過去にも、チェルシーや他クラブで活躍した名選手たちが移籍してすぐに高い評価を得ることができず、レンタル先のチームから復帰した後に本領を発揮したケースがよくあった。

このような例からもプレミアリーグに適応するために時間が必要なのは明らかだが、加えてハフェルツは新型コロナウイルス感染症により闘病生活を送ることにもなった。

ランパードは、自身の現役時代と比べてハフェルツが受けるプレッシャーは比べものにならないと考える。

「彼らの受けるプレッシャーは比べものにならない。特にカイは移籍金が高額だったし、SNSなどでも多くの注目を集めている。自分の現役時代とは大きく異なる。外国でプレシーズンの準備もできなかった。何度も言うがカイは開幕までに5日間しかトレーニングをしていなかった。世界で最もフィジカルの厳しいプレミアリーグでは、準備なしでプレーするのは特に厳しい。」

「開幕後良いパフォーマンスを見せ好調を維持していたが、コロナにかかってしまったし、彼にとっては軽度のものではなかった。コロナに関しては、身体能力が著しく低下することがあるということを読んだことがある。今は彼がコンディションを戻せるように取り組んでいるところだ。彼に対しては、状況を踏まえた上で期待すべきだ。カイの才能は疑う余地がないし、毎日のトレーニングでもそれを見ている。プレミアリーグ、そしてチェルシーに順応する時間を与えるのが大事だ。過去にも順応できずにほかのチームに行き、戻ってきてから素晴らしい活躍を遂げた選手が何人もいた。それをカイに直接当てはめるわけではないが、このような話はチェルシーだけでなく、プレミアリーグのチームならどこにでもある。彼のことを信頼しているし、コロナのことを含めて彼には時間が必要だ。」

どの選手にとっても3日に1試合という過密スケジュールでは高いパフォーマンスを維持することが難しいと強調するランパード。

「カイが来たとき、新しいチーム作りや彼を順応させることが楽しみだった。他の選手と異なる能力を持っていてチームをより強くできると思っていたからね。監督として自分の経験から言えることは、チェルシーに入った時、人よりも多くトレーニングをした。カイは自分とは違うし、コロナのこともあったから、今やっているように多めにトレーニングする必要がある。より強くなるだろうし、まだ若いから時間を与えることが大事だ。」

今日のマンC戦後、チェルシーはFAカップでモアカムと対戦する。スケジュール通り来週末に行われるか未定だが、今のところ変更はない。どちらにせよ、この2週間は週半ばの試合はない。

「やっと個々の選手、チームとしてトレーニングをする時間ができる。プレシーズンが4週間あって、フィジカルトレーニングもできていて、新規加入選手を含めて試合のシミュレーションができていれば、いい形で開幕を迎えることができただろう。チーム全体がそれをできなかったし、新しい選手たちはもっと大変だった。だからここ2週間で今までできなかったことをやりたい。カイだけでなくチーム全体にとって良い事だろう。」