チェルシーは70分、メイソン・マウントが突破口を開くゴールを決めたが、その直後に同点ゴールを許し、ここ4試合で3度目となるホームでの勝ち点3を落としてしまった。

トーマス・トゥヘルは、4人の重要な攻撃オプションを欠いて試合に臨んだ。マウントの一撃は、エヴァートンのGKジョーダン・ピックフォードがビッグセーブを見せプレッシャーと可能性に満ちた長い時間の後にもたらされた。

この先制点で勝利が見えたが、その4分後、ジャラッド・ブランスウェイトがデビュー戦でゴールを決め1−1となってしまった。

スタメン

キックオフ前にトゥヘル監督は4人の新型コロナウイルス感染症陽性者を確認し、ブルーズは人数が減ったものの、スターティングメンバーは5日前に行われたリーズ・ユナイテッドとの試合から2人しか変わらなかった。

ティモ・ヴェルナーは陽性、カイ・ハフェルツも体調を崩していたため、欠場となった。ロメル・ルカク、カラム・ハドソン=オドイ、ベン・チルウェルも陽性で欠場している。

クリスティアン・プリシッチがトップに入り、ハキム・ツィエクが左、マウントが右ということになる。そのほかは、ルベン・ロフタス=チークが引き続き中盤でジョルジーニョとコンビを組み、エンゴロ・カンテがベンチに戻った、それ以外ブルーズのメンバーは変更なかった。

エヴァートンもまた、週末のクリスタルパレス戦から4名の選手を入れ替え、20歳のストライカー、エリス・シムズと10代のDFブラントウェイトがプレミアリーグデビューを飾った。

立ち上がりから攻める

12月中旬の穏やかな夜のロンドン南西部、過去10試合で1勝と自信を失っているマージーサイドからのビジターに対して、ホストは落ち着きを見せた。

スタンフォードブリッジの観客の半数は、リーズ戦で2本のPKを決めたジョルジーニョが、トフィーの3人のディフェンダーの間にパスを通した場面、開始6分にして先制したと確信していただろう。

このプレーでリース・ジェイムズにチャンスが回ってきた。しかし、いつものピンポイントシュートは精度を欠き、ボールはニアサイドにそれてしまった。

ゴールは遠く

ジェイムズがマウントに繋ぎ、低い弾道のシュートを放つが、これもゴール右に外れる。このプレーはプリシッチがセンターフォワードのポジションで巧みな動きで相手を引き離すことで生まれたスペースだった。

両チームともいつもの決定力を欠いたが、トゥヘル監督率いるのチームは欠場者による影響を感じさせないプレーを見せ、開始から相手ゴールを脅かした。

ツィエクは立ち上がりから生き生きとプレー、ジョンジョー・ケニーを巧みなターンでかわし、ゴールを目指し、マウントのバックヒールでそれたボールがゴール前へ送られたが、待ち構えていたピックフォードのグローブに収まってしまった。

その直後、今度はマウントがパスを出しツィエクがエヴァートンのキーパーを脅かしたがセーブされた。チェルシーのフリーキックが相次ぐも、先制点を奪うには至らなかった。

マウントに決定機

20分頃、ロフタス=チークがヘディングシュートを放った際に、痛みを訴えて倒れたときは、スタンフォードブリッジが一時騒然とし心配されたが、幸いにも、チェルシー医療チームの治療を受けてすぐに立ち上がり、再びピッチに戻った。

しかし、ブルーズのゴール前でのフィニッシュは、クリスマスシーズンのファンサービスかのようにスタンドへ飛び、ツィエクのシェッドエンドに向かって大きく外れた。巧みな攻撃も6ヤードボックス内でタイミングよくディフェンスされ、阻まれた。

後半になると ピックフォードは、この試合最大のビッグセーブを見せ、トニ・リュディガーとの鮮やかなコンビネーションプレーでチャンスを作ったマウントを防いだ。リュディガーがこの位置まで頻繁に顔を出していたことがチェルシー優勢のゲーム展開を示していた。

