前半、ジョルジーニョがスパーズのネットへ叩きつけたペナルティキックが決勝点となり、トーマス・トゥヘルがチェルシーの監督として初のアウェーでの勝利を手にした。

雨の日のロンドン北部、ブルーズには当然の結果ではあったが、この結果はジョゼ・モウリーニョ前監督にキャリア初のホームでのリーグ2連敗をもたらした。この結果により、チェルシーはスパーズを上回り現在リバプールと勝ち点4差の6位につけている。

ジョルジーニョは、前節での失敗から戦術に変更を加えて試合に臨んだ。ティモ・ヴェルナーの俊敏な動きがペナルティエリア内でエリック・ダイアーからファウルを引き出した。このゴールは、前半優位な試合展開だったにも関わらずなかなかチャンスが訪れないチェルシーへのご褒美のようなものであった。

スパーズは、再三のピンチを防いだキャプテンのウーゴ・ロリスに感謝することになった。

トゥヘルが監督に就任してからの3試合まだ失点をしていない。

選手起用

チェルシー監督として初勝利を挙げ、この試合に臨んだトーマス・トゥヘルは、たった1人の変更を加えただけだった。リーチ・ジェイムズが右ウイングバックでラインアップに加えられ、カルム・ハドソン=オドイが前に出てティモ・ヴェルナーと一緒に攻撃陣に加わった。タミー・エイブラハムがベンチへ下がった。

ディフェンスラインを下げたスパーズ

試合前のトゥヘルは、選手変更はフォーメーションを変えることを意味すると言っていたが、メイソン・マウントがほとんど10番の役割を担っていたため、ハドソン=オドイがヴェルナーとストライカーの役割で多かれ少なかれプレーしていたことになる。そのヴェルナーは開始10秒でロングボールをヘディングで合わせゴールを狙っていった。

これがチェルシーが先制点を奪う前もっともゴールに近付いたシーンだったが、試合は分かりやすいとしたパターンに落ち着き、ブルーズがほとんどのプレーの中心であった。

メンディが立ち上がり一度セーブしなければならない場面があった。

トッテナムは前回のブライトン戦での敗戦時の3バックから、今日は4バックに変更しており、ラインを深い位置に保っていたため、スパーズの陣地で試合を進めることができた。

ペナルティキックで先制

ポゼッションが不足していたわけではなかったが、いくつかの良いな動きがあったにもかかわらず、ゴールを脅かすことはほとんどできなかった。

チアゴ・シルバが主導権を握って、裏からのロングボールでチャンスを作ろうと試み、数分後、アスピリクエタがそれに続き、ペナルティが生まれた。

エリック・ダイアーがロングパスをカットしようとしたが、届かず、湿った芝生の上で横になりながら体勢を取り戻そうとした時、不器用にヴェルナーに足を絡めてしまい、ペナルティキックを与えてしまったのだ。

試合は前半の半分を過ぎたところで、ジョルジーニョがノーマークでボールをネットに激しく叩き込んだ。

チェルシーのハイライトは、10分後にチアゴ・シウバがボールに対して無理なストレッチをしていた時に負傷して倒れてしまった間にあった。その後シウバはアンドレアス・クリステンセンに交代した。

ハドソン=オドイとジェイムズは、右サイドでうまく連動していたが、(マウントも遅れてはいなかったが)、この二人が相手の一番の脅威になっているように見えた。ハーフタイム前に、カラムがクロスを入れたが、スパーズがポストの近くでカットした。タッチラインにいたトゥヘルは、ボールがもっと遠くに届くようにと願っていたようだがゴールは生まれなかった。

スパーズはフリーキックから久しぶりにチェルシーのボックス内にボールを入れたが、セルジュ・オーリエが競り勝ったが、ヘディングで枠を越えてしまった。時折見せるホーム側の攻撃は、ほとんどがボックス内に入る前に、あっという間に終わってしまった。負傷で欠場したハリー・ケインを欠いたことが大きく影響していただろう。

激しさを増した後半

後半開始早々、ハドソン=オドイが低いシュートを放ち、58分にはスパーズがここまで絶対に許さなかったカウンターでチャンスが訪れた。マウントがディフェンダーを引きつけ、ヴェルナーへのパスを通したが、11番が引き金を引くと、オーリエが見事に足にボールを当て、コーナーへと送った。

モウリーニョ率いるチームはなんとかピンチを逃れたが、ブルーズがプレーするためのスペースはどんどん広がっていた。トッテナムのキーパー、ロリスは、ダイアーからの高いバックパスをヘッドでクリアしたがマウントがセカンドボールを拾いプリシッチに送った。

ジョルジーニョがスパーズのディフェンスの間を抜け出したが、シュートは大きく外れてしまい、マウントがドリブルからシュートを放つと、ロリスがうまくセーブした。

試合終了まで10分、エリック・ラメラのロングシュートでメンディに見せ場が訪れ、見事にセーブ、プレミアリーグ10試合目の完封を達成した。

その後ソンがシュートを放ったが、チェルシーのバーを越え、この日一番のチャンスとなったカルロス・ヴィニシウスのファーポストに向かってヘディングシュートも決まらなかった。ホームチームが逆転を目指し終了間際押し込んだが、チェルシーのディフェンスは固く、チームにとって満足いく守りだった。

相性の良いスパーズ戦

トッテナムとの対戦は何年にもわたって有名な成功を収めてきたが、今日の結果を受けて、スパーズ戦プレミアリーグでの無敗記録は5試合にまで拡大した。また、アウェーでの連勝は2004年4月から2005年8月までの3連勝以来の快挙となった。チェルシーはトッテナムに勝った試合数が他のどのチームよりも多くこれで通算31勝となった。

次の試合は?

2試合連続でアウェーでの試合となるが、ブルースにとってはさらに遠出となる。試合は日曜日。次のプレミアリーグの試合はロンドン北部ではなく、サウス・ヨークシャーで行われる。ブレイズは現在、順位表の最下位にある。

チェルシー(3-4-1-2): メンディ;アスピリクエタ(C)、チアゴ・シルバ(クリステンセン36)、リュディガー;ジェイムズ、ジョルジーニョ、コヴァチッチ(カンテ74)、アロンソ;マウント;ハドソン=オドイ(プリシッチ65)、ヴェルナー

サブ:ケパ、チルウェル、エメルソン、ツィエク、ジルー、エイブラハム

得点:ジョルジーニョ 24PK

警告:カンテ81

トッテナム(4-2-3-1):ロリス(C);アウリエ、アルデルワイルド、ダイアー、デイヴィス;ホジベルク(ラメラ69)、シソコ;エンドゥンベレ(モウラ69)、ベルグヴィーン、ソン;ヴィニシウス

サブ:ハート、ドハーティ、タンガンガ、ロンドン、サンチェス、ウィンクス、ベイル

警告:アルデルヴァイレルド50、ホジェベリ63

主審:アンドレ・マリナー