3-1でリーズを下し、日曜日の他チームの試合を前にリーグ首位となったことを喜ぶフランク・ランパード。
前半序盤に先制されたが、オリヴィエ・ジルーがハーフタイム前に同点弾を決め、後半にはズマが今季4点目で逆転、そしてアディショナルタイムにクリスチャン・プリシッチが駄目押しとなる3点目を決めた。
この試合はピッチ上のプレーだけでなく、9か月ぶりに2000人のファンがスタンフォードブリッジに戻り、伝統の一戦を近くから観戦した。
「ファンが戻ってきたことは良かったし、彼らの声援はチームの支えとなった」と試合を振り返るランパード。
「チームが首位になったことをファンが喜んでいるのがわかった。自分、そしてチームの仕事は、長いシーズンを通してこの調子を維持することで、更に向上していくことだ。もっとできると信じているし、これから多くの困難を乗り越えていかなくてはならない。今夜は勝利の余韻に浸るよ。ちょっと、いやたくさんワインを飲もうと思う。だけど、同時に浮かれないようにしないといけない。評価できる部分はたくさんあるけどね。好調で難敵のリーズ相手に多くのチャンスをつくり、本当にいいプレーができた。」
前半に訪れたチャンスの中には、もちろん絶好調のオリヴィエ・ジルーのものもあった。
「彼のパフォーマンスはセビーリャ戦に続けて素晴らしかった。」と称賛するランパード。
「彼は攻撃の要で、エリア内では落ち着いてゴールを決めることができる。今日はあと数ゴール決めてもおかしくなかった。選手層が厚いから毎回誰をフォワードに起用するか訊かれる。オリが出場する時は、彼を頼ることができるし、今日もそれを証明してくれた。」
ジルーと同じフランス代表のエンゴロ・カンテは体格では劣るものの、プレーでは試合をコントロールし、強敵相手に中盤でプレッシャーをかけ続けた。
「彼は何を求めても、どんなテストを課しても、物静かに驚異的なパフォーマンスを見せてくれる。リーズの中盤はよく動くから、彼にとっては難しい試合になると思っていた。チェルシーの中盤の選手たちはよくやってくれたし、エンゴロがその中心的役割を果たしてくれた。」
ハキム・ツィエクは怪我のため前半30分に途中退場となったが、交替したクリスチャン・プリシッチが素晴らしいプレーを見せた。
「ハムストリングの怪我で、今後数日様子を見る必要がある。この過密スケジュールの中で彼の怪我は残念だ。クリスチャンのプレーには満足している。怪我の期間は彼にとって難しかっただろうし、試合に出たくてフラストレーションが溜まっていただろう。セビーリャ戦で60分以上プレーし、この試合では多くのエネルギーが必要だと思ったから彼をベンチに置き、30分間出場させる予定だった。だからこの激しい試合で60分以上プレーし、サイドから中央に切り込み、ゴールを決めたことは素晴らしいことだし、これからもっと良くなっていくだろう。」