出られなかったから忘れていた人もいるだろうけど、今夜彼は本来の力を発揮した。」

左サイドでスタメン出場したカラム・ハドソン=オドイが先制点を決めた

「カラムはトレーニングでも良かったからチャンスを与えた。攻撃陣の競争は激しいけど、試合数も多い。攻撃陣全員の力が必要だし、今日はそれを見せてくれた。カラム、ハキム、そしてクリスチャンがゴールを決めてくれた。それに関しては非常に満足している。ゴールが自信に繋がるだろう。それ以外にも相手ディフェンスにプレスをかけたり、1対1はうまくいかなかったけどいい部分はあった。チャンピオンズリーグで得点したことにより、これから自信を持ってプレーすることができるだろう。」

トニ・リュディガーが今シーズン初めて起用された

「リュディガーとズマのプレーにも満足している。彼らの活躍によってクリーンシートを守ることができた。トニに関して疑問点はない。ここに来てから彼のトレーニングでのプロとしての姿勢は変わっていない。守備陣5人がクリーンシートのために集中力を切らさなかったことに満足している。」

ジョルジーニョがPK失敗し、他の選手に任せるか訊かれたランパード。

「ジョルジーニョのPK成功率は、特にチェルシーでは非常に高い。彼のように多くのPKがあると、失敗することもある。自分も選手としてそういう経験をした。彼のPKについては何も問題はない。ティモもPKを得意としているのはわかっているし、他にも選手はいる。あとでみんなと話して決めるが、チェルシーには良い選手がたくさんいる。」

1万千人の観客の中にはローマン・アブラモヴィッチもいた。

「彼がいたことは知っていたし、みんなも喜んでいた。オーナーは試合に来ても来なくてもいつもチームをサポートしてくれている。彼が来てくれたのは自分やチームにとって特別なことだし、みんな彼のことをリスペクト指定る。彼にはまだ会っていない。ウォームアップの時はいなかったみたいだしね。彼の祖国でいい試合ができたし、4点を取りクリーンシートも達成した。喜んでくれるといいね。」