CLノックアウトステージでドイツ王者を迎えるチェルシー。リック・グランビルとポール・ダットンがこの一戦をプレビューしている…

チェルシー対バイエルンのCLラウンド16、1stレグがスタンフォードブリッジにて行われる。プレミアリーグを戦ったチェルシーとは対照的にバイエルンは金曜の夕方にブンデスを戦い、ロンドンでの1stレグに向けての休養と準備を進めてきた。しかしリーグの結果はチェルシーがロンドンダービーでの快勝に対し、バイエルンは土壇場のゴールでリーグ最下位のパーダーボルンに勝利している。

ランパード監督は、ロンドンダービーを前に選手ミーティングを行っており、その試合のパフォーマンスからも多くを学んだことだろう。また対戦相手についてもよく知っているはずだ。選手時代にはバイエルンとの4試合では3ゴールを記録。2012年5月に行われたCL決勝の舞台ではキャプテンを務め、PK戦でもキックを成功させている。

ドイツ勢をホームに迎えたゲームでは負け知らずのチェルシー。昨季ELの準決勝でフランクフルトと対戦した際にはPK戦までもつれたが、9試合で6勝を挙げている。

バイエルンは10月にCLグループステージ、トッテナムとの対戦でロンドンを訪れ、7-2と勝利。2016/17シーズンのエミレーツ・スタジアムで行われたCLラウンド16ではアーセナルを5-1で下した。バイエルンがイングランドで勝利したのはこの2試合のみ。

チェルシーは3大会連続ベスト16止まりで相手はバイエルンである…ただバイエルンと言えば2012年の対戦を思い出すことだろう。そして最終的にはチェルシーの勝利に終わった。

バイエルンの調子

約1ヶ月間のウィンターブレイク明けのブンデスリーガではリーグ下位のチームを相手に4試合で16ゴールを記録。しかしその調子を維持していたわけではない。

チェルシーはバイエルンとリーグタイトルを争っているライプツィヒとのゲームから希望を見出すことができる。若手の躍動、ハイプレッシングなどチェルシーと共通点の多いライプツィヒはバイエルンとスコアレスドロー。先週はラウンド16でトッテナム相手に1-0と勝利。4-3-3を多く使うライプツィヒだが前期のバイエルン戦で70%以上のボール支配率を記録されたため、5-3-2の布陣に変更。前節のパーダーボルン同様に好機を逃していた。

GKのノイアーからのビルドアップする際には、キミッヒが深い位置まで落ちてくる。このシーンでは、ライプツィヒがカウンターでチャンスを迎えるシーンもしばしば見られた。

チェルシーが1番気をつけたいのは、アルフォンソ・デイビスとベンジャミン・パヴァールが攻撃参加をし、ウィングのトーマス・ミュラーとセルジュ・ニャブリに中央で自由にプレーされることだ。ライプツィヒは特にデイビスへの対策として4-4-2に切り替えバイエルンの攻撃をシャットアウトした。

チェルシーの狙い

トッテナム戦に勝利したことでチェルシーはプレッシャーからいくらか解放されたことだろう。チェルシーの狙いとしては、ブレッシングからボールを奪い、ボールと人が動きながら少ないチャンスをものにすることだ。

バイエルンは主力CBの二クラス・ズーレとハビ・マルティネスを欠いている。チェルシーとしては両サイドバックの裏を狙いたいところだ。ライプツィヒやパーダーボルンはオフサイドに引っかかっており、そこも気をつけたいところ。

同様にMFのレオン・ゴレツカ(負傷疑惑)とティアゴ・アルカンタラが中盤でボールを多く握っている場合には、隙を見て前線に素早い攻撃を仕掛けたい。

ベストな戦いが出来れば、ペナルティエリア内のシュート数で唯一チェルシーを上回るバイエルンを倒すことができるはずだ。

バイエルンのチーム内得点王であるロベルト・レヴァンドフスキはここまで10得点を挙げ、得点王に躍り出ている。しかし昨季EL得点王のジルーは14試合で14ゴール、4アシストを記録。この2試合では効率に、戦術面では規律を保ちながらプレーすることが求められるだろう。

ここまでの両者の道のり:

チェルシー (グループ H)バレンシア(H) 負 0-1リール(A) 勝 2-1アヤックス (A)勝  1-0アヤックス 勝(H) 分 4-4バレンシア (A) 分 2-2リール (H) 勝 2-1バイエルン (グループ B)レッドスター (H) 勝 3-0トッテナム (A) 勝 7-2オリンピアコス(A)  勝 2-0オリンピアコス (H) 勝 2-0レッドスター (A) 勝 6-0トッテナム (H) 勝 3-1