チェルシーはプレシーズン、アメリカツアーの最終戦でオーランドでアーセナルに4-0で敗れた。

前半は、ガブリエル・ジェズスとマーティン・ウーデゴールのゴールで、アーセナルがキャンピング・ワールド・スタジアムで主導権を握った。

後半多くの選手を入れ替えたブルーズも反撃に出たが、ブカヨ・サカが至近距離から3点目を挙げた。

ロスタイムには、セドリとロコンガが交代で入り、前者がクロスを上げ、後者がヘディングシュートを決め、ガナーズ4点目を決めた。

結果はともかく、このアメリカン・ダービーでは、カリドゥ・クリバリが初出場し、ラヒーム・スターリングも初先発でプレシーズンの出場時間を伸ばしたことは、大きな収穫となった。

トゥヘル監督と選手たちはアメリカ遠征を終えてイギリスに戻り、あと2週間で開幕となる2022/23シーズンのプレミアリーグのキックオフへ向けて準備を進める。

スタメン

トゥヘル監督は、前回のシャーロットFC戦でベンチ入りしたラヒーム・スターリングにチェルシーでの初先発を言い渡し、また、今夏2人目の加入となったカリドゥ・クリバリは、ナポリからの移籍が決定して以来、初めてベンチ入りとなった。

エドゥアール・メンディの前には、通常の3バックではなく、リーズ・ジェイムズ、トレヴォ・チャロバー、チアゴ・シウバ、エメルソンの4バックが並んだ。

ジョルジーニョがキャプテンを務め、中盤ではコブハム出身のメイソン・マウントとコナー・ギャラガーがコンビを組み、スターリングはカイ・ハフェルツとティモ・ヴェルナーと共に攻撃の一角を担った。

スロースタート

夕方のキックオフにもかかわらず、63,811人の観客を前にした試合開始時には、ピッチはまだ30度ほどと暑さが残っていた。

アーセナルが序盤の攻防を支配しチャンスをうかがう中、湿度の高いコンディションのため、ブルーズはなかなか試合に入ることができなかった。

しかし、ラヒーム・スターリング(マン・シティ時代よりも深い位置でプレーしている)が巧みな足技で相手選手を振り切り、ティモ・ヴェルナーにパスを出すが、すぐにウィリアム・サリバに倒され、シュートまで持ち込めない。

その結果、コーナーキックからガナーズが破壊的なカウンターアタックを仕掛け、ブカヨ・サカの1対1のシュートをなんとかエドゥアール・メンディが防ぐ。

ミケル・アルテタが率いるチームは25分後に、回避できたかもしれないゴールで、この状況を打破した。トレヴォ・チャロバーがボールを失うと、アーセナルは素早くジーザスに渡し、メンディを超える見事なループシュートを決めた。

その5分後、メンディはウーデゴールのフリーキックを警戒を緩めることなくバーの上に弾いた。

ガナーズが更にリード

しかし、その直後、マルティネッリのスルーパスに反応したウーデゴールが、メンディをかわしてゴール隅にシュートを決め、2点のビハインドを背負う。

このアーセナルのゴールは、ブルーの反撃に火をつけた。まず、リース・ジェイムスがゴール前に低い弾道のクロスを放ち、次にマウントが素晴らしいシュートを放ったが、アーセナルGKアーロン・ラムズデールにはじかれた。

トレヴォ・チャロバーは、ハーフタイム直前に負傷し、マラング・サールと交代した。

ハーフタイムの大幅な入れ替え

トゥヘルはアスピリクエタ、アロンソ、コヴァチッチ、プリシッチを投入し、この試合の流れを変えようとした。

アスピリクエタがチアゴ・シウバ、サールと一緒にディフェンスに入り、より慣れた3バックに変更したため、マウントがハフェルツとプリシッチと共にさらに前へ出ることになった。

この交代が功を奏し、チェルシーは後半、前半よりもボールをキープできるようになり、マウントがシュートを放つなど、ガナーズにオーランドでの試合はまだ終わっていないと警告するかのようだった。

カリドゥのデビュー戦は過去最高の観客動員数

しかし残り20分、メンディがファインセーブを見せたものの、サカがゴールネットを揺らし、アーセナルは3-0とする。

メンディはウーデゴールとジャカのシュートを立て続けにセーブしたが、最後にはサカがゴールネットを揺らした。VARが作動していなかったため、チェルシーの選手たちの抗議の中このゴールは有効とされた。

その数分後、大きなスクリーンにアナウンスが流れ、キャンピング・ワールド・スタディに集まった観客が歴代最多の63,811人であることが明らかになった。

そして、残り15分というところで、チアゴ・シウバと交代したクーリバリがチェルシーで初めてプレーする姿を目にすることになる。

チームにとってフラストレーションの溜まる夜となったが、元ナポリ代表のクリバリはポゼッション時もしっかりと落ち着いてプレーし、ペペの4点目を阻む見事なブロックを見せるなど好印象を与えた。

今後の予定

アメリカ遠征を終え、ブルーズはロンドンに戻る。コブハムでのトレーニングを再開し、イタリアで行われるウディネーゼとのプレシーズン最終戦の後、ついにプレミアリーグ開幕戦となるエヴァートンとのアウェー戦に臨む。

チェルシー:メンディ;ジェイムズ(ハドソン=オドイ 73)、チャロバー(サール 44)、チアゴ・シウバ(クリバリ 73)、エメルソン(アロンソ h/t)、ギャラガー(コヴァチッチ h/t)、ジョルジーニョ(c)(アンパドゥ 73)、マウント(ツィエク 64)、スターリング(プリシッチ h/t)、ハフェルツ(バチュアイ 64)、ヴェルナー(アスピリクエタ h/t)。

サブ:ベッティネッリ、シャーマン=ロウ、チルウェル

警告:サール、アンパドゥ、クリバリ

アーセナル:ラムズデール(ターナー 76)、ホワイト(セドリック 76)、サリバ、ガブリエル、ジンチェンコ(タバレス h/t)、パルテイ(エレニー 76)、シャカ(メイトランド=ナイルズ 76)、サカ(マルキーニョス 76)、ウーデゴール(c)(ロコンガ 76)、マルティネッリ(ペペ 76)、ジェズス(エンケティア 57)

サブ:ベイェリン、ウォルターズ、マリ、ホールディング、ネルソン、バログン

得点者:ジェズス15、ウーデゴール35、サカ66、ロコンガ90+3

観客:6万3811人