史上最長となった昨シーズンから短いオフを経て、チェルシーは月曜日にプレミアリーグ開幕戦に臨む。クラブの歴史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンがブライトンとの試合を前に過去の情報をおさらいする。

昨シーズン最後の試合からまだ36日しか経っていないが、ブルーズにとって希望に満ちた新たなシーズンが始まる。プレミアリーグ第1節の最後の試合でチェルシーは完璧なスタートをきることができるだろうか?

今シーズンの開幕戦は普段のものとは少し異なる。ヨーロッパでの試合により既に2日遅れで始まる試合は、さらに元の時間から15分遅れて現地時間午後8時15分キックオフとなる。そして先日の親善試合と異なり、ブライトンのテーマ曲『Good Old Sussex By the Sea』を合唱する観客もいない。

両クラブの監督とも就任2年目で、音楽チャートと同様に2度目の成功は難しいというジンクスがある。昨季フランク・ランパードはチームをリーグ4位、そしてカップ戦では決勝に導き、グラハム・ポッターはブライトン史上最高のリーグ15位という結果を出した。

両チームもしくはどちらかのチームが月曜日勝ち点を落とすことになるが、大幅に補強したチェルシーは過去の対戦で10試合中9勝している。

過去16シーズン、リーグ優勝したチームは初戦でつまずいたことはなく、月曜日の試合は良い兆候になるかもしれない。チェルシーは過去2度月曜日にプレミアリーグ開幕戦に臨み(2014年と2016年)、どちらも優勝を果たしている。しかしブライトンは、ビッグクラブとのリーグ初戦で5分けと敗れたことがない。

チェルシーは勝利するとプレミアリーグ通算2000ポイントに達する。この記録を達成するはマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルに次ぐ3チーム目となる。

チェルシーのニュース

チェルシーにとっては目まぐるしい夏の移籍市場となったが、このチームは既に多くの優れた選手を抱えていることを忘れてはいけない。ハキム・ツィエク、ベン・チルウェル、そしてチアゴ・シウバが当面の間出場できないことはご存じだろうが、他の新規加入選手はどのように昨季のチームに融合するだろうか?

L昨季チーム得点王のタミー・エイブラハムとオリヴィエ・ジルーは、欧州5大リーグでリオネル・メッシに次ぐ得点(34)を決めたティモ・ヴェルナーとポジション争いをすることになる。

シュトゥットガルト生まれで24歳のヴェルナーは捕食者のような嗅覚を持っており、既に先日AMEXスタジアムで行われたブライトンとの親善試合でゴールを決めている。彼は広範囲でプレーするストライカーとして、多くのプレーに関与するだろう。

若手世代を代表する選手であるカイ・ハフェルツは、プレーの質、インテリジェンス、そして様々なポジションを担うことができ、既にトレーニングでコーチ陣たちを魅了している。高身長でスピード、判断力、スキル、そして決定力があるハフェルツの加入によって、チェルシーの攻撃力は恐ろしいほどに高まった。しかし彼はそれ以外にも大きな変化をチームにもたらすだろう。

ランパードが(先日のブライトンとの親善試合のように)4-2-3-1の布陣を採用した場合、ハフェルツは中盤かトップ下でプレーするだろう。4-3-3の場合ウィンガーとしてどちらかのサイドでプレーする可能性がある。

ディフェンスの深いチームを相手にしたブルーズの忍耐強く、構造化されたプレーは、刷新された攻撃陣の創造力と決定力の恩恵を受けるだろう。また、ヴェルナーとハフェルツは、2人とも高い位置からのプレスに精通しており、低い位置からゲームを組み立てるブライトンを苦しませる可能性がある。ハフェルツはレバークーゼン時代コーナーキッカーを任されていた。昨シーズンのブルーズの弱点であったセットプレーからの攻撃が改善されることに期待したい。先日行われた親善試合では、試合終了まで気を抜いてはいけないことを改めて痛感させた。昨シーズン、ブルーズは試合終了までの10分間にペースダウンすることがよくあった。この時間帯に13失点し、勝ち点9ポイントを失ったのだ。(16失点のアストンヴィラに次いで下から2位)そのうちの1つは、元旦のブライトン戦85分の同点ゴールだったが、2週間前の親善試合でもパスカル・グロスのPKで同じように失点している。

