終盤、ティモ・ヴェルナーとベン・チルウェルがゴールを決め、ブルーズは最初から最後まで激しかった試合展開の中、見事に勝ち点3を獲得した。

この結果により、今のところ順位表首位に立っているが、西ロンドンの湿った午後で勝利を取り戻すのは容易ではなかった。

チャロバーのチェルシー2点目のゴールで序盤からリード、ハーフタイム前にはリードを広げるチャンスが何度もあった。カラム・ハドソン=オドイのクロスをヴェルナーが自信たっぷりにゴールに押し込んだ。

しかし、VARによるチェックの結果、ビルドアップ時にファウルがあったとして覆され、トーマス・トゥヘルと選手たちは怒りをあらわにした。

その後、ベン・チルウェルがボックス内でティノ・リヴラメントを倒し、ジェームス・ワード・プラウズのPKで同点に追いつかれた。しかし、試合終了15分前、このサウサンプトンのキャプテンは、ジョルジーニョへの悪質なタックルで再びVARチェックを受け退場処分となった。

ヴェルナーとチルウェルにとって、事態はさらに好転した。交代で入ったロス・バークリーがセインツの深い位置にいたディフェンスを突き放したあと、ヴェルナーが至近距離からシュートを決め、さらにチルウェルのシュートはキーパーが弾き出したものの、わずかにゴールラインを超えゴールの判定、試合を決めた。

ピッチ上の選手も、スタンドのサポーターも、笑顔でインターナショナルブレイクを迎えることができそうだ。

スタメン

トゥヘル監督は、連敗の後にメンバーを入れ替え、フィールドプレーヤーの半数を変えた。その結果、水曜にトリノで行われた試合を終えたときのイレブンとよく似たラインナップになった。

チャロバーは守備に戻り、チルウェルは今季リーグ戦初のスタメンスタートとなった。ルーベン・ロフタス=チークは最近の好調ぶりが評価され、セントラル・ミッドフィルダーとして先発出場し、ヴェルナーとカラム・ハドソン=オドイはロメル・ルカクの両サイドで攻撃の幅を広げた。

メイソン・マウントは負傷から戻りベンチ入り、セインツはセオ・ウォルコットが復帰した。

チャロバーが魅せた

この日のブルーズは、2つの稀な失敗の後、緊張を解きほぐそうとスタートした。4分、アスピリクエタがサウサンプトンの左サイドバック、カイル・ウォーカー=ピーターズの背後にパスを通した。これに右サイドのヴェルナーが反応してシュートを放つが、これはアレックス・マッカーシーに防がれてしまう。

このコーナーでは何も起こらなかったが、次のコーナーでリードを奪った。アスピリクエタがボールを獲得し、チルウェルが送ったボールがロフタス=チークに渡り、ロフタス=チークのヘディングシュートがファーポストのチャロバーへ転がった。これでブリッジではリーグ戦3試合に出場して2ゴールとなり、22歳の若手にしては完璧なスタートを切った。

アスピリクエタとヴェルナーが右サイドで脅威となり、2点目を求めてキャプテンがルカクに向けてクロスを上げた。しかし、ヤン・ベドナレクのスライディングによるインターセプトで、ルカクはシュートを放つことができなかった。

試合が動き出す

15分にはチルウェルのコーナーをリュディガーがヘッドで狙った、その後、セインツは目的意識と人数を持って攻撃し、初めてメンディのゴールを脅かすことになる。ウォルコットがプラウズをボックスの端に誘い、彼のシュートはいつものように華麗だったが、わずかに枠を外れた。

ブロックされたヴェルナーのシュートは、18ヤード先のロフタス=チークに渡った。ロフタス=チークが18ヤードの距離から放った最初のボレーシュートは、正確なものだったが、右のポストのわずか上を通り過ぎていった。惜しい場面だった。

チェルシーのタンはガソリンが不足することもなく、私たちはアクセルを踏み続けた。チルウェルとマテオ・コヴァチッチが狭い場所でパスを交換し、チルウェルが切り込んでいったが、マッカーシーが足を伸ばして阻止した。まだ30分も経っていないのに、3点、4点決まっていてもおかしくない状況だった。

33分には、ウォーカー=ピーターズがボックスの奥まで侵入し、ウォルコットにクロスを上げたが、至近距離からのヘディングシュートはメンディを脅かすほどではなかった。

その後もチャンスは続いた。リュディガーは、ハーフウェイから前線へ飛び出し、ボックスに到達したルカクにリバースパスを出した。ルカクは確実にゴールを決めたが、残念ながらオフサイドフラグが立ってしまい、リュディガーの素晴らしいアシストは幻となった。

