チェルシーはプレシーズンツアー初戦でクラブ・アメリカと対戦し、ティモ・ヴェルナーとメイソン・マウントのゴールで勝利を収めた。

後半から登場したティモ・ヴェルナーとマウントのゴールによってラスベガスで行われたクラブ・アメリカ戦で勝利を収めたブルーズ。

ジョルジーニョとリース・ジェイムズの鋭い動きから、ドイツ人ストライカーが至近距離でゴールを決め均衡を破ったが、すぐにメキシコのクラブに追いつかれた。

しかし、試合終了直前にマウントが華麗なシュートを決めて、勝利の女神はチェルシーに微笑んだ。

スタメン

トーマス・トゥヘル監督が選んだ先発メンバーは、コナー・ギャラガー、カイ・ハフェルツ、チアゴ・シウバを除き、6月の代表戦に参加せず、最初からプレシーズンに参加した選手で占められていた。

ベン・チルウェルは11月下旬に全治6ヶ月の膝の怪我をして以来、初めてスタメンに入り、ケネディは右サイドのウイングバックに入った。

中盤では、コナー・ギャラガーとロス・バークリーが中央のデュオを構成し、ハキム・ツィエクとカラム・ハドソン=オドイが攻撃面でカイ・ハフェルツをサポートした。新加入のラヒーム・スターリングとカリドゥ・クリバリは出場しなかった。

様子を見る序盤

8週間前のプレミアリーグ最終節から数名の選手が入れ替わったものの、FCシリーズ・クラッシュ・オブ・ネーションズ2022の開幕戦に先発したのは見慣れた顔ぶればかりだった。

トゥヘル監督はこれまでと同じで3-4-3の布陣を採用し、NFLのラスベガス・レイダースの本拠地であり、有名なストリップ地区の一角にあるアレジアント・スタジアムの広大な人工ピッチを最大限に活用した。

現地時間の土曜日夕方には、ネバダ州の谷間に激しい雷雨が予想されていたため、屋根を閉め、温度調節をすることで外の気温40度から選手たちを守ることができた。

カーニバルのような雰囲気を醸し出していたメキシコのサポーターたちであったが、ツィエクがエリア外フリーキックを放つと、ゴール裏の黄色い群衆はほとんど沈黙した。

しかし、ラス・アギラスのベテランGKギジェルモ・オチョアは37年の経験を生かし、危険を察知して低い姿勢でこれを防いだ。

ケネディのチャンス

リーガMXのキャンペーンが始まってすでに3試合、コンディションと準備の点で、クラブ・アメリカが明らかに優位に立っていた。20分ごろには、チルウェルがフルバックの位置で1対1の賢いディフェンスを強いられ、短い時間ながらチェルシーはプレッシャーを感じることになる。

そのプレーから生まれたコーナーキックのこぼれ球をケパがクリアし、その直後にケネディが右サイドで鮮やかなプレーを見せ、先制点に最も近づいた。

ケネディは、右サイドから前進し、利き足の左足で中に切り込み、惜しくもファーポストを少し外れる強烈なシュートを放った。

カイのチャンス

プレシーズンの落ち着いた雰囲気の中、両チーム徐々にチャンスが生まれ、クラブ・アメリカはティーンエイジャーのマウリシオ・レイエスがゴールに迫った。しかし、このシュートには威力も精度もなく、ケパを苦しめるには至らなかった。

その後ハフェルツにチャンスが訪れる。ギャラガーが巧みなプレーでインターセプトし、ドリブルからパスを出すと、カイがシュートを放つが、これはバーの上を超える。

そしてツィエクのフリーキックからチアゴ・シウバがヘディングシュートを放つが、交代出場したキーパー、オスカル・ヒメネスが好セーブを見せた。

ヴェルナーの本能

後半は、プリシッチ、マウント、ヴェルナーなど、チェルシーのメンバーはがらりと変わった。そしてすぐにプリシッチとマウントがGKヒメネスを脅かし、さらに後半10分、ヴェルナーが決定的な一撃を放ち、チェルシーが先制した。

ジョルジーニョが右サイドからジェイムズに絶妙のパスを送ると、ジェイムズは胸でボールをコントロールしながらペナルティエリアに向かって切り返し、ヴェルナーがタップインするという、おそらくこの試合最高のプレーになった。

ヴェルナーの最初のシュートは相手に防がれたが、こぼれ球を落ち着いてつめてスタジアムのファンを沸かせた。

クラブ・アメリカの逆襲

しかし、このリードは長くは続かず、クラブ・アメリカは5分以内に、ブルーズによるゴールで同点に追いついた。

エリアの端で何気ないプレーから、ジェイムズがマーカス・ベッティネッリに出したパスが思っていたよりも強く、ボールは芝生の上を素早く滑ってゴール裏に突き刺さったのだ。

スタジアムに集まった47,223人のファンに支えられメキシコ勢が息を吹き返す。次のチャンスはエメルソンのクロスを受けたプリシッチに訪れたが、アメリカ代表の10番はうまくヘディングできずに枠を捉えられなかった。

勝負を決めたメイソン

その後、エメルソンは守備に徹し間一髪で相手の攻撃を阻止する。そして残り7分、マウントが勝ち越しに成功する。

左サイドからマルコス・アロンソのパスを受けたマウントは、巧みなフェイクでエリア手前にスペースを作り、カーブをかけた美しいシュートをゴール隅に決めた。

このゴールは、どんな試合でも勝利に相応しいものであり、ベガスのカラーは赤や黒ではなく、青であることを証明するものだった。

今後の予定

ブルーズはアメリカ東海岸に移動し、来週親善試合でシャーロットと対戦する。

チェルシー・前半 (3-4-3): ケパ;チャロバー、チアゴ・シウバ(c)、サール;ケネディ、バークリー、ギャラガー、チルウェル;ツィエク、ハフェルツ、ハドソン=オドイ

チェルシ・後半(3-4-3):ベッティネッリ;アスピリクエタ(c)、アンパドゥ、エメルソン;ジェイムズ、マウント、ジョルジーニョ、アロンソ;プリシッチ、バチュアイ、ヴェルナー

得点者:ヴェルナー 55、マウント 83

警告:ギャラガー 35、ヴェルナー 90+2

クラブ・アメリカ(4-5-1):オチョア(ヒメネス 33);J・サンチェス、バルデス、カセレス、レイエス;アキーニオ、ドス・サントス、ダム、フィダルゴ、ラジュン;マルティン(バルデス 62)

サブ:アラウホ、フエンテス、ララ、カンポス、S・マルティネス、モレノ、R・サンチェス、ゼンデハス、R・マルティネス、ロドリゲス

得点者:ジェイムズ60(OG)

警告:ダム3、アキーニオ27


観客
:47,223