チルウェルとチアゴ・シウバは残念ながら欠場となるが、セサル・アスピリクエタはFAカップ決勝の怪我から復帰する。

昨季リーグ再開後に10試合で5得点4アシストと大活躍したクリスチャン・プリシッチも、ウェンブリーでの負傷から戻ってくる。

安定を求めるブライトン

ブライトンは就任初年のグラハム・ポッター監督のもと昨季プレミアリーグで15位と好成績を収めたが、ゴールを奪うのに苦労した。ニール・モペイ、アーロン・コネリー、レアンドロ・トロサールに加え、ダン・バーン、アダム・ウェブスター、そしてルイス・ダンクがコンスタントに起用されている。長身DFの3人は一緒にセットプレーに参加して、逆に混乱をもたらしている。

月曜の試合、ブライトンはホセ・イスキエルド、ダヴィ・プレパー、クリスチャン・ウォルトンが欠場する。レギュラーだったMFアーロン・ムーイがチームを去り、その代わりにアダム・ララーナが加入した。ララーナにとってブルーズは相性が悪く、11回対戦して1度もゴール・アシストを決めていない。最近ではロックダウン直前のFAカップで対戦し、2-0でブルーズが勝利している。

ブライトンの右SBは1月に入団したチェルシーのアカデミー卒業生タリク・ランプティだ。

最近の傾向は改善の余地あり

チェルシーは1999年から2016年まで開幕戦で負けなしだったが、この3年では1勝2敗となっている。

ホームで開幕戦を迎えることが多いブルーズだが、去年のオールドトラフォードまではアウェーでも良いスタートを切っていた。

来週の日曜日、スタンフォードブリッジ開幕戦はリヴァプールとの試合だ。リヴァプールは開幕戦で昇格組のリーズに4-3で勝利している。

8日後にブリッジで行われるカラバオカップのブルーズの対戦相手は、9月15日(火)18時キックオフ、リバーサイドで行われるミドルスブラ対バーンズリーの試合で決まる。

背番号

クリスチャン・プリシッチは今シーズン、ウィリアンの10番を継承。その他には、フィカヨ・トモリが14番に変更、カイ・ハフェルツは29番、ハキム・ツィエクがプリシッチの22番を継ぎ、ティモ・ヴェルナーはペドロの11番を引き継いだ。新加入の3人は全員、前所属クラブと同じ番号を背負う。ベン・チルウェルはフォックス時代の3番から21番に変更、PSGでは2番だったチアゴ・シウバは空いていた6番を着用することになった。ビリー・ギルモアは23となる。

今シーズン、プレミアリーグの全選手は「No Room For Racism」(人種差別を許さない)というメッセージの入ったスリーブバッヂを着用する。

チェルシーの試合の放送予定

ブルーズの最初の3試合はSky Sportsでライブ中継される予定だったが、プレミアリーグのクラブは9月28日の全試合をリアルタイムで放映することを投票により決定した。これにより、追加で11試合のTV放送が決まり、そのうち6試合がSky Sportsで、3試合がBT Sports、BBCとアマゾン・プライムで1試合ずつ放送されることになった。

お住まいの地域でブルーズの試合のTV放送予定はプレミアリーグのウェブサイトにあるテレビガイドで確認することができます。

チェルシーTVは、5th Standアプリ、Facebook Live、公式YouTubeチャンネルで現地時間19時(日本時間火曜日午前2時)から試合前のニュースを含む3つのライブ放送をお届けします。

ブライトンvsチェルシー

キックオフ:月曜午後8時15分(日本時間火曜午前4時15分)TV放送:Sky Sports主審:クレイグ・ポーソンVAR:ケビン・フレンド

プレミアリーグ開幕戦

土曜日フラムvsアーセナル 12時30分(BT Sports)クリスタルパレスvsサウサンプトン 15時(BT Sports)リヴァプールvsリーズ 17時30分(Sky Sports)ウェストハムvsニューカッスル 20時(Sky Sports)

日曜日ウェストブロムvsレスター 午後2時 (Sky Sports)トッテナムvsエバートン 午後4時30分(Sky Sports)

月曜日シェフィールド・ユナイテッドvsウルブズ18時(Sky Sports)ブライトンvsチェルシー 20時15分(Sky Sports)

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