チェルシーのレジェンド、パット・ネヴィンは、1-1の引き分けに終わった週末のバーンリー戦について心配する必要があるかを分析し、その試合で最も果敢にゴールを狙った選手について語った。

チェルシーの試合で、残念な結果に終わったものの、これほどまでに安心できたことはない。バーンリーとの試合が終わり、勝ち点1を手にしたわけだが、塵も積もれば山となると言うし、試合終了間際にそれさえも失う可能性があった。マン・シティがダービーを制したこともあり、すぐに「絶好のチャンスを失った」というコメントが寄せられたが、私にとってはその気持ちは長くは続かなかった。

しばらく座って考えてみると、パフォーマンスにはほとんど問題がないことがわかった。この試合でスピード、スキルともに優位に立っていたのはチェルシーだった。ポゼッション率は70%に達していたが、それはしばしば良いポゼッションであり、スピードで勝負し、非常に良いチャンスにつながっていた。

普通の日であれば、このようなパフォーマンスが快適な勝利につながるのだが、サッカーはときに不公平なものでもある。これまでにも、あれだけボールをキープしてもチャンスが作れずにフラストレーションが溜まることは何度もあったが、今回のプレーは確かにもっと多くのゴールを奪うに値するものだった。

言い訳のために統計を利用するというよくある方法を取らずとも、コーナー数が14対2というのは、シュート数が25対5という数字と同様に、試合のバランスを完璧に表していた。

過去2試合で2ゴールしか決めていないという反論もあるだろうが、マルメでは再び、ポゼッションを完全に支配し(73%)、シュート数では22対4と優位に立っていた。これを改善するためにできることは、ゴール前で運気を上げる以外にはほとんどないだろう。

土曜日の試合後、トーマス・トゥヘルがあまり心配していなかったのも不思議ではなく、皮肉たっぷりの反応を見せた。宝くじの2倍以上の運を持っていたタフなチームを相手に、「たった」1点しか取れなかったからといって、すべてを変えようとは思わないだろう。

長年にわたり、多くの選手がこのような状況で、最後に監督がよく使う言葉を耳にしてきただろう。「毎週このようなプレーをすれば、ほとんどの場合勝てるだろう」。そして、その言葉は正しい。

私のもうひとつの仕事であるレポーターとしてBBCなどでプレミアリーグのチェルシー以外の試合を取材する際には、少なくとも冷静な見方を心掛けている。すべてのチームを自分の目だけでなく、サポーターの目を通して見ることが大事だ。私がいつも見ているのは各チームの「もろさ」であり、それはどのチームにも多かれ少なかれ存在する。

リヴァプールは、デイビッド・モイーズ率いるウェストハムとの試合で見事な勝利を収めたが、特に後半のディフェンスには明らかな脆弱性があった。レッズの選手なら誰でも、ファン・ダイクがいなければゴールチャンスを阻止することができないと言うだろう。ファン・ダイクがいたとしても、週末には3つのゴールを奪われているし、少なくともゴールが生まれたFKは、モモ・サラーが相手にチャージを受けずに得たものだったため、議論の余地があった。

マンチェスター・ユナイテッドの弱点は議論するまでもなく、彼らはあるとき素晴らしいパフォーマンスを発揮しても、その次の週には同じようなレベルを維持できないことである。マンチェスター・シティはどうか?特に、先日のクリスタルパレス戦のように、不利な状況に陥ったときに、そこから抜け出すことのできる信頼できるストライカーがいないことが気になるところだ。

どのチームにも脆さはあるが、チェルシーにはシティと同じように、シーズン20ゴールのストライカー以外の弱みはほとんどない。さらに、戻ってきたロメル・ルカクがそれを実現する可能性が非常に高い。

自分たちのチームを冷静な目で見ることは難しいし、逆にバラ色のメガネをかけて見ることも難しいが、今、振り返ってみると、リーグ首位だからというからではなく、チェルシーは非常に良い状況にあるように感じる。確かに、勝ち点3を獲得できなかったことは痛恨の極みだが、パニックになったり、心配したり、不安になったりするような時期ではないだろう。

選手たちも自信を持っていると思う。個人としてもグループとしても、いいプレーができたときはわかるものだ。本当の意味でのプレッシャーは、今のチェルシーの選手であれば、「今週、次の試合に出られるだけの成果をあげられたか?」という1つの質問に集約されている。

これこそが、ブルーズの選手たちが直面するプレッシャーなのだ。どのチームのどの選手も同じことを感じているはずだが、他のチームでは、1、2試合おとなしくても、次の試合には問題なくスタメン入りできる。しかし、スタンフォードブリッジではそうはいかない。特にクリエイティブなプレーヤーにとっては、この状況に対処するのは難しいことだ。創造することは破壊することよりもはるかに難しいことで有名だが、すべての試合でチャンスを創出することが要求されるのは大変なことで、まさにそれが彼らに求められているのだ。

キーパーや3人のセンターバックでなければ、定期的にゴールを決めたり、得点チャンスを作ったりすることが求めらる。そして、実際にほとんどの試合でチャンスを作ることが求めらるのだ。ニューカッスル戦の後、プレミアリーグで3試合連続してゴールを決めていたベン・チルウェルが、その試合でゴールを決められなかったことが悔しいと言った瞬間がとても印象に残った。それくらいの期待を選手たちは持っており、自分自身に大きなプレッシャーをかけているのだ。

センターバックはクリーンシートに集中しなければならないため、同じプレッシャーを感じていないと私は言ったが、彼らはそのような話を誰からも聞いていないようだ。リーグ戦11試合で4失点というのは信じられないことだが、バーンリー戦ではアンドレアス・クリステンセンとチアゴ・シウバの2人があと少しでゴールを決めるところだった。

もしかしたら、彼らは今シーズン、自分たちも得点しなければならないというプレッシャーを少しは感じているのかもしれない。実際、トレヴォ・チャロバー(2点)、アンドレアス、チアゴ、トニ・リュディガー4人のCBが、これまでに合わせて5得点している。

代表戦によるブレークの後の3試合は、レスター、ユヴェントス、マンチェスター・ユナイテッドとなる。心配すべきか、興奮すべきか。私はどちらを取るかもう決めている!

11月27日のマンチェスター・ユナイテッド戦の前日には、スタンフォードブリッジ・スタジアム・ツアーが開催される。

もしこの街を訪れることがあれば、まだ若干の空きがあります。

さらにユナイテッド戦の当日は、12時から13時の間、クラブショップで最近出版した自叙伝『The AccidentalFootballer』の販売とサイン会を行います。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください!