FAカップ、チェルシーは2度ビハインドを負いながらも、後半、10分間で2ゴールを決め、準々決勝進出を決めた。

ルートンは試合開始早々、大金星を目指し、試合開始2分で、予想外のリードを奪った。コーナーからDFのリース・バークがヘディングシュートを放ち、先制。

しかし、サウール・ニゲスがチェルシーでの初ゴールを決めた時点で、予想通りの展開に戻るかのように思えた。しかし、ハーフタイムの少し前に、チャンピオンシップの相手に2度目のビハインドを負ってしまった。ハリー・コーニックがオフサイドトラップを破り、ケパとの1対1を制してゴールを決めた。

後半は優勢に試合を進めたものの、トーマス・トゥヘルによる攻撃的な選手交代で、ルートンにダブルパンチを食らわせるまで、サポーターはゴールを少し待つ必要があった。

まず、ルベン・ロフタス=チークがハッターズのバックラインを越えてボールを持ち、ティモ・ヴェルナーがマーカーを巧みに回転させながら1点返し。その10分後、同じコンビネーションから勝ち越し弾が生まれた。

ロフタス・チークが3バックから中盤に入り、ヴェルナーを右サイドに流すと、今度はヴェルナーがゴール前にボールを入れ、ロメル・ルカクがゴールに流し込んだ。

スタメン

トーマス・トゥヘルによるメンバーチェンジは9人。GKにエドゥアール・メンディに代わってケパ・アリザバラガが起用された。その前には、アントニオ・リュディガーがカラバオカップ決勝から引き続き出場し、同じくセンターバックのマラン・サールもディフェンスに入った。一方、目を引いたのは、ルベン・ロフタス=チークがセンターバックとして起用されたことだ。

左サイドには1月にレンタル移籍していたケネディが復帰し、右サイドにはカラム・ハドソン=オドイが復帰した。中盤は、サウール・ニゲスとキャプテンのジョルジーニョのペアで、まったく新しい編成となった。

週末からポジションをキープした2人目はメイソン・マウントで、3人目はウェンブリーで印象的だったロメル・ルカクがティモ・ヴェルナーとともに前線に入った。

まさかのビハインド

試合はチェルシーにとって最高の形でスタートしたとはとても言えず、最初のゴール前のプレーでビハインドを負うことになった。

ハドソン=オドイとマウントのルーズなパス、そしてルートンの希望に満ちたロングボールによって、ホームチームがコーナーを得たのである。このCKをDFのリース・バークがヘディングでゴール前に送ると、バックポストの内側で跳ね返り、ケパにセーブのチャンスを与えず、わずか2分でビハインドとなった。

タイトなケニルワース・ロードのタッチライン際に座るファンの声援を受けながら、ハッターズは左サイドにスペースを見つけ、明るいスタートを切り続けたが、その後の10分間はケパまでボールが届くことはなかった。

その時、ルートンのGKジェド・スティアがルカクより先にクロスに触れようとラインから出てきた場面で接触はなかったが倒れ、プレーに長い中断があった。足首を痛めたようで、ケパの慰めの言葉とともに担架でフィールドを去り、代役のハリー・イステッドと交代した。

この間が雰囲気を少し和らげ、チェルシーが不慣れな環境に慣れるのを助けたようだ。一方、新GKのイステッドは、ヴェルナーからの軽いプレッシャーを受けながら、バウンドしたボールを拾いに行ったとき、少し躊躇しているように見えた。

流れが変わる

最初のチャンスは20分ごろ訪れた。ルートンのルーズパスを受けたマウントが右サイドに展開し、ハドソン=オドイがクロスを上げたが、サウールのヘディングシュートはスティールに阻まれ、ゴールならず。

しかし、ルカクがポスト直撃のヘディングシュートを放つと、ステアーがこれを弾き、ブルースは勢いに乗る。

ケパを起点とした素早い攻撃は、ルートンの危険なCKの後、ヴェルナーがストライドを広げてホームディフェンダーに駆け寄り、右からボックス手前まで切り込むチャンスを得た。

ヴェルナーは2人目を抜いたところでつまずいたが、そのバトンを受けたサウールは、あまり得意でない右足で完璧なファーストシュートをゴールに突き刺した。このゴールは、17回目の出場で、クラブでの初ゴールとなった。

スコアが同じになったことで、チェルシーはチャンピオンシップの相手に対して、多くの人が最初から予想していたように、しっかりと優勢になった。サウールはボックス内でフリーになり、この試合2度目のシュートを放ったが、イステッドがニアポストで足でセーブした。その直後には、ケネディの強烈なシュートをイステットがさらに好セーブを見せ、ポストをかすめる。

