今週末もリーグ戦でロンドンダービーに臨むチェルシー。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

チェルシーは今週末も土曜の夜のマジックが続くことを願っているだろう。土曜の午後5時30分の試合では4連勝中で、1月のクレイヴン・コテージの試合でもメイソン・マウントが試合時間残り12分で決勝ゴールを決めている。

トゥヘル監督が就任して以来、リーグ戦の勝ち点でチェルシーの29を上回っているのはマンチェスター・シティ(36)だけとなっている。

フルハムはスペインの豪雨の中で全力を尽くしたブルーズと異なり、2週間前のアーセナルとの1-1の引き分け以来、試合をしていなく、よりコンディションが良いのは確実だろう。

その試合が元ブルーズのスコット・パーカー監督にとってフラムでの100試合目だった。彼は就任した初戦の2019年3月の西ロンドンダービーでホームにてブルーズに2-1で敗れている。

チェルシーのニュース

チェルシーは1964年3月以来23試合、ブリッジでフラムに負けていなく、これは現在のプレミアリーグのクラブに対する最長の無敗記録である

チェルシーは水曜日にブリッジでレアルとのチャンピオンズリーグ準決勝に臨む。

この西ロンドンでのダービーに向けて、トゥヘル監督は必然的にCL準決勝第2戦を念頭に置いてチーム編成を行うだろうが、トップ4争いも佳境に入っているため注意が必要となる。

火曜日、トゥヘルは3日前のウェストハム戦と同じ11人を起用したが、セサル・アスピリクエタ、アンドレアス・クリステンセン、ティモ・ヴェルナーが後半に疲れにより動きが鈍くなっていたことを指摘した。

今週末は、これらの選手に加え出場機会の多いチルウェルを先発から外す可能性があり、カラム・ハドソン=オドイ、マルコス・アロンソ、クル・ズマ、タミー・エイブラハムなどを先発に起用する可能性もあるだろう。また、マテオ・コヴァチッチも負傷から復帰するかもしれない。

ハマーズ戦では、ブルーズのウイングバックが高い位置でプレーし、3回のオフサイド判定のうち2回は彼らが取られたものだった。先月、マンチェスター・シティがコテージで3-0の勝利を収めたときも、フラムはサイドから攻撃を抑えることができず、先制点の原因となった。

先週末には、交代出場したタミー・エイブラハムによって相手陣営をより広範囲にわたって攻めることができた。もし彼が起用されるのであれば、レアル戦での他の攻撃陣のように好機を逃さないことを示したいところだ。

また、エドゥアール・メンディがリーグ戦27試合で15回目のクリーンシートを達成したのもロンドン・スタジアムでのことで、トゥヘル監督(14試合)よりも早くクリーンシートを10回達成したプレミアリーグの監督はいない。

チェルシーはフラムよりもリーグ戦でのゴール数が2倍多いが、ブリッジでの結果にはまだ改善の余地がある。ここ3試合ホームで勝利はなく、1試合あたりの獲得ポイントは1.69となっている。

フラムのニュース

ブルーズはフラムにとって最も苦手な対戦相手であり、過去の51回の対戦では3勝しかしていない(6%)。フラムはここ5試合1分け4敗で18位となっている。

しかし、フラムは今シーズンの総勝ち点の約3分の2をアウェーで獲得しており、ブルーズは今季彼らよりもアウェーでの成績が悪い4チームのうち、サウサンプトンとウェストブロムに勝てていない。

パーカー監督は4-2-3-1のフォーメーションを好むが、最近ではアレクサンダル・ミトロヴィッチをワントップに置く5-4-1や、イヴァン・カヴァレイロとジョシュ・マジャを2トップに置く4-4-2なども採用している。

中盤の選手やウィングは、積極的に相手にプレスをかけ(ファウル数はリーグ最多でイエローカードも2番目に多い)、前線ではミトロヴィッチが一人エリアでアントニー・ロビンソンとアデモラ・ルックマンのクロスに合わせることが多い。

フラムの問題は、得点数が25でシェフィールド・ユナイテッドに次ぐワースト2位で、シュートの精度もブライトンに次ぎワースト2位、シュート数対ゴール数の比率がリーグで最も低いことだ。リードされてから(過去7回のアウェー戦ではそのうち6回)は2回だけ勝利している。

相手の決定的なチャンスの多くを阻止しているが、逆に言えば、多くのチャンスを与えてもいる。PKを含む43失点のうち、42点がエリア内からで、負ける時も僅差であることが多い。

パリ・サン=ジェルマンのフランス代表GKアルフォンス・アレオラ、リヨンのヨアヒム・アンデルセン、元ブルーズでトリノから来たDFオラ・アイナなど、フラムには他のクラブからレンタル移籍している選手が多い。

ルーベン・ロフタス=チークは古巣相手に出場することができないが、同じ2017年のタイトル獲得者であるアイナにとってブリッジに戻るのは感慨深いことだろう。驚くべきことに、アイナとMFハリソン・リードは、インターセプトの数ではエンゴロ・カンテにそれほど劣っていない。

フラムのトップリーグ残留は簡単に達成できるものではない。しかし、チェルシーも今週末、彼らポイントを与える余裕はないだろう。