マテオ・コヴァチッチがヨコハマタイヤ主催2019/20シーズン男子年間最優秀選手に選ばれた。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、毎年恒例の授賞式は行われず、オンラインでの発表のみとなった。シーズンの終わりを迎えファン投票が行われ、コヴァチッチが年間最優秀選手に選ばれた。
ファン投票で2019/20シーズン最も活躍した選手に選ばれたコヴァチッチには、コブハムにてトロフィーが贈呈される。昨季レアルマドリードからレンタル移籍し、今シーズン正式にチームの一員となったコヴァチッチは、中盤の要としてチームを牽引した。
激しいポジション争いや連戦によりローテーションが多かった中盤において、コヴァチッチは今シーズン47試合に出場。これを上回ったのは2選手のみだった。
さらに11月のバレンシア戦とエヴァートン戦では2週連続でゴールを決めた。
オーストリア生まれのクロアチア代表のコヴァチッチはチームメイトと絶妙な連携を見せ、中盤の中央、そしてサイドでも才能あふれる実力を発揮した。
シーズン開幕から好調を保ち、8試合中7試合でスタメンに名を連ね、ローテーションでベンチから途中出場した10月ホームでのニューカッスル戦でも相手ディフェンスの攻略に成功した。
冬になると、誰もが彼がチームにとって重要な存在であることを理解した。正確なパス、ゲームの流れを読む判断力、そして厳しいプレスで試合のテンポをコントロールし、中盤から攻め込み何度もチャンスを演出した。
シーズン序盤だけでなく、終盤もチームを支え続け、1年目に受けた批判をはね返した。2得点に加え、11月下旬のマンC戦でのエンゴロ・カンテのゴールを含む3アシストを記録した。ロックダウンによりシーズンが中断するまで、ウィリアンとメイソン・マウントに次いで最も多くチャンスを生み出した。
12月に行われたロンドンの宿敵トッテナムとの試合で大活躍し、3月のFAカップ・リヴァプール戦での負傷はチームにとって大きな損失になると思われた。
シーズンが中断したため、コヴァチッチがアキレス腱の怪我により欠場したのは1か月のみとなり、6月にリーグが再開するとスタメンに戻り、アストンヴィラ戦ではチームの勝利に貢献した。
7月初旬に怪我により数試合欠場したが、その後はかつてないほどのパフォーマンスを見せた。
シーズン終盤の6試合すべてでスタメン出場し、チームをプレミアリーグではトップ4入り、FAカップは決勝に導いた。
チェルシー年間最優秀選手賞受賞者
1967年 - ピーター・ボネッティ
1968年 - チャーリー・クック
1969年 - デイヴィッド・ウェブ
1970年 - ジョン・ホリンズ
1971年 - ジョン・ホリンズ
1972年 - デイヴィッド・ウェブ
1973年 - ピーター・オスグッド
1974年 - ゲイリー・ロック
1975年 - チャーリー・クック
1976年 - レイ・ウィルキンス
1977年 - レイ・ウィルキンス
1978年 - ミッキー・ドロイ
1979年 - トミー・ラングレー
1980年 - クライブ・ウォーカー
1981年 - ペタル・ボロタ
1982年 - マイク・フィラリー
1983年 - ジョーイ・ジョーンズ
1984年 - パット・ネヴィン
1985年 - デイヴィッド・スピーディー
1986年 - エディー・ニェジヴィエツキ
1987年 - パット・ネヴィン
1988年 - トニー・ドリゴ
1989年 - グラハム・ロバーツ
1990年 - ケン・モンコウ
1991年 - アンディ・タウンゼント
1992年 - ポール・エリオット
1993年 - フランク・シンクレア
1994年 - スティーブ・クラーク
1995年 - エルランド・ヨンセン
1996年 - ルート・フリット
1997年 - マーク・ヒューズ
1998年 - デニス・ワイズ
1999年 - ジャンフランコ・ゾラ
2000年 - デニス・ワイズ
2001年 - ジョン・テリー
2002年 - カルロ・クディチーニ
2003年 - ジャンフランコ・ゾラ
2004年 - フランク・ランパード
2005年 - フランク・ランパード
2006年 - ジョン・テリー
2007年 - マイケル・エッシェン
2008年 - ジョー・コール
2009年 - フランク・ランパード
2010年 -ディディエ・ドログバ
2011年 - ペトル・チェフ
2012年 - フアン・マタ
2013年 - フアン・マタ
2014年 - エデン・アザール
2015年 - エデン・アザール
2016年 - ウィリアン
2017年 - エデン・アザール
2018年 – エンゴロ・カンテ
2019年 - エデン・アザール
2020年 - マテオ・コヴァチッチ
その他のアワードでは、べサニー・イングランドが女子年間最優秀選手、ビリー・ギルモアがアカデミーアカデミー年間最優秀選手、フィカヨ・トモリがベストゴール賞を受賞した。