VARに翻弄される

ロフタス=チークの見事な技術でスペースを作った後、オリオル・ロメウがヴェルナーのシュートをブロックし、ハーフタイムまで残り4分となったところで、ヴェルナーはリーグ戦初ゴールを決めたかと思われた。

ハドソン-=オドイが阻まれた後チェルシーがボールを奪い返すと、ボールは左サイドライン上の彼に届いた。ハドソン-=オドイのクロスはヴェルナーに渡り、ヴェルナーはヘディングで枠の端にゴールを決めた。

残念ながら、VARチェックでは、ゴール前でアスピリクエタがウォーカー・ピーターズに反則を犯した可能性が指摘された。マーティン・アトキンソン主審はモニターを見て、ファウルと判断した。これに抗議したトゥヘルには警告が出され、アトキンソンのホイッスルが鳴ると、彼の判定にスタンフォードブリッジの観客からブーイングが起こった。

後半は、西ロンドンに降り続く雨の中、前半と同じように激しいペースで始まった。

60分過ぎ、リブラメントがボールをボックス内に運び、チルウェルのタックルを受けてボールがこぼれた。プラウズが12ヤードの距離からメンデへシュートを放った。

トゥヘルはハドソン=オドイに代えてマウントを投入すると、マウントがすぐに活躍し、クロスを放ち、チルウェルがゴールに流し込んだ。しかし、これはルカクに当たってしまい、大きく外れた。

70分にはさらに決定的なチャンスが訪れた。ルカクがモハメド・サリスを抑え、バックヒールでヴェルナーにボールを送ると、ヴェルナーにスペースを作り、そこにルカクが飛び込んだ。ルカクはウォーカー・ピーターズの内側に切り込み、シュートを放ったが、すでに左に飛び込んでいたマッカーシーがそれに対応した。

次にVARの影響を受けたのはサウサンプトンだった。ジョルジーニョが投入され、ファースト・パスを出した後、プラウズに背後から衝突されたのだ。アトキンソンは当初、イエローカードを出したが、リプレイを確認するようアドバイスを受け、レッドカードに変更した。

残り10分、ヴェルナー、チルウェル、マウントを中心とした素早い攻撃で攻め込んだ。

ロフタス=チークに代わって投入されたバークリーは、今シーズンのリーグ戦初出場にして、アスピリクエタに絶妙なパスを出し、ディフェンスを揺らした。アスピリクエタが確実にアシストし、数ヤード先にいたヴェルナーがしっかりとゴールを決めた。

10人のサウサンプトンは、ブルーズの次から次へと繰り出される攻撃に耐えることができず、89分に試合を諦めることとなった。ルカクとアスピリクエタが、マウントの低いセンタリングで大混乱に陥ったゴール前で、至近距離からバーを叩き、こぼれたボールがチルウェルに渡り、彼のボレーシュートがゴールに決まった。これはマッカーシーが弾いたが、ゴールキーパーが介入する前にボールがわずかにラインを越えていたことを映像解析が示した。

血の通った素晴らしいプレミアリーグの試合は、それにふさわしい結末を迎え、チェルシーは勝ち点3を獲得した。

チェルシー(3-4-3);メンディ;チャロバー、チアゴ・シウバ、リュディガー;アスピリクエタ(c)、ロフタス=チーク(バークリー83)、コヴァチッチ(ジョルジーニョ73)、チルウェル;ハドソン=オドイ(マウント65)、ルカク、ヴェルナーサブ; ケパ、アロンソ、クリステンセン、サウール、ハフェルツ、ツィエク

得点; チャロバー 9、ヴェルナー 84、チルウェル 89

警告; トゥヘル 43, チアゴ・シウバ 55

サウサンプトン(4-4-2);マッカーシー;リブラメント、サリス、ベドナレク、ウォーカー=ピーターズ;ウォルコット(ディアロh/t)、ロメウ、ワード=プラウズ、テラ(ジェネポ73);レドモンド、アームストロング

サブ;フォースター、リャンコ、ペロー、アームストロング、エリョヌシ、ロング、アダムス

得点;ワード・プラウズ 61 (ペン)

警告; ロメウ 34, サリス 90+1, ジェネポ 90+5

退場 ;ワード・プラウズ 77

主審 マーティン・アトキンソン

観客数 40,109人