しかし、トフィーズもハーフタイム直前に2回の素早いカウンターアタックで自分たちの存在感を確実に示していた。そのうちの2回目は、相手の最初のシュートとなったアンソニー・ゴードンの遠目からのシュートでメンディが楽々とキャッチした。

似たような展開

前半の大半で80%以上のポゼッションと多くのシュート数を誇ったブルーズは、リスタート後もこの流れを継続したが、エヴァートンの執拗な抵抗に我々のフラストレーションも強まった。

アロンソが放ったCKから、ロフタス・チークがヘディングシュートを放ったが、これがゴールネットの上へ。

セットプレーはトフィーズのディフェンス陣にプレッシャーを与え、60分前のジェイムズのフリーキックはボックス内で危険な状態を作り出した。しかし、プリシッチがポスト前でのヘディングをミスし、セサル・アスピリクエタもゴールには至らず。無得点の状態が続いた。

待ちに待った先制点

欠場者が多く、ベンチからの選択肢は限られていた。そして、65分後の交代には多くの人の意表を突いた。サウールとロス・バークレーが投入され、プリシッチがウィングバックに下がり、サウールが前線に入った。

5分後には待望の突破口が開かれ、コブハムの練習場で何度も練習してきたことが活かされたゴールだった。

ジェイムズとマウントのアカデミー出身コンビでチャンスが生まれ、ボックス内でマウントがパスを受けた。最初の2タッチでうまくスペースを作り、次のタッチでニアポストの内側へ巧みにフィニッシュ、今回はピックフォードにセーブのチャンスを与えなかった。

これでマウントはリーグ戦4試合連続、今季7度目のゴールとなったが、またしても勝利には届かなかった。

トフィーズが同点弾

しかし、エヴァートンが意地を見せ、マウントの一撃から4分後に同点弾を決められてしまった。ゴードンがポスト後ろ深くから放ったフリーキックを、デビュー戦のブラントウェイトが決めたのだ。

トフィーズが突然勢いを取り戻し、終盤には脅威が強まった。ゴードンからの左サイドのクロスをルイス・ドビンが受けて、チャンスを生んだがチアゴ・シルバが巧みなディフェンスで阻止した。

その一方で、バークレーのコーナーからチアゴ・シウバが放った強烈なヘディングシュートを放ったがピックフォードが防ぎ、さらにリュディガーのシュートも防いで、チェルシーは勝ち点3獲得を目前としながらもここで試合終了。

結局、両チームとも勝利を手にすることはできなかったが、エヴァートンとそのサポーターは予想外の勝ち点1を喜び、トゥヘルは増え続ける問題への答えを探し求めることになった。

次の試合は?

次は日曜日の午後に行われるウルヴズへの遠征、そして来週水曜日のブレントフォードでのカラバオカップ準々決勝が控えている。

チェルシー(3-4-3)メンディ;アスピリクエタ(チャロバー 79)、チアゴ・シルバ、リュディガー;ジェイムズ、ロフタス=チーク(バークレー 65)、ジョルジーニョ(C)、アロンソ(サウール 65);ツィエク、プリシッチ、マウントサブ; アリサバラガ、ベッティネッリ、クリステンセン、サール、カンテ得点; マウント 70警告;ロフタス=チーク 45; ジョルジーニョ 59

エヴァートン(4-4-2) ピックフォード;ケニー、キーン(C)、ホルゲート、ブランスウェイト、ゴドフリー;ドゥクール、ゴメス(グバミン70);イウォビ、シムズ(ドビン62)、ゴードン(オンニャンゴ90)サブ; ベゴビッチ、ロナーガン、コールマン、アラン、グバミン得点; ブラントウェイト 74警告; ホルゲート21、ゴメス64、ドビン77

主審:マイケル・オリバー観客数 39,933人