チェルシーがバーンリー戦で4-0の勝利を収めるには、後半まで待たなければならなかったが、このような展開はブルーズにとって思ったほど珍しくはない。ここでは、前半の膠着状態から一転して後半に大逆転した過去のブルースの試合を紹介しよう。

1992年のプレミアリーグ開幕以来、0-0のドローで折り返した後、後半に4得点してブルーズが大差で勝利した試合が12試合以上ある。

そのうち7つはプレミアリーグでのものだが、土曜日のバーンリーでの4-0の勝利は、プレミアリーグ時代、チェルシーのアウェーゲームでこのシナリオが実現した2回目であり、20年以上ぶりのことである。

2020年10月3日プレミアリーグ:チェルシー 4-0 クリスタルパレス

記憶に新しいところでは、昨シーズン、スタンフォードブリッジにクリスタルパレスを迎えた試合が挙げられるだろう。その時は、後半5分にプレミアリーグ100試合出場、チェルシーでは初出場のベン・チルウェルが突破口を開き、さらにクル・ズマへのセンタリングを供給してリードを広げた。そして、ジョルジーニョが4分間で2つのPKを決め、4-0でブルーズが勝利を収めた。

2019年5月29日ヨーロッパリーグ:チェルシー 4-1 アーセナル

この試合でも、後半開始早々にオリヴィエ・ジルーがバクーで古巣相手に見事なヘディングシュートを決め、得点ラッシュの狼煙を上げた。ペドロがリードを広げると、これがブルーズ最後の試合となったエデン・アザールが2ゴールを決めた。アーセナルは、アレックス・イウォビが1点を返したが、このままチェルシーが大勝しヨーロッパリーグのトロフィーを獲得した。

2014年3月8日プレミアリーグ:チェルシー 4-0 トッテナム

ロンドンのライバル、トッテナムを打ち負かすことほど楽しいことはないが、この勝利はスコアラインほど単純なものではなかった。56分、ピークを越えたと囁かれていたサミュエル・エトーが先制点を挙げた。その4分後、エトーはエリア内で倒されPKを獲得。これをアザールが決めてリードを広げた。さらに試合終了間際の3分間でデンバ・バが2点を追加し、2位以下との勝ち点差を7に広げた。

2013年2月17日FAカップ4回戦(リプレー):チェルシー 4-0 ブレントフォード

ブレントフォードはこのFAカップの試合で、すでにグリフィン・パークで引き分けに持ち込んでおり、この再試合でもハーフタイムまではスコアレスドローだった。しかし、後半に入りオスカルのシュートがポストを叩き、ブレントフォードはレフェリーがファウルを宣告したため、ゴールが取り消されるなど、展開が激しく動いた。その後オスカルとフアン・マタがそれぞれゴールを決め、さらにフランク・ランパードとジョン・テリーが至近距離から2点を追加した。

2012年1月8日FAカップ3回戦:チェルシー 4-0 ポーツマス

1年前、このFAカップの試合も再試合になるかと思われた。後半2分、マタがフローラン・マルダのクロスに反応した後も、85分まで試合は均衡を保っていたが、ラミレスが3分の間に2度ネットを揺らし、ポーツマスを引き離した。さらにフランク・ランパードがロスタイムに4点目を決め、チェルシーが勝利の女神を呼び寄せた。

201年11月3日チャンピオンズリーグ・グループステージ:チェルシー 4-1 スパルタク・モスクワ

4連勝でチャンピオンズリーグのノックアウトステージ進出を確実にしていたブルーズは、スタートで出遅れたものの、49分にニコラ・アネルカがこのシーズン欧州4試合で5点目となるゴールを決め、ディディエ・ドログバがPKで2点目を決め、勝負を決めた。さらに、ブラニスラフ・イヴァノヴィッチが後半30分に2ゴールを決め、「2ゴール」のニックネームに恥じない活躍を見せた。

2004年12月4日プレミアリーグ:チェルシー 4-0 ニューカッスル

ジョン・テリーの先制ゴールはオフサイドの判定で取り消され、チェルシーはニューカッスルの頑強なディフェンスを破るに1時間以上要した。その間にジョゼ・モウリーニョは突破口を開くために3人の交代選手を全員起用した。このうち、最後の2人が出場した3分後にランパードが至近距離から先制し、その5分後にはハーフタイムに投入したドログバがリードを広げるという采配が当たった。さらに、アリエン・ロッベンとマテヤ・ケジュマンが後半にもゴールを決め、4-0で2連勝、50年ぶりのトップリーグ制覇に向けて勝ち点8を積み上げた。

2004年5月1日プレミアリーグ:チェルシー 4-0 サウサンプトン

プレミアリーグのタイトルはすでに遠ざかっていたが、この結果によってマンチェスター・ユナイテッドを抑えて2位を確保することができた。しかし、この勝利を手にするために、ブルーズは少しの運を必要とした。1時間前に若きマーティン・クラーニがプレミアリーグデビュー戦で自軍のゴールにヘディングシュートを決めてブルーズが先制する。その後、サウサンプトンのキーパー、アンティ・ニエミがセーブした後のリバウンドからランパードが2得点し、交代出場のグレン・ジョンソン(写真)がファーストタッチで得点、チェルシーはリーグ5試合勝利なし、ホーム2試合無得点という状況に終止符を打つことができた。

2001年4月7日プレミアリーグ:ダービー・カウンティ 0-4 チェルシー

この試合長い間続いた膠着状態は、ダービーの頑強なディフェンスというより、チェルシーのシュートの精度によるものだった。ジミー・フロイド・ハッセルベインのクロスからジャンフランコ・ゾラが放った見事なボレーシュートはポストを叩き、最もゴールに近づいたが、その後それとほぼ同じコンビネーションで先制した。さらに、ハッセルバインクが自らネットを揺らし、グス・ポジェがロスタイムに2得点し、最後の6分間で大きくリードし試合を終えた。

2000年5月14日プレミアリーグ:チェルシー 4-0 ダービー・カウンティ

2シーズン続けてダービーと対戦したゾラは、同じような展開で後半に先制点を挙げた。しかし、1試合目は、ウェンブリーでのFAカップ決勝6日前のリーグ戦最終節で、ゴールは若干早く訪れた。後半2分、ゾラはディフェンスのミスを罰し先制、さらにポジェが強烈なヘディングシュートを決めて結果を安全圏にもたらした。その後、ロベルト・ディ・マッテオが決定的なゴールを決め、ノルウェー人のトーレ・アンドレ・フローがチーム得点王となるゴールを決め、プレミアリーグは幕を閉じた。

1993年4月3日プレミアリーグ:チェルシー 4-0 ミドルスブラ

ハーフタイムにブルーズの監督で1970年のFAカップ優勝者でもあるデイビット・ウェッブがチームにアドバイスを与えたことにより、前半の悲惨な状況はすぐに払拭され、後半開始から4回、すべてエリア内へのクロスから得点を挙げた。53分にはマル・ドナギー(写真)がヘディングで先制した。彼は、前の試合でもまったく同じ時間にゴールネットを揺らしたが、それまでは5年間も無得点だったのだ。その後、ジョン・スペンサーとグラハム・スチュアートが追加点を決め、21歳のダレン・バーナードが9試合目の出場でトップリーグ初ゴールを決めた。