今夜はスタンフォードブリッジでカラバオ杯が行われる。クラブの専門家リック・グランヴィルとポウル・ダットンがグリムズビー戦をプレビューしてくれた…

トーキングポイント

チェルシーを含め、ヨーロッパで戦うプレミア勢6チームがカラバオ杯に登場。チェルシーは今シーズン最初にウェンブリーへ辿り着くチームとなれるだろうか。対戦相手はリーグ2で9位だ。グリムズビーは2005/06シーズン以来となるリーグ杯3回戦進出。当時はトッテナムを下したものの、ニューカッスルに敗れている。

プレミア勢5チームは既に試合を終え、トッテナム、バーンリー、ニューカッスル、ノリッチ、クリスタルパレスが敗退した。

昨シーズンのリーグ杯で準優勝したチェルシーはここで負けるわけにはいかない。ブルーズはロンドン勢として初めてリーグ杯制覇を果たしたクラブであり、5度の優勝はロンドン勢最多だ。

ここ8シーズン連続でリーグ杯4回戦以上に駒を進めているチェルシー。最後に3回戦で敗れたのは2010年。3-4でニューカッスル相手に敗戦を喫した。

リーグ杯で最後にチェルシーを下した下部リーグ所属クラブは2008年のバーンリー。4回戦で激突したが、延長戦及びPK戦の末にチェルシーが敗れている。

その後は下部リーグ所属クラブ相手に11連勝中のチェルシー。合計スコアは36-10。チェルシーを90分間の戦いで最後に下したフットボールリーグ所属のクラブは1999年のハダーズフィールドだ。

ローテーションを図るチェルシー

フランク・ランパードは下部リーグ勢の恐さを知っているはずだ。リーグ2のクラブと最後に対戦したのは2014年、シュールズベリーを2-1で下している。一方で2007年1月のリーグ杯準決勝1st leg、リーグ2のウィコム戦ではランパードが途中出場するも、試合は1-1のドローに終わった。

試合に先駆け、ランパードは若手選手と出場時間の少ない選手を併用するとコメント。

2019年にはすでにクラブの歴史上、プレミアリーグ最年少スタメンを記録している。ともに10代のカラム・ハドソン=オドイ、リース・ジェイムズは出場可能。ロス・バークリー、ミシー・バチュアイ、ウィリー・カバジェロ、オリヴィエ・ジルー、ペドロ、クリスティアン・プリシッチといった面々にも出場機会があるだろう。

希望を持って試合に臨むグリムズビー

「もしもチェルシーと1,000試合戦ったら、999試合は負けるだろう」グリムズビーのマイケル・ジョリー監督はこうコメント。「ただ、自分たちにはそのうちの1回を掴み取る必要がある」

グリムズビーで唯一プレー可能なセンターバック、マシュー・ポロックは1-0で勝利したマクルズフィールド戦でベンチ入り。ルートヴィッヒ・オーマンは負傷離脱中で、ハリー・デイヴィスは出場が微妙。ルーク・ウォーターフォールは前所属のシュールズベリーでリーグ杯に出場したため、カップタイドにより出場機会がない。

ウィンガーのモーゼス・オグブは週末の試合で欠場したが、ジェイムズ・ハンソンとともにチェルシー戦で復帰が見込まれる。ハンソンはブラッドフォード時代の2015年にFA杯でチェルシー戦に出場し、4-2での勝利に貢献している。

1月のFA杯ではプレミア勢のクリスタルパレスに1-0で敗れたグリムズビー。チェルシーとグリムズビーが対戦するのは1996年のFA杯以来となる。この試合ではチェルシーが4-1で勝利している。

カラバオ杯レギュレーション

カラバオ杯では決勝戦を除き、延長戦は実施せず。交代カードは3枚までだが、決勝戦では延長戦にもつれ込んだ場合に4人目の交代が認められる。

再試合とアウェイゴールルールは適用外。前後半が終了した時点で同点の場合はPK戦で勝敗が決められる。

プレミアリーグ勢のスタジアムで開催される試合にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が適用される。

累積警告は警告を受けた大会でのみ適用される。

現地時間夜のMKドンズ vs リヴァプールが終了次第、4回戦の抽選が行われる。

チェルシー VS グリムズビー - スタッツ