チェルシーはチャンピオンズリーグのアヤックス戦をスタンフォードブリッジで迎え撃つ。メイソン・マウントが自身のエールディビジでの経験、アムステルダムでの勝利、そしてヨーロッパの強豪クラブとの対戦について語った。

瞬く間にトップチームに昇格すると、若手選手たちはそれまでの過程を忘れてしまいがちだ。

3年前、スタンフォードブリッジで初めてトップチームの相手と対戦したメイソン・マウント。ホームにやってきた相手はオックスフォード・ユナイテッドだ。チェックトレードトロフィーでのゲームだった。当時まだ17歳のマウントは5枚のミッドフィルダーの一枚として出場。5枚の中盤の平均年齢はマウントの年齢から6歳離れていた。

2年前のこの週、マウントはフィテッセの一員としてヨーロッパリーグのSVズルテ・ワレヘム戦で90分に渡ってプレー。オランダが初のローン移籍先となったマウントはこのゲームが自身にとって2回目のスタメン出場となった。

1年前の今週、自身にとって2度目となるスタンフォードブリッジでの試合に出場した。対戦相手はチェルシー。カラバオ杯4回戦目で自身の育ったクラブと顔合わせしたマウントにとっては特別な瞬間だったことだろう。

ハロウィンの夜、マウントはダービー・カウンティが2度に渡って同点ゴールを記録したことに感銘を受けた。スコアをタイに戻したあとは自分自身もゴールに迫ったマウント。結果はチェルシーに負けを喫したものの、自身の価値を証明してみせ、チェルシーサポーターはダービー・カウンティを率いるフランク・ランパードの元でのマウントの成長に釘付けに。

今週、20歳のマウントはチェルシーのメンバーとしてヨーロッパの舞台へと舞い戻ってきた。チェルシーはチャンピオンズリーググループステージの行方を占うアヤックスとのゲームを控えている。この36カ月はマウントにとって素晴らしい冒険となった。アヤックスとの対戦はマウントのオランダでのローン移籍時代を思い起こすことになるだろう。

「当時18歳だった自分にとっては国をまたぐというのは貴重な経験になったね。それが人として自分を成長させてくれた」とチェルシー公式サイトでコメントしたマウント。「オランダは試合でのテクニカルな面でレベルが高い。だからそれが自分の試合の一部に影響を与えてくれたんだ。オランダが自分にとって初のローン移籍先となった。上手くプレーすることはとても重要なことだったね。自身にとってのキャリアの始まりのようなものだ」

「ヨーロッパリーグの舞台ではプレーしていた。ヨーロッパフットボールの経験を養うことができたよ。チャンピオンズリーグではないけれど、ヨーロッパリーグの試合でピッチに立てたことは自分にとって素晴らしいものになった。ダービー・カウンティはアウェイでラツィオと戦って、フランスではニースとワレヘムと対戦したんだ」

「チャンピオンズリーグで戦うための糧になったよ。チャンピオンズリーグでの試合はもっと緊張感があってレベルも高い。でもそれをコントロールすることができる。タフなスタートを切った後、チェルシーは立て直すことができたね。このまま勝利し続けられることを願うばかりだ」

ホームでヴァレンシアに敗北したことから立て直しを図れたことは重要なことだが、アウェイゲームでのパフォーマンスと結果はここまで印象深い。特に去年のセミファイナリストであるアヤックスを相手に1‐0で勝利を収めたことがそうだろう。アヤックス戦での勝利でチェルシーが成長していることを感じたマウント。そのゲームパフォーマンスはチェルシーがヨーロッパ最高峰であることを示した。

「自分たちが(リールと対戦するために)フランスに行った時と似ている。自分たちはやるべきことを心得ていた」とマウントが続けた。「自分たちは成長するためにもプロフェッショナルでなければならなかったんだ。アヤックスはとてもいいチームだからね。アヤックスは2試合連続3‐0で勝利を収めていた。だから難しいゲームになるのは分かっていたよ。でも、自分たちもまたいいフットボールをできると確信していた」

「チームにいる若手選手はベテランの選手の傍で成長することができた。ベテラン選手たちは自分たちを手助けしてくれている。試合をともに戦って団結力が上がった。それがロッカールームで自分たちが感じたことだ」

「今シーズンのビッグパフォーマンスに焦点を当てるとしたら、恐らく一番はアヤックス戦だろうね。アヤックスとのゲームに勝利したことで自分たちはグループステージでいい位置につけている。次の試合がどれほど大切になってくるかは分かっているよ。なぜなら、アヤックスは好調を維持しているからね。でも、自分たちはアムステルダムでのゲームと同じようなパフォーマンスができると信じている」

若手のマウントはアヤックスとの対戦にいい思い入れあるようだ。2017年9月、フィテッセがヨハン・クライフ・アレーナで2‐1と勝利したゲームをベンチで見届けていたマウント。しかしその6ヶ月後、フィテッセがアヤックスをホームで迎えた試合、マウントはピッチに立った。チームは3‐2でエリック・テン・ハフ率いるアヤックスを下してシーズンダブルを達成した。

先月、アムステルダムで行われたゲームではアヤックスのスタメンのうち7人が印象的なプレーを披露。そのため、マウントはアヤックスのクオリティに警戒を示している。アヤックスの多くの選手はここ4年間のチャンピオンズリーグを戦っており、昨シーズンにはオランダの新生たちと称された。

マウントも同じく今シーズン、チェルシーでレギュラーの座を獲得して以降賞賛を浴びてきた。そのマウントは有望な若手選手ら擁するアヤックスとのゲームを心待ちにしている。

「アウェイゲームではベンチだった。シーズンが始まってすぐの試合だったね。自分はあまり出場機会は与えられていなかったんだ。でも、二度目のアヤックス戦では先発出場を果たし、3‐2で勝利を収めることができたよ」と過去を振り返るマウント。「そのシーズン、フィテッセはホームとアウェイの両方でアヤックスを破ったんだ。だから自分にとっていい思い出となっている。対アヤックス戦はここまで3連勝だ。この記録を切らさないようにしていきたいね!」

「アヤックスはリーグ戦でも調子がいい。アヤックスとPSVの対戦はエールディビジでのビッグゲームの1つだ。自分たちはアヤックスとPSV相手に上手くやれた。シーム・デ・ヨング、マタイス・デ・リフト、ドニー・ファン・デ・ベークらのような選手たちと同じピッチに立てたことは素晴らしいことだよ。彼らがやってのけたこと、やっていること、どのように成長したのかは明白だ。自分の成長についてもそうだね」

「それぞれ違う道を選んだが、ファン・デ・ベークはアヤックスに残った。ファン・デ・ベークは非常にファンタスティックな選手だね。若手で精力的なトッププレイヤーたちと対戦できるのはいつだって嬉しいことだ」

4年前のこの週、16歳だったマウントはU18の試合で貴重なゴールをマークした。チームはアウェイのアストン・ヴィラと4‐4でドローに終わっている。そのゴールがマウントにとってユースチームでの初ゴールとなった。その後、マウントの才能は開花。マウントのサポーターたちは彼がこんなに早くチームの役割を担い、評価を得るとは思ってもいなかっただろう。

コブハムからアルンヘルムへ、チャンピオンシップからチャンピオンズリーグへとステップアップを果たしてきたマウント。アヤックスとのゲームはマウントにとってスリリングなものになるだろう。マウントの冒険は始まったばかりだ。

5th Stand(英語のみ)からチェルシーのサイン入りユニフォームを手にれるチャンスが