後半シャーロットにPKから同点に追いつかれたブルーズは、PK戦の末にこの試合を落とした。

アメリカのスター、プリシッチの先制ゴール、そしてチェルシーのユニフォームを着たラヒーム・スターリングのデビュー戦は、週半ばにノースカロライナで行われた試合の主な収穫となった。

クリスチャン・プリシッチは、故郷から500マイル離れた都市で行われたプレシーズンマッチ第2戦の前半30分に先制ゴールを決めた。

ラスベガスでのプレシーズンマッチ第1戦と同様、トーマス・トゥヘル監督はチームの大半に十分な出場時間を与え、前半にピッチに立った選手たちは、うまくプレーを切り替えて流動的な攻撃を見せたが、相手のシュートがポストに嫌われ、先制点を奪われなかったのは幸いだった。

後半開始から投入されたラヒーム・スターリングは、その才能を遺憾なく発揮し、終了間際には好セーブでゴールを阻まれた。その後試合終了直前にトレボー・チャロバーのハンドでMLSの相手に同点に追いつかれた。

そしてPK戦ではコナー・ギャラガーの失敗が響き惜しくも試合に敗れた。



スタメン

エドゥアール・メンディがプレシーズン初の試合出場を果たし、米国出身のプリシッチも先発の11人に名を連ねた。週末のクラブ・アメリカ戦と今回の試合の両方でスタメン入りしたのは、チアゴ・シウバとハキム・ツィエクだけだった。ハーフタイムにはフィールドプレーヤーが総入れ替えとなった。


雷と暴風雨

1時間余り遅れてキックオフされた試合だった。選手たちがウォームアップに走り出す前に、バンク・オブ・アメリカ・スタジアムに暴風が吹き荒れ、すでに中にいた数人のファンには避難するようにとの指示が出された。

雨は降り止まなかったものの、雷はやがておさまり、試合はスタートした。

チェルシーは、立ち上がりからよくボールをキープし、最初のシュートはカラム・ハドソン=オドイが放ったが、これは枠をわずかに外れた。

枠内最初のシュートはコヴァチッチのもので、ハドソン=オドイのクロスが相手に当たりGKが処理、ツィエクのシュートが左ポストをかすめるなど、前半15分までに何回かチャンスが訪れた。

一方、守備面ではプリシッチがヤン・ソボシンスキへのタックルでイエローカードをもらい、そのあとシャーロットに最初のチャンスが訪れる。

元レスターの左サイドバックで、10年以上前にトーマス・トゥヘル監督のもとマインツにレンタル移籍していたクリスティアン・フックスがクロスを上げたが、カロル・スウィダースキがうまくヘディングシュートを放つことができず、メンディが混戦の中でボールをゴールから遠ざけた。

前半の半ばには、ヨルディ・レイナのシュートの軌道が変わり、ファーサイドのポストに弾かれた。


プリシッチの先制点

しかし、この後、黄色いユニフォームをまとったチェルシーが、ピッチを広く使って効果的なプレーを見せ始め、最初のゴールは、センターフォワードがシュートを放ったときに生まれた。バチュアイのシュートはDFに阻まれたが、こぼれ球をプリシッチが押し込んで先制点を挙げる。

その後、またもやバチュアイにチャンスが訪れるが、相手センターバックの内側に走んで放ったシュートは、クリスティヤン・カリーナが好セーブを見せた。

シャルロットはハーフタイム前に得点する機会があったが、1点差でロッカールームに戻ることになった。

後半の入れ替え

後半開始直後、交代で入った10選手の一人であるイーサン・アンパドゥがボールをゴール前に放り込んだところを相手DFが介入し、あわやオウンゴールとなったが、これはGKが何とかバーの上にクリアする。

スターリングは主に左サイドでプレーしていたが、右サイドに流れ込むこともあり、ペナルティエリアの外で倒され、フリーキックを獲得した。

しかし、前半と同様、後半半ばにシャーロットに押される時間帯があった。相手のクロスがチャロバーの足に当たって跳ね上がり、ファーポストでダニエル・リオスが詰めようとするがチャンスを活かせず、ここはなんとかメンディがセーブする。スターリングが脅威の走りを見せ、チェルシーに流れが傾き、ハフェルツはペナルティエリア内でホーム側のルーズなプレーからもう少しでゴールを決めるところだった。しかし、チェルシーのパフォーマンスは、前半よりもさらに断片的なものだった。

このような状況下で、メイソン・マウントは、土曜日の試合での決勝点に続き再びゴールを狙うが、これはニアポストでセーブされる。そしてケネディのボールに反応したギャラガーがシュートを放つが、惜しくも枠を外れた。

この時、スターリングがシュートを打てば、もっと良いシュートになっていたはずだが、交代出場した相手GKがニアポストで脚を使って弾き出した。

ペナルティーの痛み

CKからのアンドレ・シンヤシキのヘディングシュートが外れた時、シャーロットの選手とサポーターは頭を抱えたが、その後同点弾が生まれる。

アディショナルタイムに入り、チェルシーのペナルティエリア内でブライアン・ロメロがシュートを放つ。ボールはこれをブロックしようとしたチャロバーの手に当たり、PKをリオスが決めて同点とした。

試合終了のホイッスルはすぐに吹かれ、大会のルールにより決着はシュートアウトで行われることになった。

先攻のシャーロットは、5本のPKをすべて決めた。ブルーズはハフェルツ、チルウェル、スターリングが成功したが、3人目のギャラガーが失敗し勝負を決めた。

今後の予定

イングランドに戻る前に、現地時間土曜日の夜にフロリダカップでアーセナルと対戦する。その後、2022/23のキックオフまで、親善試合はイタリアでのウディネーゼとのプレシーズンマッチを残すのみとなる。

チェルシー前半(3-4-3):メンディ;ジェイムズ、チアゴ・シウバ、エメルソン;ハドソン=オドイ、ジョルジーニョ(c)、コヴァチッチ、アロンソ;ツィエク、バチュアイ、プリシッチ

チェルシー後半(3-4-3):メンディ;チャロバー、コルウィル、サール;ケネディ、ギャラガー、アンパドゥ、チルウェル;マウント、ハフェルツ、スターリング

サブ:シャーマン=ロウ、アスピリクエタ

得点者:プリシッチ 30

警告:プリシッチ17、チャロバー90+1

シャーロット前半:カーリナ;リンゼイ、コルホ、ソボシンスキ、フックス(c)、ブロニコ、ベンダー、ルイス、ゲインズ、スウィダースキ、レイナ

シャーロット後半:マークス(シスニエガ 76)、アフル(サントス 82)、ウォークス、マクーン、モラ、ジョーンズ(ヘガート 82)、マクニール(アルシバル 76)、ヨズウィアク、シンヤシキ、リオス、バルガス(ロメロ89)

得点者:リオス 90+2

観客数:52,673

主審:ロセンド・メンドーサ