ボクシングデーに行われた、アーセナルとのロンドンダービーで、ここ数試合の苦しい流れを払拭したかったが、前半2-0とリードされ、ハーフタイム後すぐにそのリードを広げられてしまった。終盤タミー・エイブラハムが巻き返しの1点を決めたが、その後、ジョルジーニョがPKに失敗、この対戦カードで昨シーズン見せた、後半の逆転劇が繰り返されることはなかった。

メイソン・マウントのフリーキックがポストを直撃するもスコアレスドローのまま。リース・ジェイムズのファウルでPKを獲得したガナーズが先制し、ハーフタイム直前にフリーキックからリードを広げられた展開は、ブルーズの動きにキレが無かったことが原因だ。

ピエール=エメリク・オーバメヤンがベンチに入った代わりに、アレクサンドル・ラカゼットがセンターフォワードとしてプレーし、PKで先制点を決め、グラニト・シャカがフリーキックでリードを広げ、ブカヨ・サカが華麗なループシュートで3点目を追加した。エイブラハムのゴールは、カラム・ハドソン=オドイのクロスを受けた至近距離からのシュートだった。

この結果により、ガナーズは11月にオールド・トラフォードで1-0で勝利して以来、8試合ぶりのプレミアリーグで勝利を記録した。チェルシーにとっては、ホームでウェストハム戦の勝利を挟んだものの、この結果は、アウェーでの3連敗を意味する。

先発

フルバックのリース・ジェイムズとベン・チルウェルが、ともにケガから復帰。ジョルジーニョの代わりにマテオ・コヴァチッチが中盤に入り、セサル・アスピリクエタがベンチに戻ったことで、クリスマス前のウェストハム戦から2人の変更があった。キャプテンマークはチアゴ・シルバの腕に巻かれた。

キックオフを前に両チームには順位表の上で珍しく10位の差があった。5 位で試合を迎えたチェルシーは、勝利によって2 位に浮上するはずだった。同時に、アーセナルの最近の不調にもかかわらず、このロンドンダービーが難しい試合になることは予想可能で、まさにその通りになってしまった。

前半は長い時間まとまりのない展開になり、セットプレーでのチャンスがメインになった。

6人の変更を行ったアーセナルは、ダヴィド・ルイスとウィリアンの両方が体調不良と報じられていたため、元ブラジル人ブルーズのどちらもチームに入らなかった。ガブリエルも欠場していたが、週半ばに負傷していたマルティネッリが攻撃陣に復帰した。そのマルティネッリが開始、ベジェリンのクロスがチアゴ・シウバに当たってこぼれたところを果敢に狙った。

ゴールに迫ったブルーズ

試合開始12分、メイソン・マウントが前半もっとゴールに近付いたプレーとなったフリーキックを放ったがポストを直撃した。

クリスティアン・プリシッチが、アーセナルのディフェンス陣を切り裂きボールを運び、倒されフリーキックを獲得。マウントのシュートは、素晴らしい軌道を描き、ネットを揺らすかと思われたが、ポストに当たった。

その後、流れの中でチェルシーは、エンゴロ・カンテがボールをインターセプト、ティモ・ヴェルナーを経由してアーセナルを攻撃したが、ロブ・ホールディングがペナルティエリア内で素晴らしいディフェンスを見せ、リース・ジェイムスのクロスを受けようとしたエイブラハムがパブロ・マリのディフェンスに阻まれた。続くコーナーからは、クルト・ズマが相手より先にボールに触れたが、ヘディングをコントロールすることができなかった。

チェルシーが流れを握っていようように見えたが、前半中盤、アーセナルがチェルシーのミスをつき、ゴールに迫った。ベジェリンが送ったパスに、エミール・スミス・ロウが反応するも、足元でうまくコントロールすることができなかった。

その後、ヴェルナーがボールに触れた後、エイブラハムがシュートを放つが、再びマリがブロックした。マウントがすぐにエリアの端からシュートを放ったが、得点には繋がらず、そのすぐ後、チェルシーは失点を許すことになる。

ガナーズのゴール

前半終了13分前、キーラン・ティアニーがゴールライン付近に抜け出し、ジェイムズに倒されPKを獲得した。VARでの確認後も判定は覆らず、ラカゼットがエドゥアール・メンディを裏をかいて先制した。

43分には、カンテのファールでアーセナルが30ヤードの位置からフリーキックを得て、シャカがアーセナルファン期待通りのシュートを放ち、ゴールの上隅に突き刺した。これでチェルシーは後半、2点差を挽回しなければならない展開になった。

ハーフタイムにはコヴァチッチとヴェルナーに代えてジョルジーニョとハドソン=オドイが投入された。プリシッチが左サイドに移動し、後半開始早々は前半より良い立ち上がりとなったが、後半10分、アーセナルにハーフタイム後最初のシュートで失点を許してしまった。

サカが少し距離を置いて、右サイドからふわりと浮かせたボールがメンディの頭上を超えてファーポストに決まった。

終盤のドラマ

メンディはマルティネッリのアクロバティックなオーバーヘッドシュートをセーブし、サカのシュートもセーブした。一方ピッチ反対のゴール前では、ではチェルシーが必死にチャンスを求めていた。クロスは入っていたが、比較的楽に処理された。マウントのコーナーからチアゴ・シウバがヘディングシュートを放ち、ハドソン・オドイのクロスをエイブラハムがうまく合わせた。

チェルシーの運の無さは、メンディがパスミスでラカゼットにボールを与えた時に、さらに悪化しそうになったが、自らのミスを挽回する好セーブを見せた。エルネニーのシュートは、クロスバーに救われた。

エイブラハムの86分のゴールは、ハドソン=オドイのクロスをポストの近くで胸で合わせたが、初めオフサイドの判定が下された。しかしVARによってゴール判定が下された。その後、チアゴ・シウバがヘディングでチャンスを作ったが、あまりにも遅すぎた。

マウントがマリのファウルを受けた時には、時計の針は89分を指していた。ジョルジーニョのペナルティはレノにセーブされ失敗。3-0のビハインドからの反撃は叶わず、シーズンの初めのウェストブロム戦のようにはいかなかった。

チェルシー(4-3-3): メンディ;ジェイムズ、ズマ、チアゴ・シウバ(C)、チルウェル;コヴァチッチ(ジョルジーニョ、H-T)、カンテ(ハフェルツ74)、マウント;プリシッチ、エイブラハム、ヴェルナー(ハドソン=オドイH-T)

サブ:ケパ、アスピリクエタ、リュディガー、エメルソン、ギルモア、ジルー

得点:エイブラハム 85

警告:チアゴ・シウバ 73

アーセナル(4-2-3-1):レノ;ベジェリン(C)、ホールディング、マリ、ティアニー;エルネニー、シャカ;サカ、スミス・ロウ(ウィロック65)、マルティネリ(ペペ71)、ラカゼット(ムスタフィ90+1)

サブ:ルナルソン、セバロス、ソアレス、メイトランド=ナイルズ、ンケティア、オーバメヤン

得点:ラカゼット34ペン、シャカ44、サカ56

警告:マリ16、ティアニー83

主審:マイケル・オリバー

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