今シーズン最初のアウェー戦、そして1年半ぶりにチェルシーのサポーターが参加するリーグ戦は、首都の北に位置するエミレーツで行われる。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

チェルシーとアーセナルの対戦は、2016/17シーズン以来、リーグ・カップ戦と親善試合を合わせて20回目、1907年にトップリーグ初のロンドンダービーとなってからは204回目の対戦となる。

8月にアーセナルと対戦するのは、1984/85シーズンの開幕日以来となる。このときは、ジョン・ニールが率いる昇格したばかりのチェルシーが、満員のハイバリーで、ケリー・ディクソンのゴールにより1-1で引き分け、遠征したファンが喜びを爆発させた。

チェルシーは今月、プレシーズンのチャリティイベントとはいえ、エミレーツ・スタジアムにてアーセナルを2-1で破っており、先週末にはもう一つのロンドンのチームであるクリスタルパレスを相手に3-0の勝利を収めた。一方、アーセナルはブレントフォードに2-0で敗れた。この対戦はすでにビッグマッチであるように感じられる。

因みに、チェルシーは現在、プレミアリーグの通算勝ち点2,067で3位につけている。チェルシーは1試合多く勝っているにもかかわらず、アーセナルよりも勝ち点が5少ない。

チェルシーのニュース

トーマス・トゥヘル監督は、このシーズン2回目のダービーで引き続きポジティブな結果を出したいところだが、アーセナルはこれまで彼が苦戦した数少ないチームのひとつで、最後に勝ったのは2019年12月のことだった。

3-0で勝利した土曜日の開幕戦以来、彼はロメル・ルカクをブルーズの前線に加えるだろう。

2013年にブリッジを離れてから、ルカクは驚くほど成長した。スピードとパワー、あるいはタッチと賢さで、相手がどんなに守りを固めたとしても崩すことができる。チャンスの創出、アシスト、ゴールはここ何年も安定しており、守備面でもチームに貢献している。ルカクは生まれてからずっとクラブを愛しており、やっと少年時代の夢を実現することができるだろう。

ルカクの加入によりトゥヘルにとっても攻撃の選択肢が増え、必要に応じて2トップに変更したり、カウンター攻撃を多用したりすることができるようになった。

全体的にチームのコンディションは最高に近い状態になっている。ウェイマスとの親善試合では、プレシーズンのスタートが遅かった選手たちに貴重な時間を与えた。

中盤には、UEFAが新たに発表した2020/21シーズンの年間最優秀選手賞候補のジョルジーニョと、木曜日にコブハムで復帰したエンゴロ・カンテの2人を起用できる。

ガナーズの誤算

10年前の今夏、アーセン・ヴェンゲルは、ペル・メルテザッカー、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、ティエリー・アンリとともに、エヴァートンからミケル・アルテタをレンタルで再契約した。

昨季アーセナルの監督に就任したアルテタだったが、不調に終わりPL8位でヨーロッパ大会進出を逃した。しかし、今季はベン・ホワイト、アルバート・サンビ・ロコンガ、ヌーノ・タバレス、マルティン・ウーデゴールを獲得して状況を改善し、さらにシェフィールド・ユナイテッドからアーロン・ラムズデールを獲得すると言われている。

ブルーズの記録

先週末、クリスタルパレスに3-0で勝利した試合には、チェルシーの思い出のタイムカプセルに入るような瞬間がいくつもあった。まず、22歳のトレヴォ・チャロバーは、プレミアリーグデビュー戦でゴールを決めた24人目のブルーとなった。これまでにプレミアリーグデビューでゴールを決めたディフェンダーは、昨シーズン、ブリッジでイーグルスと対戦したベン・チルウェルだけだった。

また、マルコス・アロンソのゴールは、チェルシーにとってプレミアリーグでFKから直接決めた50本目のゴールとなった(この記録を上回るのは64ゴールのマンチェスター・ユナイテッドのみ)。アロンソの4本は、ジャンフランコ・ゾラ(12本)、フランク・ランパード(11本)、ディディエ・ドログバ(7本)に次いで、チェルシーで4番目に多い記録である。イタリアの魔術師よりも多くの得点を記録しているのは、18得点のデビッド・ベッカムだけである。