休暇明けの初戦、ホームで行われるプレミアリーグでも最も待ちきれない一戦。クラブの専門家のプレビューを見ていこう…

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ウィンターブレイク明け、チェルシーは6試合のうち5試合をホームで戦う。またブルーズはここ10年で見るクラブ係数ランキングで5位、これから対戦するユナイテッドは7位、トッテナムと16位、バイエルンは3位、ウルヴズは85位、リヴァプールが14位となっている。

開幕戦で対戦した際には試合を支配した時間が多かったものの、ゴールを奪うことができなかった。

ユナイテッドがチェルシーを相手にシーズンダブルを達成すれば実に32年ぶりの出来事なる。また年明けでユナイテッドよりも勝ち点が低かったロンドンのチームはクリスタルパレスのみで、ロンドンのチーム相手にリーグ直近3試合でゴールを奪えていない。

差を広げる

レスターは引き分けのために得た勝ち点は1。ユナイテッド戦とトッテナム戦に勝利すると差を詰めることができる。

先週にシェフィールド・ユナイテッドは勝利したため、現在ブルーズとは勝ち点2差。

オールド・トラッフォードでの開幕戦ではポゼッション、シュート数、枠内シュート数で上回り、ポストに叩いたシュートの数は2倍であった。それでもカウンターアタックの餌食にあい敗戦。

今回の対戦ではユナイテッドのストライカーのマーカス・ラッシュフォードが欠場、一方のチェルシーのカラム・ハドソン=オドイ、アントニオ・リュディガーは開幕戦には出場しておらず、エンゴロ・カンテのフルの状態ではかった。そのために開幕戦とは違った結果が見られるだろう。ユナイテッドよりもセットプレーから失点が多いのは2チームしかなく、レスター戦でリュディガーは2013年4月にジョン・テリーが決めた以来となるヘディングで2ゴールを決めた。リュディガーとセサル・アスピリクエタよりも得点を決めているDFは他のクラブに5人しかない。

DFによるプレミアリーグのゴール

セサル・アスピリクエタ 2アントニオ・リュディガー 2マルコス・アロンソ 1フィカヨ・トモリ 1

シュート数と被シュート数では今季ここまで186の差がある(シュート数407本、被シュート数221本)。これはシティに続いて2番目の数字だ。

フランク・ランパードは決定力の改善を求めたが、タミー・エイブラハムのリーグ戦での13ゴールがチームにリードをもたらしてきた。それでもブルーズのチャンス決定率は低い。

プレミアリーグ得点ランキング

ジェイミー・ヴァーディ 17セルヒオ・アグエロ 16ピエール=エメリク・オーバメヤン 14ダニー・イングス 14マーカス・ラッシュフォード 14モハメド・サラー 14タミー・エイブラハム 13

スールシャールの輝き

ユナイテッドは1月の移籍市場で2人を補強。上海申花からオディオン・イガロを、スポルティング・リスボンからブルーノ・フェルナンデスをチームに加えた。イガロはワトフォードでFWとした活躍。昨シーズンは中国スーパーリーグで22ゴールを決めている(元チェルシーのオスカルよりも1ゴール多い)。

イガロの出場は微妙となっているが、最後に試合に出場したのは12月で、チームのキャンプに加わるまで個人でトレーニングを行なっていたようだ。

フェルナンデスは2週間前のウルヴズ戦でデビュー。セットプレーも担当し、シュートを放つなどチャンスを多く作った。

ホーム&アウェイ

チェルシーとユナイテッドはホームとアウェイそれぞれの成績が10位となっている。またチェルシーはホームよりもアウェイでの勝ち点が多いクラブの3つのうちの1つ。一方でユナイテッドはアウェイでの勝ち点がホームの2分の1となっている。

アウェイではユナイテッドは11ゴールのうち5ゴールが後半に生まれたもので、一方のチェルシーがホームで許したゴールの3分の2は後半に生まれている。

過密日程

ユナイテッドはこの試合からわずかに3日後にブルッヘと1stレグを戦う。その1週間後にはホームで2ndレグだ。アーセナルとウルヴズも決勝トーナメントに進出しており、チャンピンズリーグはこの週には行われない。

このラウンドを勝ち進むと、ユナイテッドは5週間で11試合を戦うことに。チェルシーは5週間で9試合だ。

ウィンターブレイクが終了

ウィンターブレイク明けの初戦となるが、26年前にも同様のブレイクがあり、当時はQPRと対戦した。

26年前の試合ではストライカーのマーク・ステインが7試合連続でゴールを記録。また13ヶ月前にトッテナムに勝利して以来となるアウェイでの勝利を掴みとった。

2010年には雪のためにユナイテッドとチェルシーの一戦は延期。

今回のウィンターブレイクでチームの戦術理解などを深めることができただろう。