しかし、ルートンのGKの経験不足は明らかで、ホームチームはしばらくの間、我慢の時間を過ごした。GKがボックス手前でバウンドするボールを拾いに行ったが届かず、ルカクに絶好のチャンスが訪れたが、ディフェンダーが何とかクリアした。

スタート地点に戻る

しかし、ハーフタイム前に再びビハインドを背負うことになる。完全に試合の流れに逆らった展開だった、リードしたままハーフタイムを迎えようと、ブルーズは人数をかけて前進した際、カウンターを受けハリー・コーニックがオフサイドラインを突破、ケパをかわしてフィニッシュした。

チェルシーはすぐに押し返そうとした。リュディガーのシュートがルカクの背中に当たりゴールに向かい、キーパーはなすすべもなかったが、クロスバーに当たった、ブルーズはそれ以上チャンスを作ることができなかった。

後半はチェルシーのプレッシャーが長く続く形で始まった、ファイナルサード付近でボールを保持し、両サイドからのクロスがクリアされた後にボールを取り戻したが、後半の早い段階でチェルシーゴールに最も近づいたのは、またしてもサウールだった。彼のロングレンジシュートは威力はあったが、イステッドに近すぎてゴールにはならなかった。

ロフタス・チークが試合に与える影響力はますます大きくなりつつあった。守備的なポジションを離れ、中盤でボールを持って闊歩し、攻撃を仕掛ける。後半10分、ルートンの11人全員が自陣のペナルティエリア内に後退してコーナーを守ったのも、チェルシーの勢いを物語っていた。

しかし、ポゼッションはしているものの、なかなかチャンスに恵まれない。そこでトゥヘルは、両ウイングバックを外してダブル交代を敢行。代わりにクリスティアン・プリシッチを右に、サウールを左に、マウントを中盤に下げ、10代のハーヴェイ・ヴェイルが攻撃に参加した。

チェルシーが巻き返す

しかし、2回目の同点ゴールは、最初からスタメン出場していた選手によってもたらされた。ヴェルナーが巧みな動きでマーカーをかわし、ボックス内でルートンディフェンスの背後を突いたのだ。このドイツ人ストライカーは、ボールをコントロールするのに時間をかけ、キーパーをかわしてゴールネットの隅に転がした。

ロフタス=チークが前に出てスペースを作り続けたこともあり、ポゼッションのバランスはチェルシーに軍配が上がったが、試合は3度目の同点となり、まさにFAカップ戦の様相を呈してきた。

ヴェルナーは試合が進むにつれてサイドで余裕を持ち始め、そのエリアからブルーズが初めて試合でリードを奪った。右サイドでの我慢強いプレーの末にティモが中に入り、サイドラインからボックス内に低いボールを入れると、ルカクがそのパワーでディフェンダーをかわし、至近距離からゴールを決めた。

残り10分前後、リードしているのは自分たち、相手は同点を目指す展開。ようやくプレーしやすいスペースが生まれ、我々はそれをうまく利用し、プレミアリーグやチャンピオンズリーグでブルーズが通常見せるような長時間のポゼッションでボールを回した。

そのため、ルートンが終盤に同点ゴールを狙い、延長戦に持ち込むことはほぼ不可能だった。ハッターズにはほとんどボールを触られることなく、快適に試合を終えることができ、FAカップ準々決勝の抽選に残ることができたのである。

次の予定は?

週末にはプレミアリーグに戻り、土曜日現地時間午後3時にターフムーアでバーンリーと対戦する。

チェルシー(3-4-3):ケパ;リュディガー、ロフタス=チーク、サール;ハドソン=オドイ(ヴェイル 63)、ジョルジーニョ(C)(ジェイムズ 76)、サウール、ケネディ(プリシッチ 63);マウント、ルカク、ヴェイルサブ:メンディ、ウィリアムズ、ホール、カンテ、コヴァチッチ、バークレー得点: サウール27、ヴェルナー68、ルカク78

ルートン(3-5-2) ステア(イステッド 14);バーク、ロッキャー、ポッツ(c);キオソ、ベリー(キャンベル 63)、オショ、メンデスゴメス(ヒルトン 76)、ベル;コーニック(ジェローム 63)、ムスクエ(スノッドグラス 76)サブ: ブリー、ネイスミス、ソープ、クラーク得点: バーク2、コーニック40

レフェリー:ピーター・バンクス

観客数: 10,140