ラヒーム・スターリングが突破口を開いたが、終盤、ザルツブルクが同点弾。グレアム・ポッターがスタンフォード・ブリッジでの初陣を勝利で飾ることはできなかった。

前半は一方的に相手を押し込んだものの、ザルツブルクのディフェンスに亀裂を入れるには時間がかかった。しかし、スターリングが後半開始早々、新天地でのCL初ゴールを見事に決めてみせた。

前半終了間際にケパが1つセーブを見せたが、それ以外はほとんどチャンスを与えなかった。しかし、75分、ノア・オカフォーがサイドからのカウンターアタックで同点に追いつき、このグループステージでチェルシーは巻き返しが必要になった。

ボールの支配率は72%で、枠内シュート数は4本、枠外が7本だった。2点目が入れば勝利が決まるはずだったが、それは叶わなかった。

スタメン

8日前に行われたチャンピオンズリーグの前試合から、グレアム・ポッター新監督は3人の選手を変更し、ディフェンスに4バックを採用した。チアゴ・シウバと共に、スキッパーのセサル・アスピリクエタがセンターバックに入り、夏に獲得したウェスレイ・フォファナとカリドゥ・クリバリはベンチスタートとなった。

左サイドバックはベン・チルウェルではなくマルク・ククレラがチョイスされ、右サイドにはリース・ジェイムズ、中盤はジョルジーニョとマテオ・コヴァチッチが入り、前線はピエール・エメリク=オーバメヤンが1人で務め、メイソン・マウントとラヒーム・スターリングが脇を固め、カイ・ハフェルツはリンク役を務めた。

ホームでACミランと引き分けた一戦から2人の選手を変更していたザルツブルクは、ストライカーのフェルナンドがウォームアップ中に負傷し、ベンジャミン・シェシュコと替わったことからさらに3人を変更となった。

キックオフの少し前に、エリザベス二世女王陛下への追悼があり、1分間の黙祷が捧げられ、チェルシーのOBが花輪を捧げた。シェッドエンドでは、ファンが横断幕や旗を掲げ、ザルツブルクのサポーターも敬意を表した。 

なかなか得点が奪えない前半

1週間前のザグレブでの敗戦により、今季チャンピオンズリーグのホーム初戦の重要性はさらに増していた。さらに、ポッター監督の初陣ということもあり、グループリーグの中でも重要かつ興味深い試合となったこの試合は、チェルシーが快調にスタートした。

100試合目の出場となったハフェルツのシュートがブロックされた後、今度はホームデビューとなったオーバメヤンがシュートを放つ。さらにマウントとハフェルツの攻撃で圧力をかけ続ける。

スターリングは左サイドのワイドなポジションを取り、オーバメヤンとハフェルツが中央で脅威を与えていたが、ジェイムズのクロスが他の選手の合間を縫ってボックス内に飛び出したものの、ゴールへの道は阻まれた。

ブルーズのファンは、退任したトーマス・トゥヘル前監督へへ歌と拍手でチャンピオンズリーグを制覇した素晴らしい一年の感謝を捧げた。

今夜のチェルシーは全員が走り、いいペースでプレーしていたにもかかわらず、30分経過しても突破口を見つけられずにいた。ジェイムズはマーカーのパブロビッチを見事に翻弄し、この状況を改善しようとしたが、彼のクロスはゴールに向かって疾走する攻撃陣には届かない。

次のジェイムズのクロスは味方が合わせたが、スターリングのシュートはDFの背中に当たった。その後、マウントがボレーシュートを放つが、大きく外れた。

ケパがセーブ

39分までかかったが、ザルツブルグは前半に一度チャンスを作った。ケパがシェシュコの低いカーブを好セーブで阻んだ。

前半終了間際、オーバメヤンのクロスに合わせたコヴァチッチのヘディングが止められ、ハンドを主張したが、VARではベルナルドの腕が自然な位置にあったと判断される。このまま両チームは同点で折り返した。 

俊敏なラヒーム

このようなゴールの兆候は前半からあったが、スターリングがザルツブルクの抵抗を破るには、後半開始からわずか3分しかかからなかった。

右サイドから再びボールが入り、今度はマウントがチャンスを作った、そして近くにいたディフェンダーに守備でオーバメヤンはボールに合わなかったが、スターリングが再び左サイドでボールを持った。スペースに余裕もあり、ワンタッチ後のシュートでフィリップ・コーンの手の届かないところにカーブをかけ、ボールはマシュー・ハーディング・エンドのファーサイドのネットに突き刺さった。

2点目を狙うポッター率いるチェルシーは、残り時間をたっぷりと残した段階ででアルマンド・ブロヤとルベン・ロフタス=チークを送り込む。コヴァチッチのパスからブロヤがゴール前に飛び込んだが、シュートは枠を外れオフサイドフラッグも立っていた。

リードが手からこぼれる

ザルツブルクのストライカー、オカフォーは、クロスが来たときにケパにヘディングで合わせた場面はシュートに力が無く防がれたが、次のゴールは彼に訪れた。

ブルーズは高い位置でボールを失ったことを悔やむことになる。チアゴ・シウバがゴール近くでスライディング・タックルをしたが、アダムを止めることができなかった。オカフォーは中央でボールを受け、ゴールに流し込んだ。

チェルシーはすぐに反撃でた。ロフタス・チークがエリア手前で大きく倒されて得たフリーキックは、ククレラがジェイムズへ向け放ったものだが、放たれたシュートは、大きく外れた。

さらに、ハキム・ツィエクがクロスを頭で合わせると、コーンがこれを阻止し、時計は90分を回った。アディショナルタイムには、ブロヤがロケットのようなシュートを放ち、あと一歩のところだったが、惜しくもクロスバーの上を通過した。

グループEの状況

ACミランがディナモ・ザグレブを3-1で破り、2試合を終えた時点で、ディナモが勝ち点3、ザルツブルクが勝ち点2、ブルースが勝ち点1で、ミランがグループ首位に立った。

次の予定は?

当初予定されていた週末のリヴァプール戦が延期となり、チェルシーにとっては代表戦を前にしたクラブサッカーの中断がさらに早まった。国内リーグは10月1日、クリスタル・パレスとの対戦で再開する。

チェルシー(3-4-2-1):ケパ;アスピリクエタ(C)(ツィエク81)、チアゴ・シウバ、ククレラ;ジェイムズ、ジョルジーニョ、コヴァチッチ(ギャラガー81)、スターリング(プリシッチ84);マウント、ハフェルツ(ロフタス=チーク66);オーバメヤン(ブロヤ66).

サブ:ベッティネッリ、チルウェル、チャロバー、フォファナ、クリバリ、チュクエメカ、ザカリア

得点:スターリング48

警告:ジェイムズ79

ザルツブルク (4-3-1-2): コーン;デディ、ベルナルド、パブロビッチ、ウルマー (c); カパルド、セイヴァルト、ケアガード (グルナドゥアト h-t); スシッチ (カメリ 70); シェシュコ (アダミュ 70), オカフォー (コイタ 85).

サブ:マントル、ウォルケ、ファンデルブレンプト、ピオトコウスキ、バイドゥ、シミック、ディアッラ。

得点:オカフォー75

警告: アダミュ 76、パブロビッチ 77、ウルマー 78、カパルド 89

レフェリー:イワン・クルズリアック(スロバキア)

観客数: 38,818